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どぐろうがわが家に遊びに来た
ある日、どぐろうが意気揚々と話しかけてきました。
村のみんなのおうちに行くのにハマっているので、
うちにもあそびに来たいということでした。
断るのもなんだか怖いので、しかたなくOKしました。
とはいえ、かわいいところもあるどぐろうが
うちに遊びにくるのは楽しみです。
いろんな事情で、
夜の遅い時間に訪ねてもらうように約束しました。
時間が経つのは早いものです。
あっという間に約束した深夜。
ちょっと早めにわが家に戻り、部屋の片付けなどしていると、
約束の時間を1分ほどすぎたくらいに、
「きたよ〜」とどぐろうが訪ねてきました。
*ここから先は、
あ…ありのまま、そのとき起こったことを話します。
奥の部屋で「きたよ〜」という声を聞いたぼくは、
玄関のあるメインの部屋に移動しました。
あれ‥‥?
‥‥そこに、どぐろうはいませんでした‥‥
なんで??
部屋に誰かが入ってきた様子はありません。
背中に冷たいものを感じつつも、
何かの間違いだと部屋中を探しますが、
やはりどぐろうはいません。
あまりのできごとに混乱して、
あわてて外に出てどぐろうを探しますが、
もちろん、そんなところにいるはずはありません。
あれはなんだったのか‥‥空耳だろうか‥‥いや、まさか。
考えても混乱するばかりです。
家に戻り、落ちついて状況を整理しようと、
最初に呼びかけられた奥の部屋にもどると‥‥
「きたよ〜」
えーーーっ! なになになに??? 怖い怖い!!
得体の知れない恐怖を感じながら、
メインの部屋に移動すると、
そこには玄関から入ってくるどぐろうの姿が!
あまりの混乱に、写真も残せませんでした。
あれはだれの声だったのでしょうか‥‥
きたよ〜