台北には林森北路という通りがあります。
駐在や出張の日本人のサラリーマンが、
こぞってお酒を飲みに行く日本人向けの飲み屋街。
居酒屋も、お姉さんのいるお店も、
日本語が通じて、日本のものが食べられる。

うちも居酒屋なんかは子連れで行っちゃうこともあります。そんな飲み屋街のちょっと外れたところにあるのが、今回インタビューした黒島くんの店。

　

今回は、そんな場所で日本人も台湾人も集まる、
大衆酒場を開いている黒島くんをインタビュー。
石垣島出身で、台湾在住が合計約20年。
ドラムが好きでバンドをやっている。
店に近づくと本人がいたので、そのまま話を聞くことに。

とにかく、嘘しか言わない。
自己紹介をお願いすると、韓国語？？で挨拶し、
お名前は「クロシマイケルジャクソンさん」、
「沖縄風居酒屋を初めて248年」と言う。
嘘だらけから始まる今回の「楽楽台湾Podcast」、
「圓酒（まるさけ）」の黒島くんを紹介しています。

※今回、通常の「楽楽台湾Podcast」
レジェンドインタビューとはだいぶ雰囲気が違います。

「クロシマイケルジャクソンさん」。居酒屋を初めて12年。

「圓酒（まるさけ）」は店中に沖縄のポスターや写真が張り詰められ、思いっきり沖縄の大衆酒場の雰囲気。

　

沖縄の料理はゴーヤチャンプルーしかありません。
あと、オリオンビールと泡盛。
ほかの料理は、台湾人がやるような
日本風居酒屋のメニューで、
ぶっちゃけ特に美味しいというより、
台湾人がやっている居酒屋より
日本人も食べられる、くらいの味
（ディスってるのではなく黒島さんも認める事実）。
ですが、気楽な飲み屋として
台湾人も日本人もたくさんやってきてすごい人気。
今度近所に３店舗目をオープンするらしいです。

最近の沖縄の学生って、東京や大阪の大学に行くより
台湾のほうが近いし安いこともあって、
台湾によく留学するんですね。
黒島くんは、その走りも走り。
それも、へそが曲がっているから、
台北じゃなく台中に留学。
台中では台湾語をよく話すので、
台湾語もできるようになったという人。
昔の留学生にしてはレアケース。

大学卒業後、東京で倉庫整理のバイトをし、
中国語の通訳を手伝っていたら正社員になり、
アジアへの出張が多くなった。
職を変えても台湾に縁があり、
台湾でPOSレジとか回転寿司のシステムを作って
売る会社を任されるように。
そんななか、自分と奥さんで居酒屋をはじめたら
当たったんだとか。

「適当でゆるいのが人を集める」台湾あるある。
その道を極めなくても、レベルが高くなくてもいい。
「台湾で起業したい！」「何かしたい！」という人、
台湾には、こんなドリームもあります。
掴みどころがないトークですが、
是非Podcastを聞いてみてください。
「圓酒（まるさけ）」の店の感じと
「クロシマイケルジャクソンさん」の雰囲気が、
よーく味わえると思います。

「楽楽台湾Podcast」恒例の中国語講座は、
你會說日文嗎？（ニーホェショーリーウェンマ？）
『日本語話せますか？』

台湾では、半径３メートル以内に
必ず日本語ができる人がいる！
困った時はこのフレーズ使って、
日本語で助けてもらいましょう。
仲良くもなれます。

オマケの一曲は、男女構成アカペラグループ　
「尋人啟事（シュンレンチーシィ）」の
「我巨大的悲傷」をご紹介。

　

2014年結成で、結構たくさん賞を獲っています。
2021年に台湾の音楽アワード金曲賞で
新人賞を最優秀音楽賞を受賞。
聞いてみてください！

私たち「你好我好」はこの週末（10月29日）、
綿麻の日常着で人気の鄭（ヂェン）先生と
沖縄の国立劇場で、台湾の伝統芸能を引っさげてイベントです。
お近くにお越しの方、お待ちしています。