子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。

1週間がはじまります

nagata
やってきました、月曜日。
sugano
嵐の1週間がはじまります。
nagata
宿題を揃え、お弁当をつくり、
体操着を持たせ、
忘れ物ないか、遅刻するよ、を連発し。
sugano
子どもを送り出したらこちらの時間!
nagata
今日もこのコーナーからまいりましょう。

勝ち抜き、アホ自慢!

先日長男が
「俺って、生まれてからもうそろそろ
 3ねんくらい経った?」
と聞いてきました‥‥。
「今年で8歳だよ!」と言ったら
「やべー、やべー!
 俺、ちょうやべーー!」と大うけ。
(kaba)
nagata_sugano
わははははは。
注射が大の苦手の次男が小1のころ、
インフルエンザに罹り、病院へ。
先生が「点滴をしましょう」と言ったのを聞き、
「その針を貸してください、
 ぼく、自分で刺します」と言い放ちました。
即座に却下されましたが。
(にゃんずママ)
nagata
人に刺されるくらいならね。
sugano
敬語で冷静さを装ってるねんな。
昨日のことです。
小4の三男のお友だちが水風船セットと
着替え一式を持って遊びに来ました。
「え? もう10月だよ、風邪引かへんかな」
その後の展開を予測した母の心配に
「だいじょーぶだいじょーぶ」と
2リットルのペットボトルに
ぬるま湯をつめて出かけた二人。
1時間後、案の定、びちょぬれで笑いながら
「さぶーっ」と帰宅。すぐさま
お風呂へ直行させ暖かい物を飲ませました。
半袖しか持ってこなかったお友だちに
上着とタオルを貸してあげ、
三男がついて行って上着とタオルを
返してもらって帰ってくる
ということになりました。
5分後、三男が
「○○がパンツ落としてたから
 回収してきた〜」と帰宅。
母「えーっ、それで上着とタオルは?」
三男「え? タオル? もらってないで」
母「しょうがないなー、
  じゃあパンツ届けるついでにもらってきて」
わかったー、と再度濡れたパンツを
ぶらさげて走っていった三男。5分後。
「○○がなぁ、タオルは渡したでって言うから
 『?』と思って帰ってたら
 オレが落としたタオルが
 道にあったから回収してきた〜」
結構人通りのある道なんですが‥‥
なんで落としてもまったく気がつかないの?!
そして落ちているパンツやタオルを
無事回収する三男よ!
まことに男子というのは興味深い生き物です。
(三人男子のかあちゃん)
nagata
「三男がついて行って上着とタオルを
返してもらって帰ってくる」
という記述あたりから
なにか起こるな、という予感が
ひしひしと。
sugano
ひぃぃ、おかしい、おなかいたい。
男子はいつもあたまの2割しか動いてなくて、
あとは「気もそぞろでよそ見」か
「めんどくせぇ」でできている。
自分の子供の頃のことなんですが、
夕方、母に言いつけられて
洗濯物を取り込んでました。
洗濯バサミを見てふと思いました。
「あ、これで口を挟んで寝たら
 鼻で息するようになるかもしれない!」
アレルギー持ちでいつも夜寝るときに
口を開けて寝るのが嫌だったので
そう思いつき、口に装着。
そのとき、テレビで
『キャンディキャンディ』の再放送が始まって、
「鼻ペチャ」を洗濯バサミで挟む彼女の姿に
「同時にしたら鼻も高くなる!」
とひらめいて、鼻にも装着。
試してから、息ができないことに気づきました。
「小学校3年生にもなったのに、こんなことが
 なんで一緒にできると思ったんだろう‥‥」
としばし呆然としました。
今でも夕暮れに洗濯バサミを見ると
あの時の呆然とした感覚が戻ってきます。
(普段はしっかり者の姉)
sugano
実際にやってみたところがすごいです。
nagata
息ができない前に、痛くなかったのか。
sugano
ビューティーに邁進する
おしゃま女子にとって、
洗濯バサミの痛みくらい。
北京五輪の頃、当時小2だった息子は
