ぱるるの愛称で親しまれている
俳優の島崎遥香さん。
テレビ越しに見る彼女は
最近ますますキレイになって、
なにかふっきれたかのように、
とてもたのしそうに笑っている。
29歳、最後の日に
自分自身を見つめなおして、
どんな20代だったのか、
どんな30代でありたいのか、
今どう思っているのかを
聞いてみたいと思いました。
担当は「ほぼ日」下尾(しもー)です。

>島崎遥香さんのプロフィール

島崎遥香(しまざきはるか)

埼玉県出身。アイドルグループ・AKB48の元メンバーで第9期生。愛称は“ぱるる”。現在は俳優業やバラエティなどで活躍。「ぱるるのおひとりさま論」(大和書房)を出版。

この対談の動画は「ほぼ日の學校」でご覧いただけます。

前へ目次ページへ次へ

第5回:もっと自分のために生きたらいいのに

ーー
特にいいなあと思った言葉の中に
「もっと自分のために生きたらいいのに」
という言葉があったんですが、
これは今悩んでいる人に
伝えたい言葉だったんですか?
ぱるる
それが、わたしは言った記憶がないんです。
自分でインタビューを受けながら
言ってたみたいなんですよね。
それくらい、この言葉を伝えたいです
って思って言った言葉ではなくて、
日頃から思ってることなんだと思います。
何も考えずに出た言葉ですね。
選択肢を広げるためには、いろいろ経験して、
自分の得意なこと、できないことを
自分自身が知らないと
次のステージに行けないなとは思うので、
常に新しいことをやってみる、
イヤでもやってみるっていうのは
心がけてはいます。
でもそう思えるようになったのは
本当に、ここ数年なんです。
それまでは与えられたことを
やってきたっていう感覚が大きかったんです。
ただその与えられたことだけをやっていると思うと、
なんか全部がイヤになっちゃうので。
そうではなくて
自分のためにやってるんだっていう風に
気持ちを変えていくことで、
だいぶ人生が明るくなったかなと思います。

ーー
そう思えるようになった
きっかけみたいなものはあるんですか?
ぱるる
なんとなく、このままだとダメだなって
思ったんだと思います。
今の自分が苦しいのとか
納得してないのって、
「やらないこと」を増やしていたなというか。
挑戦しないことを増やして、
これはイヤだ、あれもできないとかを
食わず嫌いじゃないですけど、
してきたのかなと思って。
「とりあえず、やってみる。」
それでもイヤだったら
もう今後一生やらない!

でもいいと思うんですよね。
ーー
とりあえず、やってみてよかったことは何ですか?
ぱるる
最近挑戦したのは、水泳です。
わたし、泳げないんですけど
水着を買ってジムに通っています。
まずは水中ウォーキングと、
潜るということに挑戦しました。
ーー
すごいですね。わたしも泳げないですけど、
怖いじゃないですか、水自体。
ぱるる
はい。
ーー
めっちゃ挑戦ですよね?
ぱるる
挑戦してます。

ーー
怖い気持ちは減ってきたんですか?
ぱるる
あ、楽しいですね。ちょっと怖さもあるんですけど。 
30代の目標は「泳げるようになること」です。
ーー
他にも30代の目標ってありますか?
ぱるる
ワンちゃんを飼っているので、ワンちゃんのために
もう少し広々したお家に住むことです。
ーー
引っ越しするのは好きなんですか?
ぱるる
引っ越し、大好きです。
本来であれば理想はお庭がついていて、
放し飼いができるようなお家が理想ですけど。
なかなか都内ではないじゃないですか。
そう思うと、
やっぱり埼玉はいいのかなって思ったりしますね。
土地があるんで、埼玉は。
ーー
戻ってきましたね、埼玉に。

(つづきます)

2024-06-03-MON

前へ目次ページへ次へ
  • 独自の視点で語り尽くす初のエッセイ。
    「ぱるるのおひとりさま論」

    素直な言葉で書かれた、
    心にスッと入ってくる言葉たち。
    とってもかわいい
    撮り下ろしフォトもたっぷり。
    今まで語られなかった過去も
    赤裸々に語られていて
    ぱるるさんらしい言葉で
    ズバっと書いてあるところも、
    おもしろいです。
    どんな方でも共感でき、
    勇気づけられるような1冊です

    Amazon.co.jpの販売ページはこちら