なんと、贅沢な帯ができたものか!
こうして、本のパーツはすべてできあがった。
オマケのように、もう一つ。
本の部品ではないが、書店での販促用のPOPも
今回は同時に製作をしていた。
ここでいうPOPとは、一般書店で販売されるときに、
「さよならペンギン」を紹介するためのカード状のものである。
こちらの製作も、
デザイナーの清水さんにお願いをしたところ、
帰ってきた返事は、
「型抜きはできませんか?」
つまり、快諾しつつ、
希望を述べる、という状況である。
型抜きか‥‥。
わからん‥‥。
わからないときは相談だ。
出版社でもある東京糸井重里事務所で、
POP製作といえば、デザイナーの山口である。
相談だ! なんにつけてもいつでも、相談だ!
「型抜き? もちろんできるよ。
すごい値段が上がるわけではないんだけど、
いつもよりはコストがちょっとあがっちゃうんですが、
そこはクリア?」
クリア、クリア。
そこは、相談済み!
「あとは、けっこう時間がかかるんですよ。
締切り大丈夫ですか? 入稿から約10日くらいです。」
大丈夫です! ギリだけど大丈夫!
清水さん、大丈夫です! 型抜けます!
「わ~~~! 夢の型抜き!
なかなか提案しても実現しないんですよ。
型抜きって。」
弊社でも初の型抜きPOP。 |