これは一通のメールから実現したコンテンツです。
千葉県佐倉市の「国立歴史民俗博物館」ではたらく
女性から届いたそのメールは、
中止になった企画展の図録を
「ほぼ日カルチャんWEBショップ」で
販売できないでしょうか、という内容でした。

企画展のタイトルは、「昆布とミヨク」。
ミヨク?
韓国語で「わかめ」という意味だそうです。
つまり「昆布とわかめ」。
どういう企画展が開催されるはずだったのか、
メールをくださった玄角愛さんと
企画展の担当者、松田睦彦さんにお話をうかがいました

インタビューをお読みいただく前に、呼びかけをひとつ。
「ほぼ日カルチャんWEBショップ」での
販売を希望する方の募集を、この機会にはじめます。

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ーはじめに ー

「ほぼ日カルチャんWEBショップ」で
図録やグッズの販売をご希望の方、
メールをください。

「昆布とミヨク」という企画展についての
インタビューをお読みいただく前に、
「呼びかけ」を行うことにしました。

まずは、このコンテンツの発端となった、
「ほぼ日カルチャん」に届いたメールをお読みください。

ご担当者様

突然のメールで失礼いたします。
当方、千葉県佐倉市にあります国立歴史民俗博物館の
ミュージアムショップを担当しております団体です。
ほぼ日カルちゃんWEBショップを拝見し、
お訪ねしたくメールを送らせていただきました。

この度の自粛で、
当館も企画展示に足を運んでいただくことなく
閉幕を迎えようとしております。
「昆布とミヨク」という日韓の国際企画展示でした。
図録も用意したのですが、在庫を抱えておりまして、

御社のwebショップに掲載していただけないか
ご相談させていただきたく存じます。

突然の不躾なお願いで申し訳ございません。
ご検討いただけますと幸いです。

一般財団法人歴史民俗博物館振興会
国立歴史民俗博物館友の会担当

玄角 愛

「ほぼ日カルチャんWEBショップ」は、
渋谷PARCOの4階にある
「ほぼ日カルチャん」が運営する
オンラインストアです。

美術館、博物館、映画館、ギャラリーなどの
すこしでもお役に立てればと思い
このショップをたちあげたわたしたちにとって、
玄角さんという方からのメールは
とてもありがたく、うれしい内容でした。

「昆布とミヨク」という
ふしぎなタイトルの企画展に興味をもったことも
もちろんありますが、
こういうかたちで、
美術館や博物館などから声をかけてもらうことは
わたしたちののぞみでもありました。

これをきっかけに、呼びかけます。

展覧会やイベントの関係者のみなさま、
「ほぼ日カルチャんWEBショップ」で
図録やオリジナルグッズの販売をご希望の方は、
わたしたちにメールをお送りください。

※件名を「ほぼ日カルチャんWEBショップで販売希望」としてください。
メールの本文には、「送信者の自己紹介」「企画名」
「参考URL」「販売を希望するアイテム」などと、
おすすめのポイントなどをご記入ください。

●地域は問いません

渋谷PARCOの4階で「ほぼ日カルチャん」は、
東京で開催されている
文化的な催しをご案内してきました。
「東京で」ということがテーマでしたが、
WEBショップにおいては
これに強くこだわらないこととします。
地域は問いません。
すべての文化的催しが対象です。

●中止・延期になっていない催しも

「中止・延期になった展覧会やイベント」のために
スタートしたWEBショップではありますが、
いまお読みいただいているこのページが掲載される
2020年6月2日現在、
非常事態宣言はすでに解除されています。
これからは予定通りに開催される
展覧会やイベントが増えてくることでしょう。
「ほぼ日カルチャんWEBショップ」では、
今後も様々な催しのグッズを
販売していきたいと考えています。
つまり、
「中止・延期になった展覧会やイベント」以外も、
情報を受け付けさせていただきます。

●すべてをお受けすることはできません

あらかじめお伝えしておきます。
すべてのお申し出をお受けすることは、
おそらくできません。
お申し出の量によっては
手が足りなくなる可能性があることが、理由のひとつです。
もうひとつの理由は、
「自分たちが興味をもった催しをご紹介したい」
というオープンからの姿勢に拠ります。
自分たちの興味によってチョイスさせていただくことを、
勝手ながら前もってご理解ください。

映画、演劇、展覧会、
どんなジャンルでもかまいません。
もちろん、規模の大小も問いません。
文化的な催しに
情熱を持って取り組んでいる
主催者、関係者のみなさま、
熱いオススメの文章とともに、メールをお送りください。

※件名を「ほぼ日カルチャんWEBショップで販売希望」としてください。
メールの本文には、「送信者の自己紹介」「企画名」
「参考URL」「販売を希望するアイテム」などと、
おすすめのポイントなどをご記入ください。

次回、インタビュー。

前置きが長くなりました。
一通のメールが届いたことでご縁がうまれ、
興味津々でうかがったお話を、
次回から3回にわけてお届けします。
緊急事態宣言中、2020年5月21日の取材でしたので、
インタビューはWEB会議ツールで行いました。

▲右上:松田睦彦さん(国立歴史民俗博物館研究部)下:玄角愛さん(国立歴史民俗博物館 友の会担当) ▲右上:松田睦彦さん(国立歴史民俗博物館研究部)下:玄角愛さん(国立歴史民俗博物館 友の会担当)

(インタビューに、つづきます)

2020-06-02-TUE

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