ほぼ日オフィス、引っ越します!
通いなれた「青山」を離れ、
次なる新天地「神田」に大移動です。
しかも今度の新オフィス、
これまでのはたらき方を見直し、
まったく新しい発想でつくるとか。
えっ?なにそれ?どういうこと?
というわけで、秋頃までつづく
新オフィス完成までのてんやわんやを、
不定期連載でおとどけします。
担当は「ほぼ日」稲崎です。
- ──
- 新しいオフィスの話を聞いてると、
これからいろいろな変化がありそうですね。
今回の引っ越しをきっかけに。
- 平本
- 個人的には環境が変わるって、
けっこう好きなのでワクワクします。
- 小竹
- 私もたのしそうだなって思います。
- ──
- いまの段階で、
何か心配なことってありますか?
- 小竹
- 心配ですか?
まあ‥‥ないわけじゃないですが(笑)。
- ──
- 初めての試みも多いですからね。
フリーアドレスとか。
- 小竹
- フリーアドレスのことで言うと、
フロアがいくつか分かれているので、
現実問題として誰がどこにいるのか
わかりにくくなるというのはあると思います。
「あの人にちょっと相談したい」と思っても、
その人がどこにいるかわかりません。
- ──
- あー、なるほど。
フロアが分かれてるだけに。
それは、どうするんでしょうか。
- 小竹
- 新しいシステムを入れるつもりです。
パソコンで「小竹」と入力したら、
「いまここにいます」というのが画面に出るとか、
そういう便利なシステムを
新しく導入しようと思っています。
いままで自分の目で見えていたのが、
オンライン上でわかるようになるイメージです。
- ──
- へーー、そんなことができるんですね。
- 小竹
- そういうのがないと、
探すほうはけっこう大変ですからね。
わざわざ電話をかけるのも、
ちょっと違うなって気がしますし。
- ──
- ロッカーで待ち伏せするくらいしか
思いつかなかったです。
- 平本
- もしくはロッカーに置き手紙するとか。
- 小竹
- 学生のころを思い出しますね。
- 平本
- バレンタインデーには、
みんな妙にそわそわしたりして(笑)。
- ──
- (笑)
- 小竹
- あと、せっかくフリーアドレスにしても、
だんだんと座る席というのが
固定化されたりするみたいで。
なので、ある会社では毎朝クジを引いて、
「きょうのあなたはこのへんの席です」
というを決めたりするそうです。
- ──
- ランダムに決めるわけですね。
- 平本
- そのほうが気は楽ですよね。
「いつもあのひとが使ってるからやめとこう」
みたいな気遣いはなくなりそう。
- 小竹
- ただ、システム的には
ちょっとハードルも高いみたいで、
そのへんをどうするかはまだ‥‥。
- 平本
- だったら、ガチャガチャは?
席の場所が紙に書いてあるガチャガチャ。
ガムとかオマケも入れて。
- ──
- ガチャガチャもたのしそうですね。
そこらへんはおもしろく解決したいですね。
- 平本
- こういう席の問題って、長い目で見ると
けっこう全体のコミュニケーションに
関わってくる話だと思うんです。
やっぱりちょっとした
偶発性みたいなものを入れていかないと、
人と人のつながりというのが、
ヘンに固定されちゃう気がしますよね。
フリーアドレスどうこうの前に、
それってもったいない気がします。
- ──
- 流動的なほうが、
社内の風通しも良さそうですよね。
- 平本
- 最初は戸惑うかもしれませんが、
いざフリーアドレスがはじまってみたら、
意外と流動的なおもしろさに気づくと思うんです。
個人的には流れに身を任せることを
たのしみたいですね。
- ──
- あと、働き方って慣れもありますよね。
- 平本
- そうそう。
- ──
- リモートワークがはじまったとき、
家で仕事は絶対できないと思っていたんです。
集中できないだろうと。
でも、自宅の環境を整えたりして、
2ヶ月くらい我慢してつづけてたら、
いまではけっこうできるようになりました。
- 平本
- そういうのってありますよね。
- ──
- 自分なりのやりやすい方法が、
ちょっとずつわかってくるんでしょうね。
- 平本
- 自分たちも小学校、中学校、高校って、
いろいろ環境が変わるたびに、
新しい気づきがあったじゃないですか。
そういうのと同じように、
ほぼ日もこれまで定期的に環境が変わって、
そのたびに自分たちのステージも
変わってきたように思うんです。
だから、その、いいことだと思うんです。
変化するって。
- 小竹
- そうですよね。
そういう機会があるって、
すごく貴重だなって思いますね。
- ──
- そろそろ時間なんですが、
じつはまだ話を聞けてないフロアもあって。
3階の食堂のこととか。
- 小竹
- 3階のキッチンがまた素敵なんですよね。
お店みたいにコの字カウンターで。
- ──
- へーー!
- 平本
- キッチンでの撮影も
やりやすくなると思います。
- ──
- そのへんの話はまた今度にします。
きょうは仕事中にありがとうございました。
また、お願いします。
- 小竹
- はい、いつでも。
ありがとうございました。
- 平本
- ありがとうございました。
(次回は、たぶん、フグについて。)
2020-08-22-SAT