子どもの話はおもしろいに決まってる。
だからわざわざやらなくても‥‥
というわけでもないんですけど、
これまで「ほぼ日」では、
子どもとか、子育てを軸にしたコンテンツは
あんまりやってこなかったんですよね。
よそでもやってるし、親バカっぽくなっちゃうし。
でも、ぼちぼちやってみようかな!
と思っていたところ、ちょうどタイミングよく
「&こども」という子育てに役立つことを考えた
「ほぼ日手帳」のカバーができあがりました。
じゃあ、その記念にということで、
短期集中的に「子ども投稿企画」をはじめますよー。
全国のママさんパパさん、ぜひご参加ください!
担当は、永田とスガノです。どうぞよろしく。
パパの立場よ。
- お、24日まで来ましたね。
-
そうなんです、この連載は
31日までなので、
あと1週間なんですよ。
- ぼやぼやしてられませんね。
- ぼやぼやしとるんかい。
- それでは今日はこのコーナーから。
勝ち抜き、アホ自慢!
私が3歳にも満たないころのこと。 母が家事をしていると、 何やらぴちゃぴちゃと水音が。 「むむ、お風呂場で水遊びか?」と思った母、 風呂場を覗きに行くも娘(私)はいない。 「まさか‥‥」と向かったトイレにて、 洋式便器に頭を突っ込み、 爽やかに水浴びする娘を発見! 「一瞬でお風呂に放り込んだわ」と、 笑いながら何度も話してくれるエピソードです。 (まーちんるーさー)
-
トイレに頭突っ込んだ経験のある人は
そんなにいないと思います。
- おみごと。
50年前の幼稚園児の頃の話です。 課外お稽古で木琴教室に入っていましたが、 遊び放題でまったく練習をしないまま 発表会を迎えました。 舞台に立ち、幼心にも 「音を出したらまずいだろう‥‥」と、 3曲すべて、ばちを寸止めで通しました。 アルバムには、緊張感に満ちた、 5歳の私が残っています。 (あの緊張は50年経った今も鮮明です)
- 5歳の寸止め。
- 大人は誰も知るまい。
母が仕事をしていたので、 おもに粉ミルクで育ちました。 えらそうに「あと50cc!!」と叫び、 空になった哺乳瓶を祖母に投げつける、 なんともふてぶてしい幼児だったそうです。 本人、まったく記憶にありません。あしからず。 (rie)
- わはははははは。
- 天才だ。
私が5歳くらいの時、 母と一緒に京都の龍安寺に行った時のこと。 枯山水で有名なお寺です。 玉砂利の敷き詰められたお庭を見た私が、 「ちょっと行ってくる」と言って、 柵を乗り越えようとしたそうです。 どうやら、砂場と思ったみたいです。 お寺めぐりで退屈だったので、 母が見学している間、砂場で遊んで、 時間をつぶそうと思ったんですよね、たぶん。 「待って待って!」と 母に速攻で止められました。 母子家庭で仕事の忙しかった母は、 親子の時間を作るために、 時々旅行に連れていってくれました。 その時の出来事です。 そんな母は、今でも働きながら、 二人の男の子のばあちゃんとして、 忙しく過ごしてます。 (マトコ)
-
わははは、なにが
「ちょっと行ってくる!」や。
-
グルグルと模様もあるし、
石庭には子どもの血をわかせる
魔力がありそう。
夜、マンションのベランダからパトカーが見え、 交通整理の笛がきこえました。 近所で車両の事故があった様子。 「事故かなあ、パトカーもいるね」 と娘と窓からのぞいてました。 「なんで笛ふいてるの?」 と当時4歳の娘からの質問。 「他の車が困らないように、 おまわりさんが案内してるんだよ」 「大丈夫かな、みに行こうか」 「えー、夜だし、いかないよー。 そういうのやじうまっていうんだよ」 娘は一応納得したものの、 その後も気になるのかベランダからみています。 少ししてもまだ気にしているので、 そんな見に行きたいの? ときくと、 「うん、心配」 「心配?」 神妙な面持ち、小さな声でヒソヒソと 「あのさ、へび来ないの?」 あ~、蛇が心配だったのかあ! 5歳で色々わかってきた今も、娘は 「夜笛を吹くと蛇がくる」 というのを信じています。 夕方うっかり自分で口笛ふいて 「あっ! でも夜じゃないか!」とか。 たまに真顔で突然、なぜ蛇にはわかるのかとか、 いつもはどこにいる蛇なのか、とか聞かれます。 ねーすごいよねえ! ヘビって。 (もち丸)
