SAY HELLO! あのこによろしく。
いろんな気持ちで。


ほぼにちわ!
『Say Hello! あのこによろしく。』が
一般の書店でも発売されるようになって、
「ほぼ日」を知らなかったですというかたから
メールをいただいたり、
プレゼントとしてもらいましたよ!
というご報告をいただいたり。
いろんな人が、いろんな気持ちで
読んでくださっているようすが伝わってきて
とてもうれしいです。

そんななかから、
きょうは6通のメールを紹介しますね。


=
  ほぼにちは。
いよいよ? とうとう!
ちらちら降り始めました、初雪。
寒〜〜〜い!

わたしの住んでいる所は、
ちょっと高台になっていまして、
朝、テクテクと坂道を降りていきます。
今朝の町並みは雨にちょっと濡れていて、
新しい一日が始まろうとする
灯り始めた各家々の灯りがキラキラとしていて
「ああ〜きれいだな〜」と思いました。
嬉しいような、元気付けられるような。
明日の朝は、サラーッと白い雪景色の中に
一日が始まろうとする無数の灯りが
またキラキラとしているんだろうなぁ。
ピキーンと寒い朝(手強い!)になると思いますが
わたしの好きな、冬の静かな風景の一つです。

『Say Hello! あのこによろしく。』を贈った友人たちから
手紙やメールがわたしにも
まだ届き続いています。
ポロリ…ジンワリ。
ゆるむゆるむ口元、頬っぺた、目じり、涙腺。
気持ちホコホコ。
寒い北風が冬を運んでくるけれど
気持ちがホクホクあったかいんだよ〜って。
そしてやっぱり、この素敵な魔法は秘密、
一人占めにはできなくて、
魔法の輪は広がっているらしいです。


=
『Say Hello! あのこによろしく。』
枕元に置いて、毎晩寝る前に楽しんでます。

仔犬たちの姿を見ていると、
最初から自分は100点満点なんだと
思い出すことができます。

人間は大人になるにつれて、
なんだかありのままの自分から
遠ざかっていくような気がします。

ありのままの自分からずっとずっと
遠くに行ってしまってから、
大切なものを失ってしまったことに気がついたりする。

だから、ルーシーや子供達の姿を見ていると、
羨ましかったり、
尊敬にも近い気持ちが沸き起こってくるのかもしれない。


=
長年海外に住む娘(私)から、母に送りました。
幾つになっても心配してくれる母。
感謝の気持ちを伝えるのがへたで、
つい強がりになる私。
本音は、そばにいたい気持ちがいっぱいなんです。
メッセージわかってくれたかな?
おかあさん、いつも想っていてくれてありがとう。


=
ほぼにちは!

『Say Hello!』
読んでいるうちに、
これは、ぜひ、母にプレゼントしようと思い立ち、
ほぼ日からラッピングペーパーをダウンロードして
たいせつにたいせつに、包みました。
私は、うつ病と適応障害を併発し、今、たたかっています。
今は、薬のおかげでわりと落ち着いていますが、
ひどいときは
「なんでわたしを産んだの?」
「わたしはいらないの!」
と、自分の存在を否定してばかりいました。
本当に自殺をしようと、
なんども自殺を図ったこともあります。

けれども、
母は、私の存在を否定したことは1度もありませんでした。
死に走ろうとした私を、体を張ってとめたのも母でした。
ナイフを持って脱走した私を、
車で2時間も探し続けたのも母でした。

うつ病や適応障害になったからこそ、わかることがあります。
産まれてくること、生きることは、
シンプルで、でもとても難しいということです。
言葉で言うと、とても簡単ですが、
実際、それを行うことは、
私にとってはとても難しいことなのです。

産まれてくることも、
生きることも、
とても難しい。
けれど、それを一生懸命行おうとする姿を、
とてもシンプルに、わかりやすく描いている。
そんな本だと思いました。

そして、かつて、私が暴言を吐いてしまった母に
「これからも、生きるよ」という証として
『Say Hello!』をプレゼントすることに決めたのです。

たくさんの人が、
ルーシーとニコとサンコとヨンコの表情や、
文章のすきまから、

産まれること
生きること

そのシンプルなことの重大さを、
感じて欲しいと願っています。。


=
ほぼにちは。
この本は不思議です。
ダーリンも帯に書いてありましたけど、
それとはちょっと違う不思議です。

人にプレゼントしたくなる本とでもいいましょうか。
自分で見るよりも人にあげたい。
全然悩むことなく自信を持って人にあげれる本、
っていうのはかなり珍しいと思います。
少なくとも今までには無かったように思います。

例えば今までにほぼ日で出版されたり、
販売されているものがいくつもあります。
ハラマキだったり、海馬だったり、手帳だったり。
どれもこれも人にあげるより自分で買いたい、
使いたいというようなものだったし、
実際自分用に購入して使っています。

