- 石澤
- ほぼ日の立ち上げ当初から関わってきたベイさんは、
エンジニアの視点で
「ここがほぼ日の仕事の魅力です」
といったことってありますか?
- ベイ
- ほぼ日は環境が整備されているわけではないけれど、
仕事のなかで、工作をするように
「その場であるもので作っちゃう」ということが
すごくできる場所だと思うんです。
いろんな新しいおもちゃがたくさん降ってきて(笑)。
いまだとFirebaseっていう
おもちゃがきたりとか、すっごい楽しいんです。
- 川上
- おもちゃですか(笑)。
- ふみ
- おもちゃですね(笑)。
私もまだ入って2年ですけど、
その話はすごくよくわかります。
ほぼ日は、やりたいことをやるために、
自分が知っているものを組み合わせて
作り上げていくことができる空間、
という感じがします。
- 川上
- そういうのに面白みを覚える人ですよ。
必要なのは。
- 糸井
- そういう人は、どんどんおもちゃで
遊ぶみたいにできるんですよね。 - ぼくはいま、「ほぼ日の學校」で、
すごいことを成し遂げてきた人たちの話を
たくさん聞いてるんですけど、
なぜか「工作が好き」という人ばかりなんです。
イッセー尾形さんもそうだし、
ミクシイの笠原さんもそう。
Suicaのデザインをした山中先生だってそう。 - 「買ってこよう」「もらってこよう」ではなく、
そこにあるもので作っちゃう。
それこそ「バケツ被ればロボットになるんだよ」
みたいな発想。
それをできるのがクリエイティブの
アスリートだと思うんですよ。
- 石澤
- すごく象徴的な話という気がします。
- 糸井
- 社内全部そうなんです。
ほぼ日自体だって、答えのないことを
現場での工夫を頼りに、
おもしろがりながらやってきたのが歴史だし。 - ぼくはこの風土を、もっと耕したいんですよね。
だからやっぱりそういったことを
面白がってくれる人だといいなと思っています。
必ずしもすべてが上手じゃなくても、
まずは大丈夫。
ひとつうまくいかなくったって、
痛くも痒くもないんだから。 - もちろん今回のシステムチームの募集は
「技術がある人」を募集するわけだから、
そこはよろしくね、とは思うんだけど。
(つづきます)
2021-08-24-TUE