-
おまわりさんの笛で、かぁ。
でも、いまでも、
夜に口笛ふくのを
ちょっとためらいますよ。
- うん、爪を切るのもためらいます。
知人の子どもは小2男子なのですが、 なぜか、自分は本当は アフリカの部族(マサイ族とか)の 出身なんだけど、今は日本の お父さんとお母さんに預けられていて、 日本に住んでいる、と思い込んでいます。 アフリカの部族の男は弓矢とか 槍を持っていてかっこいいし、 強いし、憧れたのでしょう。 テレビの影響かもしれません。 ある日、彼の家に「黒ニンニク」が届きました。 初めて見る「黒ニンニク」。 なぜか、彼は、 「これはマンドリルのきん○ま」 と思い込みました。 マンドリルのきん○まが家に届くなんて、 やっぱり自分は部族の子なんだ! と感激し、黒ニンニクを自分しか わからないところに隠してしまいました。 物が物だけに、日本のお母さん(実母です)は 必死に探しましたが、見つかりません。 でも、1週間も、2週間も経っても 臭いがしてこないところをみると、 どうやら庭に埋めたらしい、ということになり、 黒ニンニクはあきらめたそうです。 そんな彼ですが、だんだんと、部族には 「しきたり」や「ぎしき」があって大変そうだし アフリカには象やライオンなどの 野生動物もいて怖そうだから、 「部族には帰りたくない」と思い始めました。 最近の日本のお母さん(ええ、実母です)の 「言うことを聞かないときの親の一言」は 「部族に連絡して迎えにきてもらう」です。 ちなみに彼のペットは インコの「焼き鳥ジローさん」です。 「ジローさん」だけだと寂しいので、 「焼き鳥」をつけたそうです。 (大福)
- ‥‥全体的にすごい。
-
なんでそう思ったかが
ぜんぜんわからない。
- しかも、インコの名前‥‥。
- 「寂しいので」って‥‥。
- うわははははは。
ある夜、2歳の息子が 「お外出るの!」と訴えました。 すでに夜遅かったので 「ほら見て、お外真っ暗。 真っ暗だから出られないね」と説得。 すると、しばらく外をじっと見つめたあと、 トトトトっと走っていき、 今度は「これ取って!」と、 寝室の照明のリモコンを欲しがりました。 外はあきらめて寝室で遊ぶことにしたのかと、 リモコンを渡すと、 それを握りしめてまた窓辺に行き、 外に向かってピコピコ連打。 そして「かーちゃん、つかない!」。 思わず吹き出しちゃいましたが、 知恵をしぼって考えたことを、 いっぱい褒めてやりました。 (みつ)
- 空に執念通じず。
- かわいいなぁ。
おしゃま女子
小学3年の姪は、東京で一人働く アラフォーの叔母である私に興味津々。 姪「おばちゃん、オットは?」 私「おばちゃんは独身だから、 オットはおらんのんよ」 姪「ふーん。なんで結婚せんの?」 私「な、なんでかなぁ‥‥。 仕事忙しかったんかなぁ。 縁がなかったんかなぁ」 姪「でも、いいよね。 私も大人になったら、 結婚せんで、東京で働く!」 私「いやぁ、好きな人ができたら、 早う結婚しんさい。」 姪「私は、好きとか、恋愛とかって もういいの。色々あって面倒くさいの」 小学3年で、いったいどんな恋愛したの?! 私はまだまだ恋愛諦めないわ! (ニッカネン)
-
まだ10歳に満たないのに
もういろいろ‥‥。
- いろいろあったんでしょう。
従姉の娘、小学2年生が、 親戚の結婚式に自分は出席できないと知って、 すごく残念がっていたそうです。 お盆やお正月に会うと、 「お姫様のドレスを描いて~」と言われるので、 花嫁さんを見たかったのね~ と微笑ましく聞いていたら、 行きたかった理由は全然違っていました。 その理由とは‥‥チュウが見たかったから。 私が思っていたのとは違っていましたが、 女の子だなぁと思った瞬間でした。 (りんりん)
