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勉強サイド

勉強の夏、ゲームの夏。2017

nagata

読書感想文のコツ1

2017/08/25 17:43
さっそくですが、
古賀さんは勉強のできる子でしたか?

「決してそうではないですね。
 あの、先生や親がのぞむ『頭のいい子』って、
 算数ができる子だったりするんですよね。
 ぼくは算数が苦手だったので、
 いわゆる先生とか親がいう、
 頭のいい子、勉強のできる子ではなかったですね」

算数以外、たとえば国語は?

「国語はわりと得意でした」

なかでも読書感想文が得意だったとうかがって、
本日の先生役として来ていただいたんですが。

「そうですね。
 読書感想文に関しては、
 書けば何かの賞をもらったり、
 学校新聞に載ったりしてました。
 
 最初の賞ですか?
 小学校1年生です。
 で、2年生以降も、ずっと(笑)」

おお、すごい。
それはやっぱりコツというか、
自分なりのやり方みたいなものが
確立されていたんでしょうか。

「そうですね。あると思います。
 ただ、それは文章のうまいへたではないと思います。
 少なくとも小学生のときの感想文では
 文章の善し悪しはそれほど
 問われないんじゃないかなと。
 
 ポイントはやはり、
 その本に自分を引き寄せて書くこと。
 たとえばエジソンの伝記のなかに
 『エジソンは子どものころ算数が苦手だった。
  1+1がなぜ2になるか納得できなかったのだ」
 というエピソードがあったとすると、
 苦手だったのに努力してすごい、
 というふうにまとめるのではなくて、
 自分が子どものころ納得できなくて、
 親に何度も質問したようなことを書く。

 そうすると、自然に自分の切り取り方ができます。
 読書感想文はほかの勉強と違って、
 正しくてもみんなと同じ答えになっては意味がない。
 みんなと違う視点を持つことが重要です」

なるほど、なるほど。
もう、いきなり興味深いです。

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