2018/08/23
13:47
2018/08/23
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ここからどうやって
早稲田大学へ現役合格したのですか?
「よかったことは”なんで勉強するのか”
Whyの部分を自分の中に
強く作れたことだと思います。」
なんで勉強するのか、を考えたんですか?
「そうです。
授業を聞いていてもわからなかったので、
2年生くらいから授業をサボって、
図書館にいたんですよね。
進学校なのでそんな生徒はめずらしかった。
司書の先生だけは僕の味方で、
図書館は聖域でした。
司書の先生がいろんな本を紹介してくれて、
その中でも「世界旅行記」ジャンルの本に
夢中になりました。
岩本悠さんの『流学日記』や
自転車で世界中を旅する人の本など、
旅しながら学んでいる人の話がすきで
たくさん読みましたね。」
そういう本が、
税所くんの世界への扉を
開いてくれたんですね。
「勉強がいちばん大事という学校の考えは
僕にとってとても窮屈でした。
ここを早く脱出するためには、
自分で自由を勝ち取るしかない。
そのためには、
大学生という切符を手に入れたら
自由になれるはずだ!と思ったんです。
岩本さんも大学を休学して
世界中を旅されていたし、
乙武さんの『五体不満足』も
好きだったのですが、
大学へ行くとおもしろい人に
会えるのではないかと思えたんです。
なかでも、早稲田大学出身の著書を
よむことが多かったので、
ここならおもしろそうだなと
直感で思いました。
脱出口がみえたような気がしました。」
そこで、大学へ行く決心をしたんですか。
「あと、当時予備校で出会った彼女がいて、
志望校が早稲田だったんですね。
一緒にオープンキャンパスに行って、
大隈講堂の前で将来の夢を語って、
そこですごくいい風が吹いたんですよ。
彼女との夢のキャンパスライフを
鮮明に思い描けたことで、
絶対に早稲田に合格するんだと思いました。
そのときのイメージ力の強さが、
合格した理由だと思います。」
夢のキャンパスライフ‥‥
ちょっとよこしまな気もしますが?
「そんなもんですよ、特に男なんて(笑)。
なので、早稲田に入れた理由は
勉強方法が大事なのではなくて、
なぜ勉強するのか、
Whyの部分の気持ちを
つくりあげたことだと思います。
それで自分の気持ちのエンジンに
点火したんですよね。
大事なことは、◯◯大学に行きたいよりも、
なにをしたいのか?
どんな人にあいたいのか?
なにがみたいのか?
誰と行きたいのか?
自分の気持ちをつくることだと思います。」
なぜ早稲田大学に行きたいのか、
そこを徹底的に考えて、
自分の中に具体的なイメージを
持つことが大事なんですね。
はあー、たしかに。
勉強になります。