スイミングの選手クラスで頑張ってました。
とある大会で得意の平泳ぎに出場したのですが、
結果は自己ベストどころか散々なタイムに。
レース後、私「お腹でも痛かったの?」、
息子「おっかしいなー?
   ぼく、勇気を持って
   ゆっくり泳いだんだけどね」
この少し前、尊敬する北島康介選手が
2大会連続の金メダルを獲得してました。
決勝前、北島選手の師匠の平井コーチが
「勇気を持ってゆっくり泳げ」
と助言したという話をテレビで知った息子、
「とっておきの作戦」として、
レース本番で実行したようです。
私、思わず「アホ!」息子「何も言えねえ〜」
次の背泳ぎのレースでは、
ターンのタイミングが合わずに
プールの壁に思いっきり後頭部強打。
それを見て、奴には北島選手を真似する前に
すべきことが星の数程あると痛感した母でした。
(すなみん)
nagata
すべきことが星の数!
sugano
子は印象的なとこしか真似せんな。
うちの息子がまだ幼稚園児だった頃。
洗面所の鏡の前でしきりに変顔をしている。
不思議に思って、
「何してるの?」と、
そっと聞いてみたところ、
「あのねぇ、オレが寝ている時
どんな顔してるのか、見たいと思って!」
なるほど。
なんてファンタジーの世界に生きてるんだ!
(加賀百万石)
nagata
うわはははは。
sugano
ツボ? ツボなん?
以前、ある博物館に勤務していました。
そこには展示室の他に
昔のおもちゃや衣装、生活の道具などを
体験できるスペースが設けてあり、
畳敷きの広間の真ん中には囲炉裏もありました。
この囲炉裏、火は赤くゆらゆらする
ライトなのですが灰やマキは本物。
場所がら小学生の来館も多く、
みなさん見慣れない囲炉裏を
「本当に燃えてる?!」「熱い?!」と
興味しんしんでのぞきこんでいました。
‥‥で、年に数名いらっしゃるんです、
火が本物か見ようとして
囲炉裏に転げ落ちる男子小学生。
(なぜか女子は落ちない)
落ちた瞬間もうもうと舞い上がる真っ白い灰、
「○○君が燃えてる!」と騒ぐ男子、
叫び声をあげる先生、泣き出す女子‥‥。
一気に阿鼻叫喚の地獄絵図です。
正直、こちらとしては
「お、今年2人目だなー」とか
その程度の大変さだったのですが、
灰で頭から爪先まで真っ白になり
呆然としていた本人は
さぞかし肝を冷やしたことでしょう。
本人には髪や服の灰をはらい顔を洗ってもらい、
同級生にはお掃除を手伝ってもらい。
灰まみれだった男子も畳も元通りになり、
最終的にはみなさん笑顔でお帰りになります。
どうかよい思い出になっていますように。
(もふ)
sugano
頭から爪先まで灰一色になることが
アホ自慢の思い出と戒めになりますので、
かなりいい制度だと思います。
nagata
制度ではない。
しかし、遠足や社会見学に
「笑いばなし」が加わるのは
いいもんだ。
4年生の甥っ子が、風邪をひいたようで
昨日耳鼻科に行ってきました。
「先生何て言ってた?」と聞くと、
「鼻水が詰まってるから
 口でばっかり息しちゃって、
 それで口からばい菌が入って
 のどにくっついてるんだって。
 だから喉も痛いんだって。
 すごい予想だよね!」と。
し・ん・だ・ん!
(momoringo02)
sugano
わははははは。
nagata
スガノはこれがツボか。
男の子はアホ路線、女の子はおしゃま路線。
我が家の2歳違い兄妹も例外ではなく、
幼稚園の頃の息子が
「今はおしりとうんことおしっこの
 3種類が好き」のアホ宣言やら、
「ソフトクリーム描く時の最初のところは
 巻きぐそと一緒」の
アホ分析の世界にひたっている時に、娘は、
「大きくなったらパン屋さんになる。
 お姫様が終わったらね」
と転職をも含めた将来の展望を
力強く語っていましたっけ。
(底なし本舗)
nagata
絵に描いたようにすばらしい兄妹ですね。
sugano
どんどん投稿お待ちしていますよ。
次はお姫様たちにもっともっと
出てきていただきましょう。