-
ここ日本じゃ、チュウはそんなに
なまで見られへんからね。
- 興味津々なのはわかる。
-
子どもの頃に結婚式に参列して
あれ見てびっくりしたわ。
-
たいがい、どこかんちの子どもが
「え? キスしたよ!」
って目をぱちくりしてるね。
私が幼稚園の頃、 近所に、出窓があって真っ白で、 お庭にはお花がいっぱいの それはそれは可愛いお家が建ちました。 「ここに住みたい!」と駄々をこねる私に母は 「ここはお姫さまのお家だから住めないの」 となだめられ、お姫さまが住むなら しょうがないと泣く泣く我慢した、数日後。 その可愛いお家から ハゲでデブでステテコ姿のおじさんが‥‥! あまりのショックに 「お母さんのうそつきー!!」 と人の家の前でひっくり返って絶叫大泣き。 それに気付いたステテコおじさんが私に ニコニコ笑顔で 「どーしたの?」と近づいてくると私は 「おじちゃん、でてけー!!」と怒鳴り、 母を真っ青にさせたそうです。 (まいママ)
-
でてけー、ったって、
自分が建てた家なんだから。
-
なにもステテコで
お花いっぱいの家に
しなくてもいいのにね。
- してもいい。
- してもいいです。
我が家の娘(7歳)は 昔から隠し事ができない性格で、 昔から休みにおでかけにいく予定があると、 幼稚園の先生から隣近所のおばさま達まで、 みーんな筒抜けでこまりもの。 大した距離のところに行ってなくても、 「お土産を買わなくては」と 考えなければならないから 本人には内緒にすることに。 週末はおでかけするってことだけ知ってるけど、 「どこに、誰と、何を目的に」行くかは まったく知らないミステリーツアー状態で ここ3年はいます。本人は 「詳しく聞かない方が 当日楽しみだからイイ」 と言っていますが、 その少ない情報のなかでも、いく先々で 「今度おでかけなんですね」って 声をかけられるんだから、 娘の口にはメガホンでも ついてるんじゃないかと 将来不安です。 (名前は未だない)
- お出かけがうれしいんやねー。
-
近所の人もほほえましく
思っていたことでしょう。
-
私も親に
「我が家のスピーカー」というあだ名を
つけられていましたよ。
- それはいまでもあまり変わってません。
昨夜のことです。 1歳になったばかりの次女が、 おっぱいがほしい! というときに、 顔の前でボールを持つような 仕草をしながら、 「ぱい!!」と言うようになりました。 あんまりかわいいので、 「ねぇ、もう一回やって?」と おっぱいをおあずけにして 何度もせがんでいると、 横にいた長女(もうすぐ5歳)に、 「かあちゃん、○○ちゃん(妹)は まだ1さいなんだから、 そんなになんどもできないでしょ? いっかいできたらじゅうぶんでしょ? はやくおっぱいあげたら?」 と諭されました。 そのとおりです‥‥。こどもって、時に びっくりするほど論理的ですよね‥‥。 (maricome)
- 相手は真剣なんだぞ、と。
-
油断ならない論理性。
ふたりともかわいい。
パパの立場
先月1ヶ月間、出張で留守にしていた旦那。 あと3日で帰ってくる、という日。 4歳のムスメが一日中 「あと、さんこ(3日)で おとうちゃん、かえってくるの?」 と聞いてきました。 今まで「あと何日?」なんて 聞いてこなかったけど、 実際はやっぱりさびしかったのかなぁ、 と思っていました。 そしてその夜、おとうちゃんに 電話をしたいと言うのでかけたら‥‥。 娘「もしもし? おとうちゃん? あと、さんこでかえってくるの?」 父「そうだよー。あと3日だからねー」 娘「あと、さんこで‥‥ あたらしいおとうちゃん?」 受話器の向こうで爆笑してたけど、 内心ショックだったことでしょう。 残念なことに、帰ってきた旦那は リニューアルはされておらず、 1ヵ月間自炊と仕事でヨレヨレに なって帰ってきましたとさ。ご苦労さん。 (まめごん)
