ついに「生活のたのしみ展2025」が
目前に迫ってまいりました。
それぞれの全力がつぎこまれたお店が、
約60店舗も並ぶ今回は
「どのお店をどんな順番でまわるか迷っちゃう」
という方もいらっしゃるかもしれません。
これは、そんなみなさまにお届けするコンテンツ。
「たのしみ展エキスパート」たちに
お買いものプランを教えてもらいました!
読めば、悔いのないたのしみ展へ予習はばっちり。
さあ、あなたなら、
たのしみ展をどうたのしみますか?

1日おきに更新します。お見逃しなく!

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第2回 乗組員さくらの「ときめきのため、物欲を恐れるなプラン」

さくらプロフィール

ほぼ日乗組員・商品事業部。
ジュエリーやアパレル、雑貨などの商品企画を担当。
プライベートでも「モノ」への愛情が深く、
社内でも一目置かれる審美眼の持ち主。
2人の男の子のお母さん。

さくら
ほぼ日商品事業部のさくらです。
よろしくお願いします! 
──
お願いします! 
さっそく、さくらさんの
「生活のたのしみ展2025プラン」を
教えてください。
さくら
きょうは、たのしみ展初日に、
私がブースの担当として
お店に立っていないと仮定して話しますね!
──
はいっ(本気だ‥‥)。
さくら
まず、開場とともに、
YUKI & DAUGHTERSさんと
TEMBEAさんのコラボのお店
『ALMOST EVERYDAY』に駆け込みます。

──
えっ、そんなに急いで。
さくら
前回のたのしみ展で、
YUKI & DAUGHTERSさんの手づくりオブジェ
「ジャンボ・プレッツェル」がほしい!
と思っていたのですが、行くのが遅くなり、
売り切れてしまっていたんです。
その無念を晴らすため、
今回は最初に行こうと思っています。
──
なるほど、納得です。
さくら
私は、買うものを
いくつかのカテゴリーに分けています。
見たときに元気になれる「ときめくもの」、
日常がよりたのしくなる「毎日使うもの」、それから
「自分の世界を広げてくれるもの」など‥‥。
そのなかで、とくに予算を当てたいと思っているのは
「ときめくもの」です。
『ALMOST EVERYDAY』では、そんな
「ときめきに全振り」なお買いものを
するつもりです。

さくら
次は、私が「生活の師匠」と呼んでいる、
土切敬子さんのお店
『だいどこ道具ツチキリ ほぼ日支店』に行きます。
土切さんの目利きやお話が大好きで、
全幅の信頼を置いているんです。
こうして順調に
お買いものテンションを上げていき、
スタイリストの佐伯敦子さんによる
『暮らしのちいさな贅沢のお店』へ。
佐伯さんは、「雰囲気のある大人の女性」
という印象なのに、
とても気さくにお話してくださるんです。
そんなすてきな方なので、
どんなものをお選びになっているのか、
勉強したいと思っています。
続いて、自分にはあまり馴染みのない、
株式会社山忠さんの
『DRESS HERSELF』に行ってみます。
これまで知らなかった、
自分に似合うものがあるかもしれないと思って。
──
シルクを中心とした日常着のブランドですね。
今回のたのしみ展では、
高い品質基準に満たなかった「B品」を、
お手頃な価格で販売してくださります。
B品といっても、「すごく質の高いB品」なんです。
さくら
私のように、一度試してみたいという人には
うれしい機会ですね。
たのしみ展では、「自分のキャラとは違うかも」
と思うお店も訪れてみて、
あたらしいお気に入りを見つけたいです。

