ことしの6月、 「手紙社」と「手紙舎」? まずは、「手紙社」。 ● 書籍、雑誌など出版コンテンツの企画・編集 この「手紙社」の事務所は、 そとからみると、こういうお店で‥‥。 |
なかの様子はすてきなカフェで‥‥。 |
かわいい雑貨や古本が並んでいて‥‥。 |
看板をみると‥‥。 |
「手紙舎」「ヒバリ」という名前が。 |
こちらがタナカセイコさん。 そしてなんと、「手紙社」の事務所も、 |
厨房の前で、編集のお仕事。 われわれはそんな場所を訪れて、お話をうかがいました。 |
聞き手はほぼ日のスギエと山下。 |
スギエ | すみません、お忙しい時間に。 |
北島 | いえいえ。 |
山下 | あの、こちらの女性は‥‥。 |
北島 | 千夏(ちか)ちゃんです、 増田千夏ちゃん。 |
わたなべ | 「もみじ市」を いっしょに立ちあげたメンバーなんです。 |
北島 | ほぼ日さんに「もみじ市」の話をするのに、 やっぱり千夏ちゃんがいないとね。 千夏ちゃんは小さな巨人と言われています(笑)。 |
千夏 | 増田と申します(笑)、はじめまして。 |
スギエ | はじめまして、よろしくお願いします。 |
北島 | ぼくも、わたなべも、千夏ちゃんも、 もともとは別な会社にいたんですよ。 |
スギエ | 「もみじ市」をはじめる前ですか。 |
北島 | そうです。 で、ぼくらは「もみじ市」を立ちあげて 2年後に独立して「手紙社」をつくったんですが、 千夏ちゃんは そのときと同じ会社につとめているんです。 |
山下 | 「もみじ市」になると、 こうしていっしょになるんですね。 |
千夏 | ええ、そうです。 |
北島 | ぼくらはもともと、 狛江のカフェで出会った友だちなんですよ。 |
山下 | すべては狛江のカフェではじまった。 |
スギエ | なにかいっしょにやろうじゃないかと。 |
北島 | そうだよね、そもそもは。 |
千夏 | そうでした。 |
山下 | あの、先日はご足労いただいて、 糸井とふしぎなお話になったのですが(笑)。 |
北島 | いや(笑)、おもしろかったです。 |
山下 | あらためてですね、 「もみじ市とは?」というところから、 うかがえたらと思いまして‥‥。 「もみじ市」とは、なんでしょう? |
北島 | お、単刀直入(笑)。 「もみじ市」とは‥‥。 |
わたなべ | もみじ市とは‥‥。 |
北島 | ‥‥なんでしょう。 まあ、でも、 これはいちばん最初のときに どなたかに言われたんですけど、 「大人の文化祭だね」って。 |
スギエ | 大人の文化祭‥‥たしかに。 |
北島 | シンプルな言い方だけど、 なんだかうれしかったです。 「大人の文化祭」。 たしかにそういう要素はあるのかなあと。 |
スギエ | 最初に集まったときには、 どんなことをやろうと みなさんでおっしゃってたんですか? |
北島 | どんなことを言ってたんだっけ? もの作りの人たちが集まった‥‥ 「お祭り」とかいう言い方をしてたかなあ。 |
千夏 | うーん‥‥。 |
わたなべ | 最初はたしか、「1日カフェをやろう」 みたいな話だったような‥‥。 |
北島 | あ、そうそう、1日カフェ。 |
スギエ | 1日カフェ。 |
北島 | とにかく、何かをやりたくて むずむずしてたんです(笑)。 |
山下 | むずむず(笑)。 |
北島 | みんなたぶん、 それぞれの仕事で安定してたんだよね? |
わたなべ | うん。 |
北島 | だからこそ、 なにか別のことをやりたいという気持ちで、 それぞれが3人とも、むずむずしてて。 |
スギエ | いいですね、そのむずむず感。 |
北島 | それで「1日カフェ」を 自宅でやろうとしたんだよね。 |
スギエ | 自宅で! それはそれでおもしろそう。 |
北島 | 自宅カフェ(笑)。 |
わたなべ | でもやっぱり狭すぎるって(笑)。 |
北島 | 人を呼んでも入らないよねー、 どう考えても無理だよねーっていう話になって、 で、どうしようかと思ってて‥‥。 |
山下 | それが何年前ですか? |
北島 | ちょうど4年前です。 |
千夏 | 2006年。 |
山下 | そんなに昔ではないですよね。 |
北島 | ワールドカップイヤーです。 |
山下 | ‥‥ひとつのワールドカップから 次のワールドカップの年までの期間で、 「自宅カフェ」の構想から こんなに大きなイベントになったわけですか‥‥。 |
スギエ | 第1回目の場所はどこだったんですか? |
北島 | 場所は、ここからすぐ近くの 「森のテラス」というところで。 |
山下 | 参加した作り手のかたは 何人くらいだったんでしょう? |
北島 | たしか、15組くらいかな。 音楽の人たちも合わせると。 |
千夏 | そうでした。 |
山下 | きっと、その1回目がよっぽど たのしかったんでしょうね。 |
北島 | ええ、そうですね。 |
山下 | じゃないと、次をやりませんよね。 |
千夏 | すごいたのしかった。 |
わたなべ | たのしかった。 |
北島 | 場所もよかったし、 たのしかったですねぇ。 |
(つづきます) |
2010-10-05-TUE |