-
何年か前に、アメリカとカナダに
1週間くらい出張に行ったじゃないですか。
- はいはい。ええと、4年前やな。
-
で、久しぶりに家に帰って、
「ただいまー!」と玄関を開けたら、
4歳の息子が「パパー!」と
廊下の向こうから走ってきまして。
-
4歳の子どもにとって
1週間は長いからね。
-
ところが息子、廊下の真ん中でピタッと止まり、
なんか不思議な表情をしたなと思ったら、一言。
「‥‥なんか、はずかしい!」
- わはははははは!
- あれは忘れないわー。
お父さん、遊ぼう! と声をかけると 「お昼寝ごっこがいい」 と言って遊んでくれない父は その後マミー型シュラフに入って 居間で寝転んでました。 腹回りは1mをこえて、まるでアザラシ。 たまには釣りにでも行って魚獲ってこないかな。 (ふーたん@高知)
- 休日のお父さんは眠いんです。
- 寝るな。子どもと遊べ。
-
そんなお父さんに、ぼくが編み出した
「遊びながらちょっと寝る技」を
お教えいたしましょう。
- なにそれ。
-
子どもに「あそぼう!」と言われたら、
「じゃあ、ハンバーガーごっこをしよう!」
と言ってください。
そして子どもがきょとんとしてる間に
畳みかけるように
「じゃ、パパは、パン!」と言って
べたっと寝ます。
すると子どもは「じゃあ、おにく!」
とか言いながら上に乗ってきます。
兄弟がいる場合はその上のパンになったり、
野菜になったり、交代したり、
なにバーガーにするか話し合ったりします。
‥‥その間に、ちょっと、うとうと。
- なにしてんねん。あきれるわ。
3人(私、弟、妹)の親だった父は、 字のうまさには自信があり、 毎年度初めの学校の家庭調査書や 教科書への記名などを 3人分全部1人でやっていました。 今のようにパソコンでシール作ったり、 地図を貼ったりすることもできず、全部手書き。 私の分、弟の分、妹の分と進めるうち、 波に乗った筆致は、どこかで何かが 入れ替わってしまったのでしょう。 弟の教科書全部に、 父は自分の名前を書いてしまいました。 もちろん消えない油性ペンで‥‥。 弟が号泣したのは言うまでもありません。 (かおるこ)
- 波に乗ってどこまでも。
-
うちの同僚の松本も、
小学1年生のあたらしい教科書の半分は、
母親の名前を二重線で消した上に
自分の名前が書いてあったそうですよ。
- あそこんちのお母さん、学校の先生じゃん。
-
そうなのよ。
次の年から自分で名前書いたと言ってました。
私が小学3、4年生の頃、 父が車を買い替えました。 演技派の父は、 何かとなりきってセリフを言うのが好き。 家族で買い替えたばかりの車に乗っている時も、 運転しながら、 「へーい、見てくれ、ぼくのかっこいい車!」 と片手で髪をかき上げる ジェスチャーつきでノっていました。 そのとき後部座席に座っていた私は、 「中古のくせに」と一言。 この後、父はおもしろがって、 家族で車に乗るとおなじセリフを言い、 私と当時幼稚園児の妹が 「いっせーのーせ、中古のくせに!」 と声を揃えて返す、というのが しばらくのお決まりのパターンになりました。 セリフを返してあげるのが、 途中から少し面倒臭かったのを覚えています。 (an)
- わー、お父さん、面倒臭がられてる。
-
演技派の父。
姉と妹、えらいな。
私が2歳か3歳の頃です。 その頃の私は、 注ぐことがマイブームだったようです。 父が一口お酒を飲めば、 コップのふちのギリギリまで注ぎ、 こぼれそうになるから父が飲み、 減ったからまた私が注ぎ、の繰り返し。 とうとう父は日本酒を一升まるまる飲まされ、 次の日は仕事にならなかったそうです。 そんな父は今、 お医者さんから禁酒を言い渡され、 たまに帰省する娘が飲むお酒を 恨めしそうに注いでくれます。 (やました)
- 注ぐことがマイブーム!
