ほぼ日 |
「作り目」「裏目」「表目」と教えていただいてから、
すこし時間が経ちました。 |
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どうでしょう? 毛糸や編み針と、
だいぶ仲よくなれたのではないでしょうか。 |
ほぼ日 |
ええ。まだまだゆっくりですが、
「表目」と「裏目」はなんとか編めるようになったかと。 |
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41段。
ここまで、編めているはずですよね。 |
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ほぼ日 |
「裏目」と「表目」の組み合わせで
この模様ができたときには感動しました。 |
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編み図も大丈夫ですか?
ちゃんと理解して読めるようになっていますか? |
ほぼ日 |
はい。
一度理解してからは、
感覚的にわかるようになったと思います。 |
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モギさんの解説のおかげですね。 |
ほぼ日 |
そうですね。
質実剛健な、あの説明のおかげです。 |
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初心者さんのうちは、何度でも読んだ方がいいと思います。
きょうも1回ぜひ読んできてください。 |
ほぼ日 |
え‥‥きょうも? |
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はい。 |
ほぼ日 |
‥‥ということは、
お花に囲まれたモギさんの顔アイコンが、
この会話の下あたりにまた登場するのですね。 |
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そうだと思います。 |
ほぼ日 |
‥‥わかりました、行ってきます、モギさんの世界へ! |
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おかえりなさい。 |
ほぼ日 |
はあ、はあ、はあ‥‥。
た、ただいま戻りました。
「ジム」ですね、これは。「編み図ジム」。
たしかに、良い復習になりました。 |
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1)2種類の、減らし目記号。 |
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さて、このステップでは41段よりも先に進みましょう。 |
ほぼ日 |
はい。 |
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編み図を見ると、
42段めに、はじめて見る記号がありますね。 |
ほぼ日 |
あります。
漢字の「入」と「人」のような記号が。 |
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まずこの記号は、
「右上2目一度(みぎうえふためいちど)」といいます。 |
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そしてこちらの記号が、
「左上2目一度(ひだりうえふためいちど)」。 |
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編み図を見ると、
42段めから上に向かって横幅がせまくなっていきますよね。 |
ほぼ日 |
はい、三角形になっています。 |
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これは、編み目の数が減っているということです。 |
ほぼ日 |
なるほど。
‥‥偶数の段で、2目ずつ減っているように見えます。 |
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そうです。
偶数段にある、その2種類の記号のところで、
それぞれ1目ずつ減らし目をしていきます。 |
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2)右上2目一度
〜1目めを編まずにそのまま移動〜 |
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42段め。
偶数の段なので、編み地の表側を見ながら、
右から左に編んでいきます。
その42段の最初に、「右上2目一度」の記号がありますね。
ここはまず、1目めに右手の編み針をいれます。
こうやって‥‥手前から向こう側に。 |
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そうしましたら、針を入れたその目を、
そのまま右手の編み針に移動させます。
こうやって、
左手の編み針から目をはずし、ただ移すだけです。 |
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3)右上2目一度
〜表目を1目、編む〜 |
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移しただけの1目めのことは、いったん忘れます。
続いて、42段の2目め。
ここはふつうに「表目」を編みます。
手前から向こう側に、右手の編み針を入れて‥‥。 |
▲この段では、これから編む毛糸は編み針の向こう側にあります。 |
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反時計回りにくるっと毛糸を巻きつけたら‥‥。 |
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その巻きつけた毛糸を手前に引き出します。 |
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引き出したら、左側にある編み地のいちばん右側の目を、
編み針からはずします。 |
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ほぼ日 |
「表目」の復習になりました。 |
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4)右上2目一度
〜1目めを2目めにかぶせる〜 |
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1目めを右手の編み針に移して、2目めに表目を編む。
これはまだ、「右上2目一度」の途中です。
続けますね。
左手の編み針で、
右手の編み針に移した1目めをすくいあげます。 |
▲目の左側から編み針を入れます。 |
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すこしだけ力を入れて、すくいあげ‥‥。 |
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表編みした2目めの上を通過させます。 |
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完全に通過したら、そのまま右手の編み針を引き上げ、
1目めを左手の編み針からはずします。 |
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1目めを2目めに、かぶせたことになるわけです。
これで、2目あったものが1目にまとまりました。 |
ほぼ日 |
はい、目が減りました。 |
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ふたつの目のうち、右の目が上に重なるので、
「右上2目一度」です。 |
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5)表目を編む。 |
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42段はこのあとしばらく、表目が続きます。
ふつうに11目、編みましょう。 |
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6)左上2目一度
〜最後の2目に針を入れる〜 |
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さて、42段の最後は「左上2目一度」です。 |
ほぼ日 |
これも減らし目なんですね。 |
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はい。
「右上2目一度」とは方法が違いますので、
よく見ていてくださいね。
最後の2目、
この2目に、右手の編み針を入れます。
手前から向こう側へ。 |
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このように、まとめて2目に編み針を入れます。 |
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6)左上2目一度
〜そのまま表目を編む〜 |
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あとは、表目を編むときと同じ要領です。
2目連なっている部分を1目だと思って、
表目を編みましょう。
くるっと反時計回りに、右手の編み棒に糸を巻きつけ‥‥。 |
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いつもの「表目」を編むときより毛糸が1本多いので、
ちょっと、ぎゅっとしています。
手前に引き出すのが、すこしたいへんかもしれませんが‥‥ |
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よいしょっと、がんばって引き出します。 |
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引き出せたら、
左手の編み針にある2目をはずします。 |
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これで「左上2目一度」の完成です。 |
ほぼ日 |
ふたつの目のうち、左の目が上に重なるので、
「左上2目一度」、ですね。 |
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はい。
同時に42段めが編み終わり、
編み地が右手の編み針に移りました。
ここで目の数を数えましょう。
1、2,3,4、5、6、7‥‥‥‥13。 |
ほぼ日 |
13目。
編み地の左右で1目ずつ減らし目をしたので、
15目から13目の編み地になったんですね。 |
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そういうことです。 |
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7)47段めまで編む。 |
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43段めから47段目までは、
偶数の段で、いまの減らし目をしながら
編み図のとおりに編んでいきましょう。 |
ほぼ日 |
‥‥48段に、また見たことのない記号が。 |
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それについては、次回。
ちなみに編み図を見ればわかりますが、
40段以降はずっと「表目」を編む作業です。 |
ほぼ日 |
ええと‥‥‥‥あ、ほんとだ。
減らし目のところも? 表目なんですか? |
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減らし目の箇所でも表目を編んでいます。
「裏目で編む減らし目」というのは別にあるので。 |
ほぼ日 |
へええ〜、なるほどぉ〜。
ずっと「表目」なんですね。 |
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ね。
編み図が読めてくると、たのしいですよね。 |
ほぼ日 |
はい!
‥‥このあたり、
編み図のことがピンとこなかったかたは、
どうぞまた、モギさんの世界へ! |
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(編み図のことを理解しつつ‥‥つづきまーす) |