ほぼ日刊イトイ新聞

勉強の夏、ゲームの夏。2018

さあ、今年もはじまります!
ほぼ日がお届けする
夏休みの終わりの風物詩といったら、これ!
勉強とゲームの両立をめざす恒例企画
『勉強の夏、ゲームの夏。2018』!
勉強サイドでは、ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」をお呼びして、
勉強や受験のコツを教えていただきます。
一方、ゲームサイドでは、
乗組員がヤングとアダルトの2チームにわかれ、
本気の「ババ抜き」で真剣勝負! 
しかも、最大4台のビデオカメラを使い、
勝負のかけひきを動画で生中継しちゃいます!
あ、そうそう、毎年恒例のシェフこと、
武井がつくる「静岡おでん」は、
すでにいい感じに煮込まれていましたよ。
夜までずっとたのしくやってますので、
ときどきのぞきに来てくださいね。
それでは今日一日、どうぞよろしくお願いします!

今年のゲームサイドは生中継!

再生ボタンを押すと、
すぐに中継がご覧いただけます。

事前に読者からお寄せいただいた
勉強や宿題についての相談に、
ほぼ日のまわりにいる
「意外に高学歴な人たち」が答えます。
ときどき、おでんの様子も。

ご登場予定の講師のみなさん

新谷陽一さん (東京大学の学生・ほぼ日インターン生)
税所篤快さん(国際教育支援NGO「e-Education」創業者)
山内奏人さん(ワンファイナンシャルCEO)
竹之内祥子さん(okatteにしおぎ)
長瀬勝彦さん(経営学者、首都大学東京教授)

2018/08/23 12:32

質問にこたえます(1)

asami.fujita
2018/08/23 12:32

質問にこたえます(1)

asami.fujita
読者のみなさんからの質問を選ぶ
新谷先生です。

「選びました。
うまくこたえられるかわかりませんが」



私は高校生なのですが、
今までろくに勉強をして来ませんでした。
今夏休みで、勉強せずに
1日が終わるたびに
罪の意識に苛まれます。
勉強は嫌いではないです。
それで課題を提出しないで、
今まで何度も叱られてきました。

なぜかクラスメートに
賢いと思われているようで、
現実との乖離に悩みます。
大学の仲間と炬燵の板をひっくり返して、
麻雀をやるという野望があるので
進学はしたいです。

つまりは色んな理由があって、
宿題くらいは出せるようになりたいのです。
願わくば毎日数時間の
勉強を習慣にしたいです。

ーーーーーー


「これは、受験あるある、ですね。
1日が終わるたびに
罪の意識に苛まれる、というのは、
みんな、そうなんですよ。

ぼくもそうでした。
勉強机には向かうんですけど、
マンガ読んだり、
ゲームばっかりしてて、
ああ、ぼくがこうやって遊んでいる間も、
まわりのやつらは勉強してるよなと
思ったら、すごくあせって、
仲のいい友達に聞いてみたんです。
そしたら、
『いや、やってない、
机に座っていただけ』って言われて、
なんだみんなそうなんだ、と」

‥‥それ、半径10メートルの話では?


「いや、まあそうなんですけど(笑)。
ぼくの感覚だと、
『5時間勉強した』という人がいても、
『机に座っている時間』と
『本当に頭をはたらかせている時間』って
違うと思うんです。

みんな実はだらだらしてるんだったら、
だったら今自分が本気でやれば差がつく、
と思えば、
それがモチベーションになって
がんばれますよ。
だから、そんなにまわりも勉強してない。
そう思ってがんばってください」

なるほど、
その楽観性が大事なんですね。

「あともう1つ、
勉強を習慣にしたい、ということですけど、
ぼくもすごく面倒くさがりで、
勉強するのが苦手でした。
家にいたら遊んでしまうから、
自習室みたいなところに
必ず寄って帰るようにして、
家にそもそも帰らない
サイクルをつくりました。
あとは毎晩、手帳に、
今日やったことを書くんです。
勉強を習慣化するというよりは、
ただ記録することだけを習慣化する。
そうすると、勉強した内容が少ないと、
なんとなく翌日多めに
勉強するようになっていくと思います」

勉強をするかどうかではなく、
勉強したかどうかの記録をつける。

「はい。レコーディングダイエット
みたいなものですね」

参考になりましたでしょうか。
では、次の質問にうつりたいと思います。