おしゃま女子

姉夫妻と兄夫妻と、それぞれこどもも連れて、
手作りピザパーティーを開きました。
勝手のわからない義兄が
何もしないで座ってたら、3歳の姪っ子が
「ほらそこ!
 ちゃんとお手伝いしなきゃダメでしょ!」と。
女の子ってみんな小さなママですね。
(義兄に娘はいないので、びっくりしてました)
nagata
お兄さんかわいそう。
sugano
肝が冷えたことでしょう。
私が小学校に入る前のことです。
ランドセルを買ってもらうことになり、
とてもワクワクしていました。
多分自分なりに
いろいろ考えたんだとは思いますが、
「まず黒いランドセルを使って、
 ○○(弟)が小学校に入る時にそれをあげて、
 私は赤いランドセルを使う!」と。
今でもよく覚えています。
当時はこんないい考えをなぜ採用して
くれないんだろうって思っていました。
今思えばチョー自己中。
弟が覚えてなくてよかった。
(今はアラフォー)
sugano
いいんです、自己中心で。
nagata
お姫様ってわかってるから。
かつて姉は小学校中学年くらいの頃、
無知な妹(私)を
ちょくちょく騙して遊んでいました。
手書きの新聞を毎週発行して
10円で売りつけたり、
いらない漫画の付録を
「なかなか手に入らない一品」と称して
5円で売りつけたり‥‥。
なかでも私が忘れられない嘘がコレです。
姉「あのね、○○(私の名前)、
  パシリって可愛い妹って意味なんだよ。
  だから○○は私のパシリだよ」
当時から姉が大好きな私はその言葉に大喜び。
中学生になって友達に教えてもらうまで
「パシリ」という称号を
誇らしく思っていました。
大学生になった今でも姉の命令には逆らえません。
(飛行機)
nagata
なかなか手に入らない一品、なんて
よく思いつくなぁ!
sugano
妹、素直すぎてかわいいです。
運動会の日の朝、
小4の娘が書いた、メモが台所に。
「レハチレ
 レハキュレ
 レハキュチレ×2
 レキュチレ
 バチョク」
これは運動会のお弁当にもっていく
サンドイッチのサンドする順番の
リクエストメモなのでした。
ちなみに、レタス、ハム、チーズ、
キュウリ、バナナ、チョコ、クリームの略です。
運動会で食べるサンドイッチが
最高においしいのだそうです。
(ももよん)
sugano
熱意が感じられる。
nagata
「順列組合せ」みたいになってるね。
sugano
語感もいい。
nagata
レキュチレ!
sugano
バチョク!
現在妊娠7ヶ月の私。
3歳の娘は大きいお腹に興味深々。
昨日も寝ながら「おなかみせて!」と言うので
ぺろっと出した所、
なぜか「えい!」と強く押し
(普段ダメだと言っているのに‥‥)、
その瞬間、胎児も起きたのか
ドドドン! とお腹の中からパンチ!
ぎょっとして後ずさった娘。
あせったように
「ち、ちがう!
 あたちは‥‥おねえちゃんだよ!
 おねえちゃんだよ!!」
と、お腹の赤ちゃんに向かって
叫び続けていました。
(シロ)
nagata
叫び続けて、あとずさる。
sugano
おなかのなかから
きょうだいの闘いは
はじまってるんやな。
今4年生の長女が、2年生の時の話です。
学校では九九の習得真っ最中。
娘の話によると、そのまま諳んじたり、
逆に諳んじたり、色々テストがあるのだとか。
自信のついた人から、
先生に申し出てテストされるのだそうです。
お風呂で言わせてみるとちゃんと言えたので、
「なんだ、さっさとやっちゃえばいいじゃん」
と軽い気持ちで言ってみると、
「‥‥おかあさん。」と神妙な顔。
「Iはね、一番はいやなの」
「Iがね? さいしょに言っちゃうでしょ?
 合格したら先生が、
 『一番さいしょに言えたのはIちゃんでーす』
 って、みんなに言っちゃうかも
 しれないでしょ? Iはね、それがいやなの」
「だからね? Iは、2番か3番がいいの」
大変真剣な顔で言われてしまい、
笑うわけにもいかず、必死でこらえました。
後日娘は、4番でクリアしたそうです。
(aikooop)
nagata
いい塩梅のところでクリアしましたね。
sugano
真剣な顔、おしゃま女子の考えぬいた行動。
先生はわかってるかなぁ。
今朝、わが家の5人中4人が寝坊!
ダンナと小学生2人は
ダッシュで出かけて行きました。
唯一寝坊しなかった次女は
起きてから何をしていたかというと
こっそりおねしょパンツとパジャマから
今日着ていく服に着替えていましたとさ。
(起こしてほしかった三児の母より)
sugano
しめしめ、寝ている‥‥。
nagata
そーっと、そーっと。
sugano
かわいすぎる‥‥。