さくら
さて、中盤のこのあたりでうかうかしていると、
「買う予定だったものが売り切れる」
という事態が起こり始めます。
あと、予算もそろそろなくなってきます。
──
ハイペースにお買いものをしながらも、
なにが起こるかを見据えています‥‥! 
さすが「たのしみ展上級者」です。
さくら
ここで、確実に手に入れたいアイテムがある
『スツールラグのお店』に向かいます。
このお店で販売する
「米沢緞通(だんつう) 滝沢工房」さんの
スツールラグを、以前お借りしたことがあって。
長距離を運転する際、
車の座席にこのラグを敷いてみたら、
いつもより疲れなかったんですよ。
さらに、柄がかわいいので、
車のなかがあかるくなりました。
お値段は少々張りますが、ゲットしたいです。
そういえば、以前のたのしみ展で、
シャツと割烹着を組み合わせた
「シャッポウギ」という服を買いました。
少し値段が高いかな、と迷ったのですが、
使ってみるとすごく勝手がよくて。
いまでも毎日、家に帰ったらすぐ着ます。
見た目がきれいなのでテンションが上がって、
機嫌よく家事ができるんです。
このお買いものをきっかけに、料理や運転など
「毎日やらなきゃいけないこと」をたのしく、
ラクにしてくれるものには、
しっかりお金を使いたいな
と思うようになりました。

さくら
それから、たのしみ展定番の、
メイクアップアーティスト、
草場妙子さんによる化粧品店にも必ず行きます。
私はおそらく、このお店で
「売り場にいる草場さんに
ご紹介されたものを全て買う」
という状態になります。
──
そんな状態に?! 
さくら
ですが、ここまで、散財、散財、散財‥‥と
ノンストップで来ているので、
草場さんのお店の前に
いったん別のお店に行きます(笑)。
金津沙矢香さんの『ガラスのお店』です。
美しいガラスを見て、
気持ちを落ち着かせるつもりです。
──
気分のコントロールまで考えているとは。
金津さんのガラスのスノードームは、
以前「生活のたのしみ展2023」に
出展してくださるお店を公募から決定した
「たのしみ展大賞」で、
読者賞を受賞した作品ですね。
さくら
金津さんに投票なさった多くの方と同様、
私も「たのしみ展大賞」で見て、
すごくきれいだなぁと感動しました。
金津さんの作品を間近で見られる機会は
なかなかないので、ちゃんと眺めてみたいです。
ふだん実物を見られないものを手に取れるのは、
たのしみ展の醍醐味ですね。
そして、きれいになった心のまま、
満を持して『草場妙子化粧品店』に突入します。
前回のたのしみ展でも、
私に合うメイクブラシとリップを
草場さんに選んでもらって、購入しました。
それまではオレンジ系のリップばかり
使っていたのですが、そのときおすすめしてもらった
赤系のマットなリップがとてもよかったんです。

さくら
化粧品は、失敗したくないからと
似たような色を集めてしまうことが多いと思います。
草場さんのお店では、そんなふうに固定されがちな
メイクの幅を広げてもらえるのがうれしいです。
草場さんは、まだ想像がつかない、
これからの年齢に応じたメイクのアドバイスも
してくれるので、若い方にもおすすめのお店です。
次はこちらに入ります。
塚本太朗さんセレクトのものが並ぶ雑貨屋さん、
『HOBO SUPER OMISE SHOP』。
おそらく、このころにはお財布の紐のゆるみが
止まらなくなっているので、雑貨を買いまくります。
それから、おなかがすいたら絶対に食べたいのが
『FLOTO ジェラートと揚げたてチュロスの店』。
──
ここは外せないですね。
数種類のフレーバーがありますし、
会期中に種類の入れ替えもありますから、
何度でも足を運びたいです。
さくら
「按田餃子」さんの『和え麺の店』は、
朝と昼を兼ねるごはんにちょうどよさそうです。
ごはん系は全部まわりたいので、
『和え麺の店』で食べて、ジェラートを食べて、
『斉吉のちゃわん食堂』で食べて、
ジェラートを食べて‥‥というルートもアリですね。
──
あはははは! 
あいだにジェラートを挟めば、
甘いものとしょっぱいもので
無限にまわれてしまいますね。
さくら
一生いられます(笑)。
ところで、「生活のたのしみ展2025」は、
お正月のあとですよね。
もし、年末の大そうじを経て
収納に空きができていたら、『土楽ふぞろい市』で、
大きめの調理器具を買いたいです。
たのしみ展の土楽さんの商品は、
まちがいなくお得なので
いろいろ買ってしまいそうです。
ごはん釜や、おみそ汁用の鍋も
ゲットできたらうれしいですね。
それらを迎えるためだと思えば、
大そうじをがんばれます。
最後は、子どもへのおみやげを買いに
『湖池屋とほぼ日の
できたてあげたてポテチ®直売所』と
『全国ミュージアムショップ大集合!のお店』へ。
最後の最後に『たのしみフードセレクション』で、
重めの食品を買ってフィニッシュです。
──
なんてナイスなプラン(拍手)。
全部マネしたいです。
さくら
ほんとうは、もっとまわりたいです。

