にわかラグビーファン糸井重里、
雑誌『Number』の
ワールドカップ特集号に登場!
2019-08-20
「ほぼ日」のひらのです、こんにちは。
本日、8月20日です。
お盆が明けたばかりかと思いきや、
なんと1か月後の9月20日には
ラグビーワールドカップの
開幕ではありませんか。
うわあ、あっという間だ!
ぼくたち、ほぼ日刊イトイ新聞では
2015年のラグビーワールドカップで
日本が強豪の南アフリカを相手に
大金星を挙げたあの試合をきっかけに、
「にわかラグビーファン」として
いろんな活動をしてきました。
まずは、たまたま会社のそばにあった
ラグビーの聖地・秩父宮ラグビー場へ行き、
みんなでラグビーを観戦しました。
そして、糸井重里が
U20日本代表ヘッドコーチの中竹竜二さんから、
ラグビーのいろはを教わりました。
最初に中竹さんと出会えたことで
ラグビーへの考え方が
かなりやわらかくなりました。
それから、ラグビーの観戦イベントを
2016年と2019年に開催したり、
現役のスター選手・五郎丸歩選手や
ラグビー芸人・サンドウィッチマンとの
ラグビートークを紹介して、
「RUGBY NIWAKA DE GOMEN」
というメッセージを商品にした
グッズもつくって販売しました。
ぼくたち「ほぼ日」は、
ラグビーを「にわか」なりにおもしろがって、
おなじく「にわか」なみなさんと
ワールドカップをたのしめたらなと思って
地道な活動をしてきましたが、
いつの間にか大会まで残り1か月!
このタイミングで、
雑誌の『Sports Graphic Number』さんに
声をかけていただき、
開幕直前の特別号『Number PLUS』の誌面で
コラボレーションすることになりました!
表紙に書いてある文字、読めますか?
「ほぼ日と楽しむW杯!」
と書いてくださっています。
いやーー、恐縮です。
代表ユニフォームの力強い写真に、ほぼ日!?
にわかな我々なのに、すいません。
「NIWAKA DE GOMEN」とはまさにこのこと。
表紙に書かれている名前も、
五郎丸歩/リーチマイケル/福岡堅樹
という前回大会で活躍した人気選手ばかり、
その中に「糸井重里」の名前が並ぶとは。
今回のテーマ「超入門」にちなんで、
糸井が提案する、ラグビー観戦の入門を
どうぞおたのしみください。
入門編としてあったらいいなという
企画ばかりが収録されていますよ。
まずは、こちらのページから
目次を読んでみてください。
にわかラグビーファンのぼくたちが、
「こういうのが読みたかったんだよ!」
という内容ばかりが並んでいます。
この本の企画がはじまったとき、
にわかの視点で勝手なリクエストをさせていただき
ワールドカップをたのしみにしているファンとして、
読むのがたのしみな一冊ができました。
先日、特集記事の取材と撮影のために
『Number』編集部におじゃまして、
前回ワールドカップで
南アフリカを相手にした勝利の立役者の
畠山健介選手と真壁伸弥選手、
そして、スポーツライターの生島淳さんと
南アフリカ戦を試合開始からノーサイドまで
動画で振り返る座談会をおこないました。
日本代表が取り組んできた準備が、
いかに反映されているかが
よくわかる座談会になっていますよ。
それこそ、試合前に流れる国歌斉唱から
緊張しないための準備をしていたそう。
2011年大会での失敗を踏まえて
2015年のワールドカップで
エディージャパンこんな対策をしていたそうです。
───────────
畠山:
僕らは、事前に南アフリカの国歌を
「聞く」準備もしていたんです。
2011年W杯のフランス戦で、
試合前に相手の国歌を初めて聞いたら
僕は精神的に飲みこまれてしまったんです。
それをエディーさんに伝えると、
「じゃあ、南アの国歌も事前に聞いておこう」
ということで採用された。
こういう些細なことも含めて、
南ア戦の準備はやれることすべてやりきった、
という自負がありました。
───────────
そして後半の「インパクトプレーヤー」として
みんなが疲れてきたときに勢いづける真壁選手。
ベンチで見ていた印象と、
グラウンドに立って感じた印象の違いを
こう話しました。
───────────
真壁:
外から見てた時は
「これ、モールさせなかったら勝てるじゃん」
って思ってたわけですよ。
でも、南アの選手と最初にぶつかったら、
そんな甘っちょろい考えが一瞬で吹っ飛びました。
「強えーーー!」って(笑)。
あんな衝撃、それまで感じたことなかった。
しかも、いきなり顔面から出血して……。
これを40分やった前半の人たち、すごいわ、と。
───────────
動画を観ながらプレーを振り返ることで
そのときに考えていたことや
今だから言えることなど、
この座談会でみっちり話せました。
倒されてもすぐに起き上がる日本のタフさの秘密や、
世界中のラグビーファンの度肝を抜いた
ラストプレーの本人解説など、
リアルな声であの激闘を振り返れます。
そして、もうひとつの特集として
中竹竜二さんと「組織」について話した
対談も収録されています。
対談中にコロッケパンを食べているのですが、
なぜコロッケパンを食べているのか、
誌面でおたしかめくださいね。
中竹さんの対談については、
ほぼ日でも後日掲載予定です!
その他にも、
「ほぼ日」で募集していた
ラグビーにまつわる素朴な疑問に
答えてくれるコーナーや、
小ネタ満載の選手名鑑、
各国大使館の協力による観戦ガイドなど、
「超入門」にふさわしい内容で
1か月後のワールドカップが
さらにたのしみになりそうです!
おまけとして、
こんな「ラグビー手帳」もついてきます。
グループリーグの勝敗表や、
オリジナルのスコアシートなど
観戦の際に書いて残せる内容が詰まっています。
また、ほぼ日刊イトイ新聞に掲載された
コンテンツから抜き出された
ラグビー名言集も収録されています。
ほぼ日手帳にはさめるサイズなので、
観戦のおともにぜひどうぞ。
『Number』さんと「ほぼ日」が
コラボレーションしたラグビー特集号、
全国の書店にて本日発売です。
よろしければ、どうぞ手にとってみてください。
Sports Graphic Number PLUS
September 2019
「ラグビー日本代表超入門。」
2019年8月20日発売
1200円+税
くわしくはこちらへ
そうそう、座談会のあとには、
『Number』編集部にも
おじゃまさせていただきました。
宇賀編集長が糸井を案内してくださって、
スポーツ好きのほぼ日乗組員は、
「ここでNumberが生まれるんだ!」
とキョロキョロ見回していました。
「(祝)重版決定」の筆文字を見て、
ぼくらがイメージしている
編集部の雰囲気を味わえました。
ほぼ日ブックスも、やったらいいのに。
『Number』は来年で40周年を迎えるそうです。
1号から最新号(訪問したときは982号)までの
バックナンバーが棚を埋め尽くしています。
「あのときの特集号」と伝えると、
競技ごとに整理された情報を見て、
すぐに該当の本を取り出していただけます。
こういう情報整理の考え方も、
専門誌の強みなのかもしれません。
『Number』とほぼ日のコラボレーション、
また別のかたちでも実現できたらうれしいです。
そして、ほぼ日の「にわかラグビーファン」活動は、
まだまだ続きますので、どうぞおたのしみに!