言うことをきかないときの親のひと言

私の「言うことをきかないときの一言」は、
「やさしく言ってるうちにやりなさいよ‥‥」
です。
これを関西弁にすると、
「わたいもいつまでも笑てまへんで」
といったところでしょうか。
しじゅう「やさしく」なくなって
ギュウというめにあわせているので、
効果覿面です。
(ぽち)
nagata
親は自らを豹変させます。
sugano
子どもに言うことを聞かせるためなら
どんなアホみたいなこともやるで。
nagata
みなさん、がんばっておられます。
ここぞの一言は‥‥「わかった、いいよ?」です。
これは、普段からの行動が大事です。
小さい事でも言った事は脅しじゃなく必ずやる!
だから、やった後に
自分がめんどくさそうな事は言えません。
(洋服捨てるとか、お茶碗捨てるとか)
小さい頃から
「片付けなかったらおもちゃ捨てる」とか、
「コレが終わるまではご飯食べない」とか、
実際やってると刷り込みができてまいります。
今は息子が(大抵眠くて)機嫌が悪く
「もう宿題とかできなくなればいいのに!」とか
「もう何にもしたくない!」とか言ってる時に、
しばらく何も言わず
「わかった、いいよ?」と静かに言うと、
いきなり黙ってしばらくするとやり始めます。
おそらく、彼の中で
『何をされるのかはわかんないけど、
 絶対何かやる!』と考えているのではないかと
母は推察しています。
(大分出身北海道民)
sugano
有言実行。
nagata
ふだんの行いができている方は
効く技ですね。
僕より7つ下の妹への脅し文句は
『千と千尋の神隠し』の湯婆婆です。
家族5人で映画館に観に行った時のことでしたが
画面に湯婆婆が出てくると響き渡る妹の泣き声。
妹は必死に母にしがみついて
やり過ごしてた様子。
当時3歳ぐらいの妹はそうとう怖かったらしく、
母の「湯婆婆を呼ぶよ」のひと言で
泣きながら言うことを聞いてました。
(こーたろー)
nagata
湯婆婆は貢献していそうですね。
sugano
私は青沼静馬をネタに親に脅されていました。
我が家は食品の卸売業をやっており、
小さい頃から、倉庫でかくれんぼをしたり、
台車に乗って駆け回ったり、
ダンボールで工作したり、
おつかいと称してケチャップを取りに行ったりと
生活に密着している場所でした。
そんな我が家のおしおきは
この環境を活かした方法です。
ズバリ、「冷凍庫に入れる」。
業務用の冷凍庫に
電気を消された状態で放り込まれる。
私はこれ以上の恐怖を知りません。
ふだんはおっとりした母が
無言で私の手を強く引っ張ったらそれが合図。
冷凍庫につれてかれるのです。
なので、だまって手を取られた瞬間に
本気で謝ります。
冷凍庫の中は、暗くて寒くて、
冷気がつねにゴーゴーと響きます。
しかも10畳近くの面積に棚がびっしりと並び、
迷路のようなのです。完全に別世界。
10分程度しか入ってないはずなのに、
とっても長く感じました。
ちなみに毎回入れられる場所が違い、
一番易しいのは冷蔵庫です。
なので、手を引っ張って連れていかれる進路が
冷蔵庫だとちょっと得した気分です。
顔に出さずに心の中でガッツポーズ
いまも実家で現役の冷凍庫たち。
大人になり、内側からも開けられると
わかっててもやっぱり怖い。
さいごに、何も知らずに
開けてしまった従業員さんを
何度も驚かしてしまってすみませんでした。
今は反省してます。ごめんなさい。
(5人兄弟は今日もそれぞれ元気)
nagata
ああ、そりゃ怖いだろうなぁ。
sugano
ふだんはおっとりのお母さんが手をひく、
ってところでもう震えるわ。
「言う事を聞かないときの親のひと言」
を読んでいて、
私も何か試してみたいなぁと思っていました。
そんな時、3歳の娘が私の髪の毛を
ぺちゃぺちゃ舐め始め、
何度注意してもやめません。
今だ! と思った私は
「もうお母さんは、
 ○○(娘の名前)のお母さんをやめる!」
とキッパリ言ってやりました。
すると舐めるのをピタッとやめたので、
わー凄く効果あるなぁ‥‥
と心の中でガッツポーズの私。
次の瞬間、娘のひと言。
「○○はブタになるから、
 お母さんはブタのお母さんよ!!」
ちょっと怒った顔でした。
一生懸命考えて言い返してきたんですね。
可愛くて、ふき出してしまいました。
(アリス)
nagata
お母さんじゃなくなるのがいやで
がんばって考えたんだね。
sugano
これ、すごく嫌みたいですね。
でも‥‥うちの子はちょっと
「M」体質でしてね。
nagata
ほう。
sugano
「もう◯◯のお母さんじゃなくなって、
 スーパーの前に住んでるおばあさんの
 お母さんになっちゃおう」
とか言うとね。
nagata
ややこしい言い方やな。ま、ええわ。で?
sugano
「いやだー(泣)! ‥‥もういっかい」
っていうの。
nagata
へ?
sugano
母「おばあさんのお母さんになっちゃおう」
息子「‥‥ね、もういっかい言って」
何度もせがまれるので、
怖くなって、やめました。
nagata
やめたほうがいい。

