みなさんこんにちは、
気仙沼在住のほぼ日乗組員、サユミです。
目黒での催しに来られない方のためにも、
「焼きさんま」と「さんまのすり身汁」のつくりかたを
地元の方々にうかがってきました。
新鮮なさんまを探して、ぜひぜひ挑戦してくださいねー。

   



気仙沼の人に聞きとり調査!

新鮮なさんまの見わけ方について、
気仙沼のみなさんに質問してきました!

ちなみに写真は、
さんまの入荷で大忙しの「磯屋水産」さんで
お邪魔にならないよう撮らせていただきました。
「磯屋水産」は、
お寿司屋さんや料亭など、
プロの料理人も買い付けに来る、お魚屋さん。
糸井をはじめ、気仙沼を訪れた「ほぼ日」乗組員は、
いつもこちらでお魚を買って帰っています。


▲この日いらした、磯屋水産のみなさん
 「磯屋水産」住所/気仙沼市田谷16地内

そんな「磯屋水産」さんをはじめ、
何名かの気仙沼のみなさんに
「いいさんま」の条件を聞いたところ、
こんな証言をいただけました。

「大きくて太いさんまが、いいさんま。
 それだけ脂がのっていて、はらわたも美味しいから。
 特大クラスの200g以上のさんまは、
 水揚げ量がすくなくて値段も高いけど、うまいよ」



おおーー、そうですか、
大きいのが美味しい、ってなんか意外です。

そして、こんなお答えも。

「新鮮なさんまはさ、
 しっぽのほうを手でもったら、
 ぴーんと真上に立つの。
 だらっと曲がるのは、あまり新鮮じゃない」

へえーーー!
なるほどー、その見わけ方は知らなかったです。

さらに、その方は言いました。

「そういう新鮮なさんまはね、
 ぴーんと真上に立てたまま頭をもぐと、
 バナナのように皮がすーっとむけるんだよ」

とのこと‥‥。
ば、バナナのように?!
「ほんとかなぁ‥‥」とつい、つぶやいてしまいました。
そしたらその方、
「ほんとだってば! ほんとにそうなのよ!」
と力説。
新鮮なさんまを手に入れたら、試してみます。

というわけで、
気仙沼の人に聞いた、新鮮なさんまの見わけ方でしたー!




‥‥というレポートを東京の「ほぼ日」に送ったら、
ヤマザキさんからこんなお返事が。

「サユミちゃーん、
 さんまが獲れる場所の人ならではの
 見わけ方、おもしろかったですー。
 でも、さんまを手で持ってピーンっていうのは
 東京のスーパーでは難しいかも?
 だってほら、パックに入っちゃってるから(笑)。
 スーパーでも使える見わけ方とか、
 もうちょい一般的な方法、ないでしょうかー?」

がーーーん!
そう‥‥ですよね‥‥。
さんまというものはどこでも、
氷の中にざらざら入って売っているもんだと
思い込んでいましたです。
もっと一般的な見わけ方を確認してきまーーす!


(タタタタタと走り去り、タタタタタと帰ってくる)


ハァハァ‥‥確認してきました!
みなさん口をそろえて
「あたりまえのことだから教えるようなことじゃない」
とおっしゃるのですが、聞いてきました。
こちらです!

・口先が黄色い
 (水揚げから時間が経つほどこの黄色が消えてくる)

・目が澄んでいてキラキラしている
 (充血している目や濁っている目はよくない)



このふたつが、あたりまえすぎるほどに大切な、
新鮮なさんまの条件なのだそうです!

まとめます、まとめます。
一般的なものから順に並べてまとめます。
こちらーー!

新鮮なさんまの見わけ方



一、口先が黄色い

一、目が澄んでいる

一、大きくて太い

一、しっぽの方を持つとピーンと立つ

一、まるでバナナのように皮がむける(未確認)


以上です!
魚屋さんでみかけたら、チェックしてみてくださいね。