別な言い方をすれば
人にあげて文句をいわれたくないものとでも言いましょうか。
わざわざ心をこめてあげてもあんまり使ってくれなかったり、
役に立ってなさそうだとあげても嬉しくないです。

この人は本は読まないからコレをあげるのはよそうとか。
あの人は手帳は使わないからコレをあげてもなあ、とか。

それを予想して、この人にコレをあげても使わないしなあ、
と思うものばかりでしたが、
この『Say Hello!』本は違います。
年末で贈り物に悩んでいた時期とも合致したのでしょうが、
なんら躊躇することなく実家・親戚・嫁の実家分の3冊を
アマゾンで注文し、本日荷造りして送りました。
「贈りたい本が出来ました」というメッセージ付きで。

なんでしょうね、この力は。

絶対喜んでもらえるという確信は。

これだけの確信があるということは私自身がよっぽど
『Say Hello!』にのめりこんでいるように見えますが、
そうでもないのです。
そう言っては失礼ですが、更新されてるころは
たまに見る程度で、ほぼ日の中でも
それほど重要なコンテンツではなかったのです。
イトイ家に来たのはニコちゃんかサンコちゃんか、
と質問されても答えられません。
そんなわたしですから
本が出るよーとなっても冷静に買わないだろうな、
と思っていたぐらいです。
それがこの度贈り物を考えるときになって、
真っ先に思いついたのがこの本でした。

本当に不思議な本です。
中身をしっかり分かっているわけでもないのに、
こんなに安心して人に薦められる物って珍しいです。

うまくいえませんが、
これってほぼ日の本質のような気がします。

これからもプレゼント用に使うような気がしています。
その前に自分用を買ってよく読みたいと思います。

長文失礼しました。


=
本当にごめんなさい。
すっごく久々にほぼ日をみました。
一番見ていたのは会社勤め時代だからもう4年以上前です。
手帳が買いたくて久々に見て、
そこでこのコーナーを知りました。

このコーナーのHP一気読みを見始めて、
すでに目がうるうるしてきちゃったので
「これは本を買ってじっくり読まなければ」と思いました。

今年の4月に息子を産みました。母になりました。
たった7ヶ月ではありますが、
普通に健康に育ってる7ヶ月児より
ほんの少し大変でした。
2ヶ月になった日に、尿路感染症で入院しました。
その後検査を続けるうちに尿道狭窄という
生まれ持っての障害があり、
手術しないと腎臓に障害が出てしまう可能性が
あるということで
6ヶ月になった11月の頭に手術をし
二度目の入院をしました。
もっと重い障害をもって生まれる
お子さんもいらっしゃるので、
我が家の場合はこれでほぼ完治するだろうって言う
恵まれてるケースではありますが、
でもやっぱり大変は大変だったのです。
なにより息子が一番がんばった。
そんなこの先の子育ての長さに比べれば
まだまだ始まったばかりのたった7ヶ月ですが
すでに思い返すとほんとにここまでがんばったねと、
よく育ったねと思います。

そんなことをいろいろと思い返させられる本でした。
きっと何年も先にまた息子の成長の軌跡を
思い返すときがくるんだろうとおもいます。
そのときには私自身にも胸を張れるといいな…
いまはまだ母親として反省するところばかりだから。
ルーシーのように強くやさしい母の顔が
ワタシにもできる日がくるのだろうか。

我が家はまだハイハイもままならないところですが、
この先のよちよち歩きやら、初めての言葉やら、
成長を見逃さないように、
ルーシーとヨンコちゃんのように寄り添って、
毎日を過ごしたいと思います。

旦那も夜中に読んで涙したようです。
「この本、ずるいよ。泣けちゃうに決まってるよ」って…。
大事に読んで、いつか息子にも
読ませてあげたいなと思います。
すっかり魔法にかかった我が家でした。。


さあもうじき2004年もおわります。
来年も『Say Hello! あのこによろしく。』を
どうぞよろしくお願いします。

ではまた次回。
みなさまからのおたより、待ってます!

2004-12-27-MON
       
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● い ま ま で の メ ー ル ●

2004-11-07 『Say Hello! あのこによろしく。』の“特別な感じ”とは

2004-11-26 “刷りたての1万冊”に届いた声 その1

2004-11-30  5通のメール

2004-12-09  遠くのひとと、いっしょに読む。

2004-12-13  わたしの「あのこ」。


● い ま ま で の メ ー ル の ア ー カ イ ブ ●

2004-09-13 みなさまからのメール・その1

2004-09-14 みなさまからのメール・その2

2004-09-15 みなさまからのメール・その3

2004-09-16 みなさまからのメール・その4

2004-09-17 みなさまからのメール・その5

2004-09-20 みなさまからのメール・その6

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