かわいいとしか言いようがない

年少の娘が、
おっきな口を開けて、目を見開いて、
「がぁー! がぁーー!」
とやたら叫んでいたので、
「静かにしなさーい」と言うと、
娘は「ねこバス呼んでるのに」と。
そんなトトロにハマり中の娘は、
日々、トトロにあげるための
どんぐりをせっせと集めています。
(まっくろくろすけ)
nagata
かわいいなぁ。
sugano
かわいいとしか言いようがないなぁ。
nagata
どんぐり。
sugano
「夢だけど」
nagata
「夢じゃなかったー!」
sugano
おもいっきりかわいい話、
いくつか連続でどうぞ。
うちの息子の4歳の誕生日の朝、
「おめでとう、4歳くん!」って声をかけたら、
「そうだ!」
といきなり脱ぎ始めました。
あ然としている親をよそに
すっぽんぽんのままお風呂場に行き、
体重計に載りました。
「ぼく、大きくなったでしょ?
 もう4歳だもん!」
そんな息子に大きくなったね〜って
言ってから早5年。
いまだにすっぽんぽんで風呂から出てきます。
こんな姿、あと何年見られるかな〜。
(マンゴスティン)
小学1年生のお姉ちゃんが帰宅し
「今日手話習ったんだ」と言うと、
いつも姉をライバル視している年少の妹が
「○ちゃんもできるもん」。
「じゃあやってごらんよ」
と喧嘩ごしの姉に向かって
妹、おもむろに手を構え、
「シュワッチ!」
かなり自慢げな妹が可愛いかったなぁ。
(ちはる)
2歳の娘は牛乳が大好きです。
先日、牛乳を飲む時に
「牛乳はね、牛さんのおっぱいなんだよ〜」
と教えてあげました。
そしたら、ひとくち飲んで
「ホントだ」と娘。
すごい舌の持ち主です‥‥。
(のぼ)
幼稚園の年少にして、
早くもひらがなが書けるようになった息子。
一生懸命おりがみに字を書いていました。
「これで、ほんやさん」と見せてくれた紙には、
「ほん びれお びびび しり」
と書いてありました。
「本 ビデオ DVD CD」が、
幼い耳にはこんなふうに聞こえていたんだなあ。
それにしても、「しり」って‥‥。
(ぐるぐる)
うちの娘はただいま3歳。
もうすぐ幼稚園なのが
楽しみで仕方がありません。
ママ友同士のおしゃべりの真似なのか、
「ママは幼稚園どこにするぅ?」
と訊いてきたので
「ママはもうちっちゃいころに
 幼稚園いきおわっちゃったよー」
と幼稚園時代の写真をみせてみました。
それから毎日、
「ママ、かわいかったよぉー。
 またちっちゃくなって
 いっしょに幼稚園行こうよ!
 似合ってたし!」と誘ってくれます。
「生き物はちっちゃくはならないんだよ。
 おっきくしかならないよ」と説明すると、
「ふちぎのアリスがいるじゃん!」
うーん。そうだけど。
(おっきくなったママ)
保育園で芋掘りに行く日に
寝坊した娘(年長さん)の言い訳です。
「今日はお芋掘りだなーって思って
 おめめ開けたんだけど、
 クモの巣とかミミズとかいるからなー
 って思って、またおめめ閉じたの」
‥‥何も言い返せませんでした。
でもちゃんとお芋掘りには行ってきました。
ミミズは居なかったそうですが、
なんかの幼虫は3つくらいいたそうです。
(のほさん)
ムスメが1歳半くらいのとき、
はじめて外食でパフェを食べさせました。
それまで、虫歯を心配して
甘いものって極力食べさせてなかったんです。
パフェの味に相当感激したんでしょうね、
食べ終わり、みんなが帰り支度をし始めたとき、
ちょこんと席に座ったまま、
「あまいのくるかな‥‥」と。
「来るかな」って!
ちなみにこのもう少し後の時期には
特急乗車中、近くの席で
お弁当を食べ始めた人を見て、
「おべんとくるかな‥‥」とも言いました。
頼んでないので来ませんでしたが。
(あま)
小さい頃、しいたけが大好物だった息子。
うっとりしながら、
「おいしいね。ぼく、大きくなったら、
 きのこになりたい!」と宣言。
好きすぎて一体化したいって‥‥。
一方、赤ちゃんが大好きな娘は、
保育園の先生と話している私の前で、
「大きくなったらね、
 かーちゃんになりたい!」
と言ってくれました。先生が
「みーちゃん、
 赤ちゃん好きだもんね〜」と言うと、
「ううん、かーちゃんになって、
 毎朝ごくごくーってコーヒー飲んで、
 それからお仕事行って、帰ってきたら、
 ごくごくーってビール飲むの!」
先生の苦笑いと、困った顔が忘れられません。
(マンゴスティン)
nagata
目尻が下がりすぎる。
sugano
かわいいとしか言いようがないなぁ。
nagata
では、今日も最後に
こちらのコーナーで。

