ほぼ日乗組員が1人1冊、古本を買います。

okuno

1990年代半ばの雑誌_003
『Esquire 日本版』Apr.Vol.9 No.4 (1995)

2021/11/10 17:09
1990年代半ばのカルチャー誌、
3冊めは
1995年の『Esquire 日本版』です。

多くの場合、
古雑誌にはビニールが掛かっていて
中ページが見れないわけですが、
とにかく
「アメリカ1995」という特集名で
買ってみようと思いました。

その中で、オリヴァー・ストーンが
インタビューに答えています。

「私は分類されるのが嫌いだ。
型にはまった仕事をさせられるのも嫌だ。
だが、たとえ型の中でも
創造性に富む人間だったら、
それを新鮮に表現する方法を
見つけられるはずだと思う」

よくある、表現の芸術性と
売れるためにやんなきゃなんないこと、
そんな話の流れで、
こんなふうに答えているのが、
印象に残りました。

レイアウトも、いいなと思いました。

トビラの見開きの右側のページには
リード文だけでなく、
インタビューの冒頭まで入ってます。

こんなふうに見せられるのが、
紙のデザインの、いいところですね。

ページを繰っていくと、
イッセー尾形さんのインタビューも。

「夢を共有するというか、
会場全体で
『悪夢を見ようよ』という感じです。
言葉や絵と違って、
ぼくは自分の肉体全てを使うだけ。
だから表現する際、
不自由といえば不自由だし、
また逆に自由でもあるんです」

地の文で「大のインタビュー嫌い」と
紹介されているのですが、
いつか自分も
インタビューさせていただけたら‥‥
と、あらためて思いました。