• 時間と大金を投じたサプライズ。

    「サプライズ企画」を思いついた私。

    3〜4日かけて準備をして、
    すなお村長とカピ村長
    に、招待状を出しました。

    2人には「ギリシャ村の私の家に来てください」
    とだけ伝えました。

    そして今日、2人がやってきました。
    なにも知らない2人は、
    「今日は夏至イベント
    (夜も日が沈まず明るい設定)だから
    呼んだのかな?」
    くらいに思っているようです。
    夏至にもらうサングラスもかけてきました。

    早速、2人を先導して歩きはじめると、

    「なんで、レッドカーペットが??」
    と、怖がる2人。

    (なんでって‥‥今日のために敷いたんですよ)

    家に入り「2階にどうぞ」と誘導すると、

    「え、いつのまに2階が??」
    と、怖がる2人。

    (いつのまに、って‥‥今日のために作ったんですよ)

    「どうぞ広いほうのソファに座ってください」と私。

    座って、きょとんとしている2人。

    「あっ‥‥ここは‥‥まさか!!??」

    (ふふふ、ようやく気づいてくれた)

    この部屋は、まさに今、この瞬間、
    現実世界のがいる場所。

    つまり、「ほぼ日」オフィスの中の、
    乗組員からは「縁側」と呼ばれている、
    ソファコーナーを再現したのです。


    続いて、2人は、
    「フグがいる!」
    「フグのうしろにカメラがある!!」
    と叫びだしました。


    そう、この日のために、
    ほぼ日のコンテンツ
    今日もフグは。」と同じような、
    フグとカメラも用意したんです。
    (フグが釣れず、ハリセンボンだけど、
     似てるんでそういうことにしてください)


    「テレビもある!
     ウォーターサーバもある!!
     ぎゃー冷蔵庫も位置がおなじ!!!」



    あ、なんだか、
    予想以上に驚いてくれて、
    うれしいなぁ。



    つづいて、ゲームの中の
    「ティーセット」と似たセットで、
    現実世界のお茶をだしてあげました。


    テーブルの上の
    フォーチューンクッキーは、
    現実世界では
    「たべっこどうぶつ」で代用しました。


    だんだん、
    「どっちがリアルワールドか
    わからなくなる」と、
    混乱しはじめる2人。

    これ、客観的に写真をみると、
    そこまで細密には実際の部屋と
    似てないと思うのですが、
    画面のなかの自分と
    同じ場所に座って、
    同じ風景をみてる、ときづくことで、
    なんか「ゾワッ」とする
    おそろしさがあるのだそうです。

    帰るときには、
    「いやーすごかった、驚いた」
    と言ってくれ、
    サプライズは大成功に終わりました。


    (もっと、そっくりな家具を探して
    置くべきだったとか、
    課題はいろいろあるのですが)


    このあと、通りすがりの
    別の村長さんにも
    サプライズを仕掛け、
    私の「びっくりさせたい欲」は
    充分に満たされました。



    そして、あとに残されたのは
    多額のローン‥‥。

    2階を作るためには1階を拡張せねばならず、
    さらに2階を広くする費用もかさみ、
    あと何十万ベルもの
    住宅ローンが残っています。
    (島で働いて返さねば‥‥)

    我がギリシャ村では、
    「つつましい村民をさしおいて、
    村長だけ家を大きくしない」
    という、私が作った掟があります。

    私も広い家は趣味じゃないのに、
    多額のローンまで組んで、
    こんなことをしてしまった‥‥どうしよう。

    と、困っているはずなのに、なぜか、
    「あのレッドカーペットで、こんどは、
    ハリウッドスターごっこがしたいなぁ」
    なんてことを考えてしまってる自分もいます。

    こどものころ、人を驚かすのが好きだった私。
    今じゃすっかり真面目(?)な
    大人になってしまったけれど、
    「どうぶつの森」は
    そんな忘れかけていた心を
    思い出させてくれる何かがあります。

    2015/06/23 00:31

『とびだせ どうぶつの森』とは?

どうぶつたちの暮らす森の一員となって、毎日、たのしく過ごします。じぶんの部屋を広くしたり、家具をそろえたり、着替えたり、釣りをしたり、化石を掘ったり、おしゃべりしたり、ほかの人の住む村に電車で遊びに行ったり‥‥。1年365日、リアルタイムに時間が流れるなかで、のんびり過ごすもよし、目的に向かってがんばるもよし。ニンテンドー3DS用ソフトとして2012年に発売されて以降、長く売れ続けているゲームです。

とびだせ どうぶつの森

発売日:2012年11月8日
希望小売価格:4,571円(税別)
プレイ人数:1人(通信プレイ時2〜4人)