- よっ、つぎ上手。
私が6、7歳の頃、 団地の13階に引越して間もないある日、 父親とエレベーターを降りて 自宅に向かう廊下に出た瞬間、 父が私の口を塞ぎ、立ち止まりました。 何事かと思って廊下の先をみると、 大人の胸程の高さの塀の上に、 お隣のお姉ちゃん (ひとつ上なので低学年くらいか)が どうやったのか、ちょんっと座っていたのです。 そこは13階。 塀の向こうはもちろんなんにもありません。 父親は驚かさないように 私の口を塞いだままそっと近づき、 後ろから羽交い締めにして下ろしました。 父親はものすごい高所恐怖症。 当選したから仕方なく引越したのですが、 あの出来事が今までで一番怖かったと、 今でも時々ぶるっとしています。 (はっちゃん180cm)
- お父ちゃん、やったな!
- すごいすごい。
- 永田さんも高所恐怖症やったな‥‥。
- パチパチパチパチ(拍手)。
主人は研究者です。 日本にいるときも、朝から夜中までの研究生活。 それは、息子が生まれても一緒でした。 息子が10ヶ月でヨーロッパに渡り、 2年半研究生活を送りました。 ヨーロッパでもその生活はなんら変わらず、 週末に家にいても子供が遊んでいる 傍らで寝てしまったり‥‥。 でも、息子はパパが好き。 パパも息子は好きだけど、 「パパスイッチ」、入っているのかな? と心配でした。 息子が3歳になり、帰国が決定し、 主人がもろもろの準備をするために 1ヵ月先に帰国し、そのあとに 私たちを迎えに来ることになりました。 いつも研究所に行く時のように、 空港でバイバイして見送り、 数日が過ぎていきました。 ちょっと淋しいけど、残りのヨーロッパ生活を 楽しんでいる時に主人から電話がありました。 日本での新しい仕事の環境や住居の相談、 こちらの引越し等の話を慌ただしくしていると、 息子がちょこっと現れて 電話を代われと私にいいます。 そこで一言 「パパ~っ、だっこ!」 隣で聞いていた私も、 電話の向こうの主人もびっくりしました。 そのあとの電話は なんだかウルウルしている声が‥‥。 すぐに抱っこしてあげたくてもできないぶん、 彼にはものすごく響いたようです。 そこを境に?? パパスイッチがON! 今では、仕事で母が1週間近く留守にしても 大丈夫なほど、仲良しの父と息子になりました。 毎晩寝顔をみては 「ほんと~に、かわいいよね~」と。 あの~、もう10歳なんですけど。 いまも思いっきり狭い 「川の字」になって寝ています。 (まちるのまま)
- これは、響くわぁ。
-
遠くにいて、耳元で声、
「だっこ!」だもんね。
小学校低学年まで大好きだった遊び。 階段の一段目(大人の膝上くらいの高さ) に立って、 地面で構えている父に向かって ジャーンプ&抱きつく! 徐々に離れてもらって、難易度を上げたり、 何度も何度もやってもらいました。 ある時、ギリギリの縁に立ちすぎたわたしは ズルッと足を滑らせ真下に落ち、 後頭部を打って整骨院へ。 母の激怒と共に、 その遊びはやってもらえなくなりました。 せがむ度に、なんだかしょんぼりしていた 父を思い出します。 母にしてみると、危険を伴う遊びを やっていたかららしいです。 わたしはその遊び、大好きだったよ~。 (junko)
- わかる。私も好きだった。
- 父も好きですよ。
- いまもやってもらおうかなと思うくらいや。
- お父さんが倒れてしまうのでやめなさい。
かわいいとしか言いようがない
