松本大洋さま

お返事ありがとうございます。

やはり切手は集めてらっしゃいましたか‥‥。
『見返り美人』とか『月に雁』とか、
なんであんなに人気があったんでしょう。
子供が見てワクワクする図柄でもなかったし。
大人になって世界のいろいろな切手が買えるようになると、
ヨーロッパや北欧の絵やデザインの良さに驚きました。
ああ、今度お見せしたい、わたしのコレクション！
結局、わたしの切手愛はまだあるんだな‥‥。

ボクサーに入れ替わるのは大変そうです。
でもゴルファーとかは、ちょっと....。

『神々の山嶺』、日本国外からダウンロードするのが
ちょっとハードルが高くて、難航しております。
でも頑張って見ます。
紹介してくださって、ありがとうございます。

1965から80年というのは、音楽でも黄金時代です。
洋服もこの頃のが私は好きです。

◯僕はドキュメンタリーフィルム
『SUPER FOLK SONG』を繰り返し繰り返し観ています。
映像も音楽も美しくて純粋に好きですし、
自分のたるんだ創作姿勢を正される思いがします。
もちろんアルバムも大好きです。
その映画の中で、懸命に音を探す矢野さんは
とても苦しそうにも見えますが、
矢野さんのレコーディングは、
毎回これくらい過酷なのでしょうか？
また、やはりこのように張り詰めた中に
楽しみがあるのでしょうか？

『Super Folk Song』の映画を
観てくださってたなんてびっくりです。
とても嬉しいです！！
いまの自分から見ると、若いなー、
自分のことしか考えてないなー、
そして、今この集中力はないよなあって
ちょっと寂しくもなります。

今は、この映画にあるような
為せば成る的なやり方はあまりしません。
することもあるけれど、
それは、続けて挑戦していけば
絶対にできるっていう確信があるときだけです。
多分、集中して自分を駆り立てていくことが
結構好きなのかも....ではありますが、
もう若くはないので、
昔と同じやり方ができないんだと思います。

◯矢野さんのニューヨーク暮らしは長くなりましたが、
暮らしはじめた当初から、
しっくりとご自分に合っていましたか？
僕は数年前に知人を訪ねて行きましたが、
スケジュールもタイトだったせいもあり、
ヘトヘトになって、
帰国してから１週間ほど寝込んでしまいましたよ。

ニューヨークという街が好き、大好きなんです。
日本で暮らしていた方が
はるかに楽に暮らせることはわかっていますが、
仕事で一ヶ月滞在しているのが限度です。
それ以上居ると、必ず具合が悪くなるのよ。
きっと、日本の社会全体が苦手なんだと思います。
今度、松本さんがいらっしゃる時には、
何かしようとかあまり決めない方がいいかも。
私でよければ、よろこんでご案内します。

◯いただいた質問のお返しになるのですが、
矢野さんには 誰か入れ替わってみたい人が
おられるのでしょうか？
あれば、どんな人、どんな立場ですか？

小さい時からよーく空想にふけっていました。
かなり大人になっても、です。
窮地に陥ると、多分逃避のためでしょう、
あそこで静かにお茶を飲んでる
綺麗なお姉さんと今だけ入れ替わって、
ここを切り抜けたいって、瞬間、思うのよー。
でも有名な人とかお金持ちと
入れ替わりたいとは思いません、さすがに。

では、松本さんに質問です。