2018/08/23
15:55
2018/08/23
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そろそろ終わりにしなくてはいけません。
部屋を変えて、おでんを食べながら、
最後はぼくからの質問です。
「子どもが家でダラダラして、
なにも興味なさそうにすごしている」
今回、そういう漠然とした相談も
たくさん届きました。
山内さんはそれこそ9歳のときに
プログラミングに出会い、
自分の「好き」を見つけられましたが、
そうじゃない子を持つ親は、
子供たちにどんなことを
してあげられると思いますか。
「やっぱり子供って『鍵』がないと、
自分の道は決められないと思います。
要は、どんな世界があるかも知らないのに、
『将来の夢は?』と聞かれても、
そんなの答えられないですよ。
だから、子供のときって、
外からもらう影響が大きいと思うんです。
ぼくがプログラミングをはじめたのも、
家に自由に使っていいパソコンがあって、
図書館にいつでも好きなときに、
お母さんが連れて行ってくれたから、
自分の好きを見つけられました。
この2つがあったからなんです。
だから、無気力でなにも関心がない、
という子供がいるなら、
とにかくたくさんの習い事させるのも、
ひとつの手だと思うんです。
というか、ぼく、
習い事の数はすごかったですよ。
いまでもピアノはひけますし、
サックス、バイオリンもできます。
サッカーや、水泳もやってましたね。
いまは全部やめちゃいましたが、
そのとき得た経験は、
いまでもずっと残ってます。
結果的に音楽はやめちゃったけど、
そういう世界をみせてくれた親には、
本当にすごく感謝してるんです。
そういう世界を、
子供が自主的に見つけるのって、
なかなか難しいですよね。
もし親になにかできることがあるとしたら、
はじめの『鍵』をわたすことかなって、
漠然とそんなことを思います」
はぁぁぁ、いい答えだなぁ。
そうだ、そうだよ、山内くん。
あ、くん付けしちゃった。
ゴメンゴメン、つい。
「はははは、全然いいですよ」
きょうは駆け足になっちゃったけど、
今度またゆっくり取材させてください。
もっといろんな話が聞きたいです。
「ありがとうございます。
ぜひいつでも誘ってください。
おでんもおいしいし。
というか、ほぼ日って、
なんか、たのしそうな会社ですね。
さっき、トランプしながら、
みんなで超盛り上がってたし(笑)」
あ、見られてた?
ほんと、いい大人が、ねえ(笑)。
ちょっとまたあらためて、
おしゃべりしましょうよ。
たのしかったです。
ひとまず今日はこのへんで締めますね。
ありがとうございました。
「ありがとうございました」