『岩田さん』
本にまつわる情報や感想。

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実はこだわり満載な、本の装丁。

2019/10/09 11:00
こんにちは!アリサです。

先日、岩田さんの本の制作に関わった
先輩乗組員のさんに、
この本の装丁への工夫について
お話を聞くことがありました。

どのように本が作られるのか
あまり考えたことのなかった私には、
「そんなところまで?!」と
びっくりするようなことが満載だったので、
ぜひここでご紹介したいと思います!

題して、
『みなさまお気づきですか?!
岩田さんの装丁!』
いえーーい!!パフパフ!

ちなみにこの本の装丁を手掛けたのは
ブックデザイナーの名久井直子さんです。
名久井さんの丁寧なお仕事を
ぜひ説明させてください。

まず、ひとつめのポイントは、
カバーに使われている「色箔」です。

実際に手にとっていただいた方は
お気づきかもしれません。
『岩田さん』は、
カバーにある文字という文字がすべて、
インクではなく「箔押し加工」で
表現されているのです。
そのため、手でなぞると、
つるっとしたなんともいえない
高級感のある手触りが感じられます。

「まあ、よくあるよね、そういうの」
と思われたそこのアナタ!
なんとこの箔押し加工、
カバーを外した表紙にも、
施されているのです!

本の表紙は、
すこーしザラザラとした肌触りの紙に、
やはり黒色の箔で
文字やイラストが表現されています。

カバーに箔押しは
めずらしいことではありませんが、
中の表紙まで箔押し加工をしている本は、
なかなかないそうです。
なぜなら‥‥箔押し加工は、
ふつうの印刷よりお金がかかるから。

本屋さんでお客さんの目に触れるのは
あくまでもカバーだけなので、
カバーをはずした表紙にそういった
加工をつかうことはめずらしい、
というわけです。

でもこの『岩田さん』は、
すでに購入してくださった方たちも
しばしばおっしゃってますが、
「何度も読み返したい本」。
カバーをはずして持ち歩いてる、
という方も多いみたいです。

そういう読み方をするときに
表紙のデザインというのは
とても大切ですよね。
まだカバーをとったことがない、
という方も多いと思います。
ちょっとカバーをとって
表紙のデザインや質感を
たのしんでみてくださいね。

さて、長くなってしまったので、
その他のポイントは、
また次回ご紹介したいと思います!

おたのしみに!