娘がまだよちよち歩きだった頃、 両手にクラッカーを持って走っていたのですが、 バランスをくずして転んでしまいました。 ウチはいわゆるフローリングで、 結構痛かったはずです。 娘は床に這いつくばったまま頭を起こすと、 落ちてしまったクラッカーを まず右手、そして左手で拾い、 よし、といった表情になり、 それから激しく泣き始めました。 抱き上げる前に、 なんと食い意地のはった子だろう、 と思ったのを覚えています。 (シンボーン)
-
ものごとの優先順位を
わきまえている。
-
赤ちゃんだから、
「まず右手、そして左手」
とスローモーでよけい目立つ。
私が幼稚園年少の時の話です。 本人である私は覚えていなくて、 両親から聞いた話なのですが。 初めての運動会で行った徒競走、 ちょいとおデブちゃんだった私は 当然のようにびりっけつでした。 泣きながら両親のもとへ戻ってきて一言、 「1番になれなかったー!」 社会人2年生になった今でも話題になり、 その度に気恥ずかしいです。 どんだけ勝ちたかっんだ、自分。 (当時の写真はアンパンマンのようなほっぺ)
- わははは。かわいい。
- かわいいなぁ。
3歳男児の母です。 保育園に預けた息子を迎えに行き、 帰り道は大雨でした。 親子でカッパを来て自転車をこいでいるとき、 車とすれ違って、息子がひと言。 「かあちゃん、車、雨のなか大変だねぇ」 踏み切りでは、 「電車も、ぬれてないかなぁ」と真面目な息子。 思わず笑ってしまいました。 息子よ、私たちの方がびしょぬれです。 息子の主張に余裕がなくなることも しばしばですが、かわいいかわいい息子です。 (イチゴ)
-
カッパで自転車をこぐのは
大変ですよね。
-
きっと、車のなかや電車のなかの人たちが
「大丈夫かなぁ」と
見てくれていたことでしょう。
娘3歳の歌う『ももたろう』です。 「もーもたろさん ももたろさん わたしにひとつ きびだんご ひーとつわたしに くださいな」 同じ歌詞が3番まで繰り返されます。 鬼退治に行く気配は一向に見当たらず ただのおねだりの歌になってます。 (イトコ)
- いつまでもだんごを。
- 物語は進行せず。
最近なんでも私の真似をしたがる1歳半の息子。 掃除機はソファーの下を覗き込んでかけるし、 雑巾掛けもできるし、 ほうきとちりとりも大好き。 ゴミも分別できます。 そんなきれい好きな息子は、 ついに歯ブラシを持って 畳の掃除までやるようになりました。 こんな姿を見せられると、 中に小さいオジサンが入ってるのでは? と疑いたくもなります。 (中村屋)
- すばらしい。
- 見習いたい。
私が小学校低学年、 弟たちが保育園に通っていた頃のことです。 家族で遊園地に行く朝、 すやすやとよく眠っていた弟が突然 「ヨーグルトがいい!」 と言って飛び起きました。 いったいどうしたのか聞いたところ、 満面の笑みで 「あのね、プリンとヨーグルト、 どっちがいいか聞かれたから!」と。 夢で聞かれたらしいです‥‥。 弟がすごくうれしそうだったのと、 遊園地に行く日で私もすごく楽しみだったのとで 今でも印象に残っています。 いい夢だったんだろうなぁ~。 (ぴえこ)
-
寝言で叫ぶの、すごい。
マンガみたい。
- いい夢だったんだろうなぁ〜。
昨晩の出来事です。 二段ベッドの上で寝ている長男に タオルケットをかけようとしたところ やおらむっくり起き上がり、 あぐらをかいて目を閉じたまま頬杖をつき、 すーすーとまた寝始めました。 大丈夫かなあ、落っこちたりしないかなあ と思ってしばらく観察していると、 5秒ほどして突如目を開き 「おとお~さぁ~ん‥‥‥‥‥‥できた」 と言ってそのままバタッと寝てしまいました。 彼の夢の中で、何かができあがったのでしょう。 家内は既に岩と化しており、 このシーンは見逃しています。 (AKKRR)