ほろりとさせる話

今日で11ヵ月になった娘です。
最近、こちらの言うことが
わかるようになってきて、
バイバイやパチパチなどの動作も
できるようになってきました。
昨夜、布団に入って寝かしつけながら
「今日で10ヵ月の○ちゃんとはバイバイだねー。
 いい子でねんねして起きたら、
 11ヵ月の○ちゃんとこんにちはだねー」
と話しかけました。
娘はおっぱい飲みながら寝ぼけまなこで、
右手をバイバイと振っていました。
手を焼くことも多いけれど、
この寝顔と仕草は
一生忘れないなーと思いました。
(はーちゃんママ)
娘が2歳の頃。
ある日、私がテレビを観て泣いてしまったら、
娘が眉毛をさげた顔でやってきて、
「ないてるの? ごめんね」と
なぜかあやまってくれて、
自分の服の袖で涙をふいてくれました。
思わず笑顔になりました。
そしてつい最近。
私と夫が夫婦ゲンカして、
思わず私が泣いてしまったとき、
3歳になった娘はびっくりした顔でやってきて、
座っている私の頭を抱いて、
「ないちゃだめ、ないちゃだめだよ!」と
怒ったようになぐさめてくれました。
その小さな手にぎゅっと力が入っていて、
私を守ってくれているみたいで、
またまた、思わず笑顔になってしまいました。
(いーりゃ)
高校生の息子が幼稚園&小学校低学年の頃。
誕生日のケーキを食べる時に
「僕が産まれてから食べる!」と言って、
彼が産まれた時刻になるまで
ケーキを食べませんでした。
彼は21時51分産まれ。
幼稚園&小学校低学年の息子にとっては、
かなりの夜更かしで
(8時頃に寝ていた頃ですから)
すごい必死に起きていました。
いざ、産まれた時刻になると、
はりきってケーキをムシャムシャ。
「おかあさん、
 僕を産んでくれてありがとう!」
って言いながら。
私も、おかあさんの子どもに
産まれてきてくれてありがとう!
って言いながら、美味しそうにケーキを
ほおばる息子を見つめていたものです。
‥‥だんだん食べながら
ウトウトしてる息子でした。
今でも、彼の誕生日には、
私は同じセリフを面と向かって言ってますよ。
息子はボソッと
「‥‥わかっとる」って言いながら、
相変わらずケーキを食べています。
(かるる)
子供の頃の私は、
とにかく自分の身体の使い方が
イマイチわかってない子でした。
走れば遅い。登れば落ちる。
鉄棒もぶら下がるだけ。球技なんて、もう‥‥。
若かった父は、そんな私を
暇あれば公園に連れて行き、
熱血指導をしてくれたものです。
‥‥運動全般が嫌いになるほどに。
月日が経ち、私にもムスコが2人。
2人ともえらく慎重派で、
大型遊具など、何日にも渡って
委細検分しないと遊ばない子です。
先日、私の両親に付き合ってもらって
5人で公園に行きました。
トンネルあり、吊り橋あり、
滑り台ありの巨大遊具の公園です。
「ママー!」の呼び声に応えて
ムスコ達と走ったり、潜ったり、
登ったりしました。
なかなかハードでしたが、
あの怖がりさんが、
こんなにできるようになったわ!
のヨロコビで、苦になりませんでした。
ベンチから見守ってくれていた
両親のところへ行き、
「チビたち、たくさんできること増えたわ!」
と伝えたところ
「ほんとにねー、あなたもねぇー!」ですと。
はい、やっとここまで成長できました。
