ラジオ体操第一は、ここから
「腰シリーズ」に入ります。
これは「体操といえばこれ」というような
象徴的な動きです。
でも、けっこう難しい。
BEFOREの画像でも、
いちばん「ダラダラやっている」ことが目立つ
体操でした。
目的は、ふだん伸ばすことが少ない
脇腹を充分に、「真横」に伸ばすこと。
「真横」のガイドになるのは、腕と耳です。






腰まわり、おなかまわりの贅肉が
気になるなら、
この動きをぜひマスターしてください。
はい。
ポイントは、耳の真横に
腕を持ってくること、ですね。
そう。
しっかり「真横に」脇腹を伸ばします。
手が前に来たらNG。
体側(たいそく)のストレッチですから、
勢いをつけて、テキパキやりましょう。
ふらふらしそうになります。
曲げる角度の深さは気にしなくてもいいですよ。
とにかく真横に伸びることを意識しましょう。
脇腹の筋肉を刺激し、
体側のリンパの流れをうながす、
このふたつの効果で
ウエストがスッキリしていくのです。
ウエスト、すっきりさせたい。
そうよね。
はい。
夜、テレビ観ながらがんばって
腹筋したりしてるんですけど。
腹筋運動ね。うーん‥‥それよりは、
ふだんからおなかを
意識的にへっこませるほうがいい。
細いズボンを履くような気持ちで、
ぐっと引き込む。
「ウエスト細いんですよ」と
見栄をはるような気持ちで。
ぐっと。
からだを屈曲させる腹筋運動で鍛えられるのは、
腹直筋なんです。
一方、おなかを引き込む力があるのは、腹横筋。
だから、ウエストをすっきりさせるのは
腹横筋をつけないとダメなんです。
はっはぁ。
腹横筋は腰椎をサポートするので、
腰痛もらくになります。
腹筋するより
ひっこめるほうがいいんですね‥‥。
だから、夜、もう
腹筋しなくていいですよ。
腹筋したらどうなるんですか?
おなかが割れます。
くにゃくにゃくにゃー。
(落ち込む音)
もっというとね、
ラジオ体操も腹筋運動もいいのですが、
ふだんの時間を
どう過ごすかということが大切なんです。
起きているあいだの18時間、
どんなふうにしているか。
そこがいちばん、大きいんです。
だから、さきほどの
「正しい姿勢」と「おなかひっこめ」。
これを、起きているあいだ、やればいい。
その意識でいれば、すばらしいです。
あとは、暇さえあれば、No.2の運動。
欲が出てきてますね(笑)。

むくみや贅肉で
ぽってりしているおなかまわりには
No.5の体操と、
ふだんの「おなかひっこめ」。
次のNo.6から、腰まわりの動きに入ります。
2012-08-29-WED


※効果は中村格子先生の理論に基づくものです。また個人差があります。