ほぼ日刊イトイ新聞

勉強の夏、ゲームの夏。2018

さあ、今年もはじまります!
ほぼ日がお届けする
夏休みの終わりの風物詩といったら、これ!
勉強とゲームの両立をめざす恒例企画
『勉強の夏、ゲームの夏。2018』!
勉強サイドでは、ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」をお呼びして、
勉強や受験のコツを教えていただきます。
一方、ゲームサイドでは、
乗組員がヤングとアダルトの2チームにわかれ、
本気の「ババ抜き」で真剣勝負! 
しかも、最大4台のビデオカメラを使い、
勝負のかけひきを動画で生中継しちゃいます!
あ、そうそう、毎年恒例のシェフこと、
武井がつくる「静岡おでん」は、
すでにいい感じに煮込まれていましたよ。
夜までずっとたのしくやってますので、
ときどきのぞきに来てくださいね。
それでは今日一日、どうぞよろしくお願いします!

今年のゲームサイドは生中継!

再生ボタンを押すと、
すぐに中継がご覧いただけます。

事前に読者からお寄せいただいた
勉強や宿題についての相談に、
ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」が答えます。
ときどき、おでんの様子も。

ご登場予定の講師のみなさん

新谷陽一さん (東京大学の学生・ほぼ日インターン生)
税所篤快さん(国際教育支援NGO「e-Education」創業者)
山内奏人さん(ワンファイナンシャルCEO)
竹之内祥子さん(okatteにしおぎ)
長瀬勝彦さん(経営学者、首都大学東京教授)

2018/08/23 13:47

なぜ勉強するのか、を考えた

yoko.hasada
2018/08/23 13:47

なぜ勉強するのか、を考えた

yoko.hasada
テストは2点、保護者からの手紙‥‥
ここからどうやって
早稲田大学へ現役合格したのですか?

「よかったことは”なんで勉強するのか”
Whyの部分を自分の中に
強く作れたことだと思います。」

なんで勉強するのか、を考えたんですか?

「そうです。
授業を聞いていてもわからなかったので、
2年生くらいから授業をサボって、
図書館にいたんですよね。
進学校なのでそんな生徒はめずらしかった。
司書の先生だけは僕の味方で、
図書館は聖域でした。
司書の先生がいろんな本を紹介してくれて、
その中でも「世界旅行記」ジャンルの本に
夢中になりました。

岩本悠さんの『流学日記』や
自転車で世界中を旅する人の本など、
旅しながら学んでいる人の話がすきで
たくさん読みましたね。」

そういう本が、
税所くんの世界への扉を
開いてくれたんですね。

「勉強がいちばん大事という学校の考えは
僕にとってとても窮屈でした。
ここを早く脱出するためには、
自分で自由を勝ち取るしかない。
そのためには、
大学生という切符を手に入れたら
自由になれるはずだ!と思ったんです。
岩本さんも大学を休学して
世界中を旅されていたし、
乙武さんの『五体不満足』も
好きだったのですが、
大学へ行くとおもしろい人に
会えるのではないかと思えたんです。
なかでも、早稲田大学出身の著書を
よむことが多かったので、
ここならおもしろそうだなと
直感で思いました。
脱出口がみえたような気がしました。」

そこで、大学へ行く決心をしたんですか。

「あと、当時予備校で出会った彼女がいて、
志望校が早稲田だったんですね。
一緒にオープンキャンパスに行って、
大隈講堂の前で将来の夢を語って、
そこですごくいい風が吹いたんですよ。
彼女との夢のキャンパスライフを
鮮明に思い描けたことで、
絶対に早稲田に合格するんだと思いました。
そのときのイメージ力の強さが、
合格した理由だと思います。」

夢のキャンパスライフ‥‥
ちょっとよこしまな気もしますが?

「そんなもんですよ、特に男なんて(笑)。
なので、早稲田に入れた理由は
勉強方法が大事なのではなくて、
なぜ勉強するのか、
Whyの部分の気持ちを
つくりあげたことだと思います。
それで自分の気持ちのエンジンに
点火したんですよね。

大事なことは、◯◯大学に行きたいよりも、
なにをしたいのか?
どんな人にあいたいのか?
なにがみたいのか?
誰と行きたいのか?
自分の気持ちをつくることだと思います。」

なぜ早稲田大学に行きたいのか、
そこを徹底的に考えて、
自分の中に具体的なイメージを
持つことが大事なんですね。
はあー、たしかに。
勉強になります。