ただいま製作中!ただいま製作中!

2016/04/19 22:39
saya.otaka

秋元机さんからのコメント

いつも不思議な読後感がのこる
『大きいほうと小さいほう』、
最新話を更新しました!

今回は、ペンの試し書きのお話です。
まだ呼んでいない方は
こちらからどうぞー。

→38話を読む

今回のマンガについて
作者の秋元机さんから
コメントをいただきましたので、
ご紹介しますね。

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不定期連載マンガ
『大きいほうと小さいほう』、38話のお届けです。
作者、秋元机と申します。

今回のマンガは
文具店や画材店での「試し書き」が出てきます。
じぶんが試し書きをする際は
たいていは文字などは書かないのですが、
やたらと文字を試し書きしていた時期があったのを
思い出しました。

森田芳光監督の『家族ゲーム』で
高校受験生である主人公が、
シャーペンを使って
ノートを「夕暮れ」という文字で
ひたすら埋め尽くすというシーンがあります。
そのシャーペンの筆記音が
なぜだか強く印象に残って、
中学生だったじぶんは
映画のなかでのシャーペンの筆記音を出したくて、
シャーペン本体や芯の濃さを
あれこれ試す時期がありました。
芯の濃度の入れ替えの試しは
店頭ではできないので、
あれこれ買っては試してみました。
しかしいくら試してもあの音は再現できません。
いくら筆圧を加えようが、素早く書こうが、
芯の濃さを変えようが、何より筆記音が
映画とは比べ物にならないほど小さいのです。
結局、ずいぶん後になって
あの映画の中でのシャーペンの音は
編集の際の音響処理で大きく聞こえ、
効果を出しているのだろうという
当たり前のような推測の結論にいたります。
そういえば、
昨年観た大根仁監督の映画『バクマン。』でも
ペンの筆記音に興奮しました。
もちろん映画そのものも凄くいいので、
未見の方おすすめです。

ちなみに『大きいほうと小さいほう』は
ペンではなく、
シャーペンやボールペンなどで描いております。
次回も読んでいただけるとうれしいです。

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ネタバレありですが、
映画『バクマン。』の
大根仁監督と糸井がおしゃべりした動画を
こちらのページからご覧いただけます。
ペンの音についても、
裏話がありましたよー。

『大きいほうと小さいほう』、
次回は4月下旬に更新予定です。
どうぞ、おたのしみに。