ありがとう。
(タナボタばんざい)
子どもエピソードとはちょっとずれますが、
私の父の話です。
父は小さい子どもが大好きで、特に赤ん坊、
生まれたてに近いほど好きのようです。
母によると、3人目の子である姉が
少し大きくなって父は寂しくなり、
しぶる母に頼みこんだ結果、
末っ子の私が生まれたそうです。
赤ちゃんも父に抱っこされると安心するようで、
親戚が集まったとき、
従姉が連れてきた赤ちゃんがぐずり続けて
従姉もその母もお手上げだったのに、
父が抱っこしてしばらくしたら
スーッと泣き止み眠ったこともありました。
私が里帰り出産した時は、
用も無いのに毎日病院にやって来ました。
母子同室だったので、うちの子だけでなく
隣のベッドの赤ちゃんまで抱っこして
うれしそうでした。
退院して実家に滞在中は、夜中に子どもが
なかなか寝てくれずに困っていると、
父が起きてきて自分の部屋に
連れて行ってしまいます。
そして父の太目だったお腹の上に
子どもをうつぶせにして寝かしつけていました。
新米母である私は、自分が母親なのに、と
ちょっとへこんだりもしました。
でも実家から自宅に帰るとき、
無口な父がポツリと
「楽しませてもらってありがとう」
と言ってくれたので、
親孝行ができて良かったなと思いました。
2人目も里帰り出産。
すっかりたくましい母になった私は、
夜中のおむつとおっぱいが終わると、
赤ん坊をさっさと父に預け、
次のおっぱいの時間まで
上の子と一緒にグーグー寝ております。
(りかぽん)
亡くなった父から聞いた腹違いの姉の話です。
自由人の父についていけなくなった
妻(姉の母)が出ていくにあたり、
父は後先考えずに
「子供は俺が育てるから、
 お前は一人で出ていけ!」
とのたまったそうです。
当然、半月もしないうちに
子育ての大変さを思いしり、
あんなにひどいことを言った妻の姉のところに
子供を返しに行くことにしたのだそうです。
その道すがら、父はやっぱり一人が気楽だと
思っていたのだそうです‥‥。
すると、寒い季節なのに
伊達の薄着で寒そうな父を見て、
まだ就学前の姉が
「おとさん、き〜き〜だいじょうぶ?」と
自分の着ていたカーディガンを
父の肩にかけたのだそうです。
父は自分の都合で
あっちいったりこっちいったりさせている
娘の言葉に胸がつまって、
「俺はアイツに見つからないように
 泣いたんだ‥‥」と言いながら、
また泣いていました。
酔った勢いで、私の母が入浴中に話したので、
早く泣き止ませなければ‥‥と、
「優しくない娘だけ残って悪かったね〜」と
憎まれ口を叩きましたが、
私も、すぐ上の別の腹違いの姉も
そして優しい一番上の姉も
3人とも、父さんが大好きだよ。
女ったらしで自分が大好きな人だったけど、
そのときそのときの気持ちはいつも本物だって、
3人ともわかってるからね。
だって、いつだって
「お前は俺の最高傑作だ」って
3人に言ってくれたもんね。
(最高傑作No.3)
毎日楽しみに読ませていただいています。
先日、初めての妊娠がわかりました。
妊娠してるとわかった日、うれしい気持ちと、
どうか無事に大きくなってくれますようにと
祈るような気持ちでいっぱいでした。
その日すれ違う人を見る度に、この人たち全員、