──
最初に教えてくれた、
さくらさんのお買いものカテゴリー
「ときめくもの」「毎日使うもの」
「世界を広げてくれるもの」でいうと、
まわる予定のお店は、
どんなふうに分類されるのでしょうか。
さくら
そうですね‥‥
『ALMOST EVERYDAY』、
『ガラスのお店』、
『HOBO SUPER OMISE SHOP』が
「ときめき」の部。
『だいどこ道具ツチキリ ほぼ日支店』
『スツールラグのお店』『土楽ふぞろい市』が
「日常をよりたのしくしてくれるもの」の部。
『暮らしのちいさな贅沢のお店』
『DRESS HERSELF』が、
「あたらしい世界を教えてくださーい!」の部、
でしょうか。
──
なるほどー! まんべんなくまわれそうですね。
さくらさんが担当する、
ROOTS ROSE RADISH by SETTEの
『シェルケースのソリッドパフュームのお店』
についても、ポイントをお聞きしていいでしょうか。
さくら
もちろんです。
ソリッドパフュームというのは、
香りのついた蜜蝋のことです。
使い終わったら、
シェルケースは小物入れとして使うこともできます。

さくら
香りと、全て一点ものの貝との
組み合わせのなかから、
お気に入りを選ぶのがたのしいですよ。
生活のたのしみ展2025で初登場の香りも
販売する予定です。
──
そうなんですか! 要チェックですね。
最後に、さくらさんのたのしみ展プランに
名前をつけるとしたら、どんな名前にしますか。
さくら
「物欲を恐れるなプラン」です! 

──
即答ですね(笑)。
さくら
買いすぎないように気をつけるつもりですが、
「なにも買わずに帰るショッピングはつまらない」
という気持ちもあって。
なので、高嶋ちさ子さんの
「残りの人生の日割りで考えれば、
ほしいものはなるべく早く買ったほうがお得」
という金言を胸に、満喫しようと思います(笑)。
──
頼もしいです。
すばらしいプランを、ありがとうございました! 
さくら
こちらこそ。たのしみにしてまーす! 

(次のプランにつづきます)

2024-12-29-SUN

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  • あなたのたのしみはだれかのたのしみ、だれかのたのしみはあなたのたのしみ。「生活のたのしみ展2025」をどんなふうにめぐるか、教えてください!

    われわれ、気づいてしまいました。
    「だれかのプランを聞くと、
    たのしみ展がますますたのしみになる。
    そして、自分でも計画を立てたくなる」と。
    みなさまも、お読みになるうちに、
    すでにプランを練り始めていたのでは
    ないでしょうか?! 
    そのプラン、
    ぜひこのページで共有させてください。
    がっちり決まったプランでも、
    ふんわり理想のルートでも、
    悔いのないお買いものにつながるだけでなく、
    きっとほかのだれかの参考になります。
    編集部のコメント付きで、
    最終回にご紹介させていただきますので、
    たくさんのご投稿をお待ちしております! 

    メールの宛先は「postman@1101.com」です。
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