もくもくもくもく~~!
もくもくもくもく~~!
われわれは、さんまを焼きました。
さんまを、たくさん焼きました。
イエスタデイ。
ごほっ、ごほっ、ごほっ。
(実際にはむせていない)
申し遅れました、
わたくしは、「ほぼ日」の乗組員の茂木ともうします。
ときおり、鬼になったり音痴を晒したりしていますが、
まあそれはそれ、これはこれ。
私ども「ほぼ日」ではたらく乗組員は、
株式会社東京糸井重里事務所の社員です。
まあつまり、早い話が社長が糸井重里である、
ということなのです。
そして、わたくしどもは、
「ほぼ日」がはじまってからこのかた、
社長の誕生日である11月10日という日に
かこつけて、大々的に様々なことを行なって参りました。
古くは、和室にコタツを導入したり、
おいしい焼肉を食べたり、
会議室に屋台をつくっちゃたり、
ディズニーランドにあそびにいっちゃったり
などなどしてきました。
たぶん‥‥社長は誕生日にまつわるエトセトラを
切望したことは過去には一度たりともなくて、
だいたいが、「社員がしたいこと」に
「しょうがないなあ」といいつつも、
ノリノリでつきあってくれている、
という具合なのではないかと推察するのです。
たいがい「長」的なひとの誕生日というものは、
そのようにされていることが多いのではないかと思うのです。
そして、ことしはその「かこつけたなにか」が、
「さんまを焼いて食べる」でありました。
あ、ちなみに、彼の誕生日は昨日ではありません。
11月10日です。
10日が土曜日だから、勝手に前倒しをさせていただきました。
当人のあずかり知らぬところでの前倒しです。
もくもくもくもく~~!
もくもくもくもく~~!
毎年、このプロジェクトは、
ばっちし社長にはバレていますけど、
基本的には、サプライズです。
というか、
社長にバレている部分と、ほんとにサプライズな部分が
毎年、まだらに入り乱れている状態になっている、
というのが正確なところですが、
2012年の今年は、かなりシークレット感もうすく行われました。
なにせ、発案者が社長ですから。
「なあ! さんまをさー、
どっかでみんなで焼いてくおうぜ。」
と、社長がどこかの会議で言ったのです。
その社長のアイデアを、「誕生日」にかこつけて、
大々的にバーベキュー化したのが今年です。
ワオ! ハッピー・シックスティフォー・イヤーズ・オールド!
ちなみに、近年の「誕生日プロジェクト」は、
たいがいこの人、
糸井重里のマネージャーのコイケが取り仕切ります。
あ、ちょっと煙がたりませんかね。
もくもくもくもくぅ~~!
もくもくもくもくぅ~~!
さんま‥‥それは‥‥気仙沼‥‥の前に‥‥
紐解く歴史もございます。
それはそれは、まだ「ほぼ日」が始まった頃のこと。
東麻布の4階建ての一軒家、通称・鼠穴ビルに
事務所があったころのことじゃった。
「ダイニング部に集合してくださーい!」という、
「ほぼ日」で一番最初に「テキスト中継」をしたコンテンツで、
「さんまの塩焼き」を取り上げたことがあったのです。
私の記憶が確かならば、「まず、さんまありき」で、
後付で、「ダイニング部」がとりあげたに
過ぎなかったとおもわれます。
社長が
「なあ! さんまをさー、
どっかでみんなで焼いてくおうぜ。」
と、言ったことがきっかけだったのです。
あ、ちょっと昔話が過ぎますね。
煙を。
もくもくもくもく~~!
もくもくもくもく~~!
ま、そんな「さんま」の歴史もありますが、
それはさておいてもいいくらいに、
「ほぼ日」が気仙沼にご縁ができて
事務所を開設して以来、
我が社の「さんま成分」はうなぎのぼりに上がりました。
今の「ほぼ日」にはさんまが練りこまれているのです。
(かつては何が練りこまれていたのでしょうか?
味噌?)
3月に行われた「さんま寄席」プロジェクトがその発端です。
そして、先日の「目黒のさんま祭り」の
お手伝いをさせていただき、
社長も、乗組員の一部もさんまを焼きました。
とはいえ、そこはお手伝い、
さんまをゆっくり味わう、
というわけにはいきませんでした。
そこで、今回です。
気仙沼のさんまのおいしさについては、
さんま祭りにいった読者のみなさんから
ものすご~~~くよく説明していただきました。
「ああ、たべたいなあ、うらやまし!」と、
乗組員がぼーっと思っているところに、
社長の一声です。
「なあ! さんまをさー、
どっかでみんなで焼いてくおうぜ。」
わ~~~~~~!!!!
さっそく、気仙沼に連絡だ!
「さんまを50匹お願いします!」と。
。
試食を終えると、おもむろに糸井重里は立ち上がり、
炭火の前に腰をすえます。
なんていっても、彼も「さんま祭り」では、
焼き担当として活躍をしましたからね。
ワオ! ハッピー・シックスティフォー・イヤーズ・オールド!
そして、もちろん、
さんま以外も「かこつけて」たくさん準備をしてきたのは
いうまでもありません。
と、そんなこんなで、
おいしくさんまをいただき、
そのほかもいろいろおいしいものをつくってたべて、
幸せに帰社いたしました。
以上、きのうの出来事を
煙とともにお伝えいたしました。
ワオ! ハッピー・シックスティフォー・イヤーズ・オールド!
(おしまい)