- 長男にもなにかきっとわかっていない。
- お父さんしか目撃者はいない。
- かわいいなぁ。
- では、最後にこのコーナーへ。
ほろりとさせる話
うちには2歳と、4ヵ月と、2人の娘がいます。 普段はどうしてもまだ小さい 下の娘のことが優先になってしまい、 下の娘が泣いている時や 家事で忙しいときなどは、 上の娘が遊びたがっても、 「いい子にしてて」と言って、 ついつい後回しにしてしまいます。 上の娘も状況はなんとなくわかっているようで、 不満そうな顔をしつつも おとなしく一人で遊んでいました。 上の娘は穏やかな性格で わがままもあまり言わないので、親としては、 少しかわいそうかな、と思う一方で、 忙しい時にいい子にしてくれて助かるな、 と思っていました。 そんなある日、いつものように忙しくて 上の娘をほったらかしにしていたら、 今まで聞いたことないような 大きな感情のこもった声で 「いい子にできない!!」と叫びました。 これにはさすがに驚いて、 「ごめんね、いっぱい我慢してたんだね」 と謝りました。 と同時に、上の娘の穏やかな性格に ずっと甘えていた自分を反省しました。 始めはほんとに忙しい時だけ 上の娘を我慢させていましたが、 少しずつ、そうではない時間まで 自分に都合良く「忙しい」に してしまっていた事に気づきました。 それ以来、娘が遊びたがっているときは、 自分がいま本当に手が離せないのかどうか 自問自答する癖をつけて、 出来るだけ遊んであげるようにしています。 たった2歳の娘にとても大切なことを 教えられたような気がします。 (のぼ)
長男4歳、長女2歳の頃の スーパーでの出来事です。 我が家では1週間に1回か2回、 何かひとつ買ってもいい日がありました。 その日は買ってもらえない日です。 それでも二人は仲良くお菓子売り場へ! 買わない日は、お店の物に、 あれこれ触らない事も約束になっていました。 私はそのあいだにお買いものです。 大急ぎで買い物を済ませ、 あろうことか、我が子二人を忘れて、 スーパーの上にある4階の自宅へ!! 遊びに来ていた姉に 「○○ちゃんと△△ちゃんは?」と聞かれ、 その時はじめてこども達をスーパーに 置いてきた事に気づき、踵を返してスーパーへ! 二人は仲良くなんの疑いもなく手を後ろして、 「今度なに買ってもらう?」などと言いながら うれしそうにお菓子を眺めていました。 その後ろ姿に抱き付いて、 「ごめんね! ごめんね!」 二人は、ただびっくり! あの小さい後ろ姿が忘れられません。 (私が言うのもなんですが、 とても素直でいい子でした) 私はといえば今でも忘れ物が多く困っています。 (ぶたちゃん)
今はもう2児の父となった息子が 幼稚園児だったころ。 毎日毎日、ぎゅーっと抱きしめて、 ゆらゆらゆら揺らして 二人で幸せな時間を持っていました。 こんなにこんなに可愛がって育てていても、 大人になったらきっと忘れてしまうんだろうなー と思った私は、 毎日毎日ぎゅーっと抱いては言い聞かせました。 「お母さんが毎日こんなに 可愛がって育てたことを 絶対忘れちゃだめだよ」と。 可愛い息子は「うん。絶対忘れない」 と力強く頷いていました。 いつのまにか抱きしめなくなり、 時は過ぎて大学生となったある日、 ふと思い出して聞きました。 「むかし、お母さんが 毎日言い聞かせたことがあるんだけど、 それ、覚えている?」 「え? あー‥‥うん! そういえば思い出した。 絶対忘れちゃだめだと言われていたよね!」 「うんうん! 覚えていたかーっ」 「絶対忘れちゃだめだというのは思いだしたけど 何を忘れちゃだめだと言われたかは忘れた」 ‥‥うっ、くくーーっ。 (ばあちゃん業も楽しい)
