最初にことわっておくと、
「ほぼ日」の乗組員のなかに
ラグビーに詳しい人なんていないんです。
にも関わらず、総勢20人ほどで、
連れ立って行ってまいりました、
秩父宮ラグビー場、
ジャパンラグビートップリーグ開幕戦！

対戦したのは、ええと、どことどこだっけ‥‥。
（資料で名前を確認しつつ）
ああ、そうです、そうです、
パナソニックワイルドナイツＶＳ
サントリーサンゴリアスの一戦です。

このように、
ラグビーに関して知識のない我々ですが、
当日は、非常に、たいへん、すごく、
「うぉぉ！」と言うほど興奮し、
ぜひまた来たいというふうに感じました。

というわけで、その短いレポートをお届けいたします。
まずは、ことの次第を振り返ってみましょう。

きっかけは、やはり、ラグビーＷ杯、
「日本対南アフリカ戦」でした。
ラグビーなんて観たこともなかった多くの日本人を、
一発で「にわかラグビーファン」にせしめた、
試合終了間際の劇的な逆転劇。
どうやらそれは、世界的な大金星。

たまたまその試合をリアルタイムで観て、
奇跡にしびれたのが糸井重里でした。

▲まさに「その瞬間！」のツイート。劇的な試合でした。

どうやらラグビー史上に残るほどの
ジャイアントキリングを目撃し、
ラグビーというスポーツにグイと引き込まれた糸井は、
その後もラグビーＷ杯を熱心に観戦。
日本が惜しくも決勝リーグ進出を逃したあとも、
強豪国の試合を観つづけ、
さらにさらに、そのおもしろさに
のめり込んでいったのでした。

そして、試合を観ながら投稿していた
糸井の頻繁なツイートが
ラグビー関係者の方の目にとまり、
「もしよろしければ観に来ませんか？」
というお誘いをいただいて
（ありがとうございます！）、
今回の「にわかラグビーファン観戦ツアー」が
トントントン、と決定したわけです。

じつは、北青山にある「ほぼ日」のオフィスと
外苑前の秩父宮ラグビー場というのは、
けっこう近いんですね。
歩いて15分かからないくらい。
そういうこともあって、糸井が、
「ラグビー観に行く人？」と問いかけたら、
はぁい、はぁい、はぁいと、
20人くらいが一斉に手を挙げたというわけです。

というわけで、
にわかラグビーファンの乗組員たちが、
去る11月13日、行って参りました、初ラグビー観戦！
いろいろ言うより写真をどうぞ。


▲芝生のグリーンが鮮やか！　着いたとき選手は練習中でした。
　野球場とも違う、独特の雰囲気があります。


▲あきらかに「初観戦！」という感じの乗組員たち。
　落ち着きがないというか、舞い上がってるというか‥‥。


▲招待された取材陣に、ラグビートップリーグの方が
　さまざまな基本情報を教えてくださいました。


▲配布物のなかには、ビギナーのためにつくられた
　「ラグビーかんたん観戦ガイド」も。


▲わくわくするけど何を観ればいいのかわからない！
　やみくもに双眼鏡をのぞき込む星野。


▲おお、「リフトアップ」だ！　目の前でリフトの練習が！
　にわかファンはリフトアップが大好きなのさ。


▲開幕戦とあって、応援席もぎっしり満員です。
　けっこう近いところに座るんですね、それぞれの応援団。


▲内なる興奮を抱えながら、糸井重里も席につきます。
　「寒さ」と「雨」に対して、誰よりも備えていたのが印象的。


▲定刻７時にキックオフ！


間近で観るラグビーは、
やはり、テレビで観るそれとは迫力が違います。
ボールを蹴るときの
「革を引っぱたく」という感じの強い音、
スクラムを組むときの「ごつっ！」という衝突音、
隙をついて突破する選手の唐突なスピード感、
難しい角度からのゴールキックが成功するときの
その場所に吸い込まれるような感覚‥‥。

私たちは、よくわからないながらに試合に没頭し、
ときどきハッと気づいてスマホを取り出し、
いま自分たちがいるこの貴重な場を刻むべく、
当てずっぽうで写真を撮ったりしました。

各自のスマホに収められた
それらの中途半端な写真を並べてみましたので
どうぞご覧ください。
現場のおかしなテンションがよく表れていますよ。



▲シオリ撮影。夜のラグビー場はきれいだ、と！　
　ど‥‥どういうアングルだ、これは。


▲星野撮影。ああ照明がきれいだな、と。
　撮ったら真っ黒だった、と。


▲多田撮影。とにかくあの「リフトアップ」が撮りたい、と。
　多少、ボケても気にしない。


▲こちらも多田が撮りました。
　とにかく「リフトアップ」がおもしろい、と。


▲目の前でスクラムが！　そりゃ撮るでしょ！
　という感じで、ホソイがズームで撮影。


▲イサワ撮影。そうそう、客席にラグビーＷ杯オーストラリア代表の、
　バーナード・フォーリー選手がいらっしゃったんです。
　それで、いっしょに記念撮影させてもらったんですが‥‥
　正直、このときに彼が誰だかわかっていたのかどうか‥‥。


▲フォーリー選手が収まるように自撮りしているベイちゃん。
　まさかのフォーリー選手、カメラ目線。


▲‥‥山下はいったい何を撮っているんだ。


お粗末な写真をすみませんでした。
「にわかファン」たちの妙な興奮、
少しは、伝わったでしょうか？

最後にひとつ、動画を掲載しましょう。
偶然にも、とみちゃんが
けっこういい場面を動画撮影していました。
録音された周囲の「にわかファン」たちの声が
「なんだかすごい！」
「でも、どう表現していいかわからない！」という感じで、
興奮しながら混乱していて、たいへん愉快ですよ。



そんなわけで、ほぼ日乗組員たちの
「にわかファンによるラグビー初観戦」は
たいへん盛り上がりました。

そして、「ほぼ日」では、
読者のみなさんに参加していただく、
「にわかファンのためのラグビー観戦イベント」を
現在、計画しているところです。

ラグビー場の一角に、
「ほぼ日」読者の席をつくってもらって、
ちょっとした解説も聞きながら、
おいしいお弁当を食べつつ、
「はじめてのラグビー」を観る‥‥
というような感じになればいいなあ、と思っています。

詳しいことが決まりしだい、
「ほぼ日」でお知らせしますので、
もう少し、待っていてくださいね。

それでは、またそのときに！