こんな幸せな気持ちや祈りの中で
生まれてきたんだなと思うと、
涙が出そうになって困りました。
体の弱い母がわたしがおなかにいる時、
命に関わるかもと言われて
寝たきりで乗り越えたという話しを思い出して、
どれだけの不安を抱えながら
自分の命を守ってくれたのかを思うと、
また泣けました。
おなかに来てくれたタマゴは
残念ながら会えることなく
お空に行ってしまいましたが、おなかにいる間、
初めての感情をたくさん教えてくれたことに
感謝しています。
皆さんの投稿を読んで
泣いたり笑ったりしながら、
いつかわたしも生まれてきたこどもと
泣いたり笑ったりできるのを
楽しみに待とうと思います。
(はむ)
コンビニでアルバイトをしていた頃の話です。
午後、幼稚園の格好をした男の子が
1人でドアを開けて入ってくるなり、
「ねぇ、オレのママしらない?」
と言いました。
「ママ? 知らないなあ、どうしたの?」
などときいてみると、
幼稚園のバスを降りてから、
ママとはぐれてしまったらしいのです。
一緒にシフトに入っていた
子育て経験のある方が、
しょっていた幼稚園指定カバンを見て
電話をしようとしたとき、慌てたママが来店。
「もー、アンタはほんとに
 勝手にひとりで!」と叱り、
すみませんでした、と謝るママに手をひかれて
ドアを出るその瞬間、彼が振り返り、
「これ、オレのママ」
と言って去って行きました。
そうか、ママを知らないって言ったから、
紹介してくれたんだね。
迷子なのに堂々と落ち着いていて、
最後の振り返りはかっこ良くすらあった彼。
今頃どんな少年になっているのかしら。
(あやこ)
昔、博多の街には路面電車が走っていました。
2歳だったわたしは路面電車の線路上で
「もう歩かん!」と座り込んだそうです。
「荷物は山んごと抱えとぉーし、
 電車は来るし、困ったぁ!」
と、いまだ母はうれしそうに話します。
聴衆が多いほど、彼女は張り切って話します。
‥‥もうすぐ私、50歳。
(お蝶)
sugano
ふぅ〜〜。
今日は濃ゆくてだめでした。
nagata
顔がずくずくやぞ。
sugano
すびー。
nagata
はぁー。
いつまでも、子どもは子どもだね。
sugano
永田さんち、いつも誕生日とかに
実家のお父さんお母さんに
電話するそうじゃないですか。
nagata
うん。
sugano
私はね、旦那や子どもが
誕生日を忘れる年があっても、
母が私の誕生日を忘れたことはありません。
nagata
わかる。
直接子どもに言わないかもしれないけど
きっと覚えてるよね。
sugano
自分が生んだ日やもんなー。
nagata
自分が親になった日だもんなー。
sugano
それじゃ、また明日!

「こども ビームス」さんと、
母子手帳ケースとしてもつかえる、
あたらしいタイプのカバーをつくりました。
なまえは、「&こども」。
つかいやすく、しかもおしゃれでかわいいカバーです。

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この冬は、親子でしっかり、あたためよう!

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2012-10-22-MON