もしも学校を作ったら その3

(昨日までの、もしもの世界)
関根さんの「もしも」の学校では、
各教科の「できない」痛みを知る
補助先生が必要なのです。

関根

今は、そういうふうに教える必要が
あるんですよ。
そうじゃないから、ブログに友達の悪口書いて、
みんな、ぎくしゃくしちゃうんです。
結局、成績がいいイコール人間として立派、
というような図式になっています。
お父さん、お母さんは、
成績よければ誉めるでしょ。

ほぼ日 それは、誉めてしまいますね。
関根

成績さえよければ
友達がいなくても、
そこは突かないでしょ。

ほぼ日 友達作れよ、と怒ったりはしないですね。
関根 小さいころから勉強ばっかりやらされて、
その結果、超一流大学を出たとします。
そして、出世した。
でもなにか、心に違和感を覚える。
ほぼ日 覚えるんですか。
関根 そういう人は、自分たちの失った青春
取り戻そうとする。
ほぼ日 そりゃ、まさか
居酒屋タクシーでですか。
関根

ちっちゃいときに
犬のうんちを木の棒で突っついたり、
鬼ごっこしたり、
意味もなく、ケラケラ笑ったりすることを
全部犠牲にして
将来のために
ずーっと勉強だけをやってこられました。
その結果、権力をつかんで、
なにをするかというと、
やっぱり小学生の遊びです。

ほぼ日 「意味もなくケラケラ」を‥‥。
勉強はたいへんだったでしょうけども、
先を考えすぎて、
子ども時代がおろそかになっちゃったんですね。
関根

ちゃんと遊んで来た人には
ああいうことはないわけです。
勉強ばかりやっていればオッケー、という
今の風潮をすこし戻さないといけないと思います。
だからやっぱり、補助先生が必要です。
もちろん、人より早く
エッチなことを言い出す
子どももいるわけです。
性に対して潔癖すぎる家庭も、いただけません。

ほぼ日 潔癖はだめですか。
関根 だめなんですよ。
出る芽は伸ばしてあげないと。
ほぼ日 性の出る芽を親が伸ばすのは
そりゃまた、たいへんですね。
関根

そこに、元エロだった先生が
登場するわけです。

ほぼ日 補助先生が。
関根 高田純次さんみたいな補助先生です。
生徒がエロいこと言い出したら、
「お前、もう気付いたか、
 そうだよなぁ」
つって。
ほぼ日 エロ先生は肩を組むのが基本なんですね。
関根 「ただ、そういうことをお前が言うと
 ○○先生とかは、嫌がるだろう。
 人それぞれだからな。
 だから俺に言って来い。
 いいんだよ。
 いずれ順々に、みんな気付くんだからよ。
 
 お前、たまたま早かっただけなんだから、
 それを優秀と言ってもいいよ。
 俺がいろいろ話してやるから、
 何でも聞いてこい」
 
そうすればその子は、
ちゃんとガス抜きができるから
○○先生の前で
変なことを言わなくなるんです。
ほぼ日 誰かに言えるとそれでおさまるんですね。
関根 補助エロ先生も必要だけど
補助ワル先生も必要です。
ほぼ日 補助ワル先生はやっぱり
昔、悪かった補助先生ですか。
関根 そう、元ワルの人です。
今は、頭ごなしに
悪いところを、全部、否定していくでしょ?
ほぼ日 はい。何やってんの、やめなさい、
で、おしまいです。
関根 ところがその先生はこう言うんです。
「お前、トイレで煙草、喫ってんのか。
 待て、待て。
 いいことないぞ
ほぼ日 はははは。いいことないって‥‥
関根 「ほとんど税金だぞ」
一同 (爆笑)
関根 「所得税取られて、
 消費税取られて、な?
 お前、バイクも乗るだろ?
 重量税取られてんだぞ」
ほぼ日 現実、そうですね。
関根 「車両重量税取られて
 ガソリンの税も取られて、
 そのうえ、お前、
 煙で税金払うのか」
ほぼ日 ‥‥説得力があります。
関根 「そんからよ、今から喫ってっと、
 精力弱くなるよ。
 お前、将来、杉本彩みたいないい女が
 彼女になって、
 ねぇ、ねぇって、迫られたときに
 煙草喫ってるせいで
 あらぁって、そりゃもったいないぞお前。
 煙草喫うより、
 将来、女のおっぱい吸え」
一同 (爆笑)
 
(明日につづきます!)
2008-07-24-THU
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