1歳半で保育園に入った頃の事。 娘は入園当初からあまりぐずらず、 元気に登園していたのですが、 ふた月ほど過ぎる頃、保育園に行きたくないと めずらしく朝から泣きわめいていました。 夫が大泣きする娘をだっこ紐に入れて自宅を出、 道のりの半分ほど歩いた頃に泣き止みはじめ、 ボソボソ言い始めたそうです。 その声はだんだん大きくなっていき、 夫にもはっきりわかるように‥‥。 「みんなー、おはよー!」 園に着いたときには、にこにこで 「みんなー、おはよー!」と、 夫から離れていったそうです。 その健気な努力に、夫も少しホロリ。 それから1年半近く過ぎた先日のこと。 私の母が上京してきて楽しく過ごした後の 帰りの空港に送る道すがら、 「ばぁばぁといっしょに 飛行機に乗っていくの!」 と、何を言ってもガンとして聞き入れず。 搭乗口で悲しいバイバイをしたあと、 車に戻ったとたん、 さめざめと指をくわえて静かに泣く娘。 (普段は指しゃぶりしません) 「いっしょにいきたかったの‥‥」 とつぶやく娘に、 「ばぁばぁに送る写真撮るよ、 どんなお顔で写る?」と聞くと、 「‥‥‥‥えがお!」 と、指を外してチャイルドシートから 乗り出してくしゃくしゃの笑顔。 経緯も書いて母に写真をメールしたところ、 帰宅した母のほうが泣いてしまったそうです。 私はあまり悲しい感情の スイッチを切れない性格。 娘の感情コントロールと 周囲への思いやりにはとても感服しています。 (はっぱ)
初めての出産予定日が近づいて、 早く赤ちゃんに会いたいけれど、 生まれたらこの不思議な胎動の感触も なくなるんだなぁと、少し寂しく感じていた頃。 それを話すと先輩ママが 「子育てって、 うれしいようなさびしいような、の連続かも」 と言っていました。 それから無事お母さんになって3年。 おっぱいを卒業して 甘い匂いがしなくなったとき、 歩きはじめてハイハイのおしりが 見られなくなったとき、 ぎゅーっと抱っこしているときも、 時々その言葉を思い出します。 忙しくてイライラしてばかりの毎日だけど、 貴重な日々なんですよね。 ほぼ日のおかげであらためて感じました。 ありがとうございます。 (むっくり)
- 今日も終わってしまった。
- 終わってしまったな。
- 子どもはみんなえらいな。
- うん、えらい。
-
でもそれは、育ててくれた人や
まわりにいる人のおかげで
えらいんやな。
- なにを言うとるねん。
- 誰かといっしょにいるっていいな‥‥。
- ふふふ、なにを感慨深くなっとるんや。
- それではまた、明日!
-
残り少ない日数なので、
いまのうちに投稿をー!
「こども ビームス」さんと、
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あたらしいタイプのカバーをつくりました。
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おかあさんと子どもで、おそろいにもできますよ。
サイズがなくなってきているものもありますので、
欲しい柄があったらどうぞおはやめに。
この冬は、親子でしっかり、あたためよう!
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2012-10-24-WED