さっそくご覧いただきましょう。
「編みものは未経験」というかた、 本編スタートは11月上旬の予定ですが、
「目薬ポーチ」のお話を続けます。 さんざん「目薬ポーチ」とくり返していますが、
このとき、山下と永田は棒針編みが初体験。 ところが、それが「できた」のです。
糸井重里も「目薬ポーチ」にチャレンジしました。
編み終わっての感想を訊いてみたところ‥‥ 「たいへんだということが、 山下はその後、三國さんの本を見てミトンを編みました。 それを教えてくれたのが、三國万里子さんであり、 ちいさな「目薬ポーチ」ですが、 「目薬ポーチ」にたくさんの未経験者が挑戦して、 くわしい解説は11月からですが、
腕に覚えがあるかたは、 くり返します。 三國さんのワークショップにはじめてお邪魔したとき、 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ・極太毛糸をひと玉(お好きな色で) ※よくわからないかたは、手芸洋品店の店員さんに それでは、本編でお会いしましょう。 あ、最後にひとつだけ。 |
2012-10-19-FRI
『冬の日の編みもの』 『編みものこもの』『編みものワードローブ』 |
このたび、三國万里子さんの新刊 『冬の日の編みもの』が、発売のはこびとなりました。 例年の発売より1ヶ月ほどお時間をいただき、 「今年はまだなのか?」と お声をお寄せいただいたと聞き、うれしい限りです。 では、担当編集者から 『冬の日の編みもの』のご紹介をさせていただきます。 これまでの3冊をご覧になったことがある方は、 すでにお気づきかと思いますが、 miknitsは、白い世界から外へ出ました。 スケートリンクでの撮影は、本作のなかに掲載している、 とあるキーアイテムを編み上げたときの 三國さんからの提案で実現しました。 ロケ地がスケートリンクに決まってから、 スケート遊びのときにこんなのがあったらいいな、 と追加したあったかアイテムもあります。 これがそうかしら? なんて想像しながら ページをめくっていただければ、 おもしろいかもしれません。 もうひとつ、探しものネタです。 ほぼ日さんでのユーストリーム中継で寄せられた 「三國さんの着ているニットみたいなのが編みたい」 というお声を真に受けて、 「みたいなの」を作っていただいています。 よかったら、探してみてください。 また、本作に掲載の2点のアランセーターは、 アラン諸島への旅の後に編まれています。 岩だらけの島で、三國さんが感じてきたことが 生かされていることと思います。 帰国直後に編まれたクラシカルアランセーターは、 やたら力強く、質実剛健で大真面目。 着てみると、肩から袖にかけて ぎゅっと掴まれるような心地よさに包まれます。 アランセーターが、漁師が海へ出るときの 目印であるというのはよく知られたことですが、 そのルーツを感じずにはいられません。 もう1枚のボートネックアランセーターは その後に編まれたもので、ライトでモダンな1枚。 ダイヤ柄を描きながら じりじりと頂点まで目を減らしていく過程が、 編み図を見ているだけでも高揚します。 ああ、早く編みたい! そして、毎回、頭を悩ませているプロセス解説ページは、 テクスチャーのおもしろい作品がたくさんあったので、 6つのステッチをピックアップしました。 記号だけではわかりづらい、 でも、とびきり魅力的なステッチが、 作品のところどころに使われています。 それらの作品は、ステッチを存分に生かした、 直線的でシンプルな形のものが中心です。 つまり、そのステッチさえ攻略すれば、 あとは繰り返すだけ、とも言えるわけで、 ビギナーさんにもトライしやすいのではないでしょうか。 三國さんは、ハンドニットを手にして その編み目をじーっと見ていると、 編んだ人と会話ができる、と言います。 時代や地域はもちろん、色やシルエットの好みや、 几帳面だとか面倒くさがりだとか ロマンチストだとかのパーソナリティまで、 ハンドニットが教えてくれる情報は膨大で、 それに思いを馳せるとおもしろいよ、 ということなのだと思います。 『冬の日の編みもの』の三國さんの編むニットも、 また赤裸々です。 ふるさとの景色や、子どもの頃に親しんでいた遊びなど、 本作でもニットを通して三國さんの人となりを 覗き見するようで、 一番のファンを自負する私はとてもわくわくしました。 みなさんも、この本で すてきな編みものの時間を過ごしていただければ幸いです。 「株式会社リトルバード」・三角紗綾子 |