古賀史健さんによる
読書感想文を書くときのポイント、
いきなりおもしろいです。
もっと教えてください。
「あと、先生の顔色を
うかがいすぎるのはよくないです。
それは、違う言い方をすると、
『その読書感想文の読者は誰なのか?』
ということです」
おおお、ライター講座みたいになってきた。
「いや、ぼくがライター講座で言うことも
読書感想文の書き方について言うことも
ほとんど変わらないです」
つまり、きちんと読書感想文が書ければ、
将来、いい記事が書けるかもしれない?
「そう思います」
なるほどーー。
お話をつづけてください。
その読書感想文の読者は誰なのか。
「はい。その読書感想文の読者が
担任の先生だとすると、
やはり『いいこと』を書きたくなります。
優等生的なうそをついてしまう。
やはり、うそで固められた文章は、
どんなに上手でも読んでいておもしろくない。
仮に、うそをつかずにうまく書けたとしても、
同じような優等生がいっぱいいる、
という中のひとりになってしまいます」
なるほど、なるほど。
それでは評価もされないですね。
となると、その読書感想文は、
誰を読者に想定すればいいんでしょう?
「ぼくは、読者を
『その本を読む前の自分』と考えると
いいのではないかと思います」
はーーー、なるほど!
「その本を読む前の自分」!
「その本を読む前の自分が
たとえば『先週のオレ』が
読書感想文を読んで、
その本を読みたくなるように書く。
そんなふうに考えると、
優等生的なうそから
逃れることができますし、
自然と自分の視点も生まれます。」
おもしろいです、先生。
読書感想文を書くときのポイント、
いきなりおもしろいです。
もっと教えてください。
「あと、先生の顔色を
うかがいすぎるのはよくないです。
それは、違う言い方をすると、
『その読書感想文の読者は誰なのか?』
ということです」
おおお、ライター講座みたいになってきた。
「いや、ぼくがライター講座で言うことも
読書感想文の書き方について言うことも
ほとんど変わらないです」
つまり、きちんと読書感想文が書ければ、
将来、いい記事が書けるかもしれない?
「そう思います」
なるほどーー。
お話をつづけてください。
その読書感想文の読者は誰なのか。
「はい。その読書感想文の読者が
担任の先生だとすると、
やはり『いいこと』を書きたくなります。
優等生的なうそをついてしまう。
やはり、うそで固められた文章は、
どんなに上手でも読んでいておもしろくない。
仮に、うそをつかずにうまく書けたとしても、
同じような優等生がいっぱいいる、
という中のひとりになってしまいます」
なるほど、なるほど。
それでは評価もされないですね。
となると、その読書感想文は、
誰を読者に想定すればいいんでしょう?
「ぼくは、読者を
『その本を読む前の自分』と考えると
いいのではないかと思います」
はーーー、なるほど!
「その本を読む前の自分」!
「その本を読む前の自分が
たとえば『先週のオレ』が
読書感想文を読んで、
その本を読みたくなるように書く。
そんなふうに考えると、
優等生的なうそから
逃れることができますし、
自然と自分の視点も生まれます。」
おもしろいです、先生。