AUTUMN
and WINTER
and ANYTIME

どの角度から見てもかっこよく、 幅広いシーンで着られる パンツ界の“オールラウンダー”、 できました。

〈O2〉 BOTTOM

予告04

〈O2〉の「新定番パンツ」といえば、
美しいシルエットとリラックス感をかねそなえ、
家でも外でも穿いてうれしい
スキッパーパンツ」が好評をいただいていますが、
以前よりもおでかけに行きやすくなったいま
「穿いてうれしいパンツのかたちは他にもあるのかも」と
「グランマ ママ ドーター」の宇和川さんから
ご提案をいただきました。
人と会いやすくなって行動範囲がひろがり、
おしゃれをしたい気持ちが高まっているかたも多いのでは?
そんなかたにも喜んでいただけるような、
うつくしい一本が、このたび、できあがりました。
ハリのある上質なコーデュロイを使ったワイドパンツは、
穿いてみると、360度どこから見てもかっこよくてきれい。
合わせるアイテム次第で、
カジュアルにも、きれいめにも着こなせるさまから、
「オールラウンドパンツ」と名づけました。
秋冬の新作パンツの魅力紹介とともに、
宇和川さんおすすめのコーディネートを
教えてもらいましたよ。
ぜひおたのしみください。

宇和川 恵美子(うわがわ えみこ)

セレクトショップの店長、バイヤーを皮切りに、
海外ブランド向け素材の企画・プロデュース、
アパレルブランド製品の企画・生産などの業務を経て、
2010年、
自身のブランド GRANDMA MAMA DAUGHTER を設立。
祖母から母へ、娘へと受け継がれていく
洋服作りをコンセプトに、
ユーザー目線を反映したゆきとどいた製品づくりで
人気を博している。

加藤 博(かとう ひろし)

自身の名前をブランド名にした「KATO’」 の創設デザイナーであり、
株式会社チームキットジャパン代表取締役社長。
これまで様々な国内外の商品の企画開発に携わるだけでなく、
生地開発や、 日本生地の海外輸出の際のディレクションなど
幅広く活躍する。
フランスの 「ET.VOUS」 のメンズライン開設時の
デザイナーとして活躍した後、
アドリアーノ・ ゴールドシュミット氏との仕事や、
RRLの商品企画開発・イタリア「Legra」の生地開発など
世界のブランドで様々な役割を果たしてきた。

――
宇和川さんと加藤さんには、
これまで「これぞ〈O2〉らしいパンツ」というような、
スキッパーパンツから“Rain or Shine”パンツまで
デザインしていただきましたが、
ことしは、またちがったシルエットで、
いつも穿きたくなるようなパンツを
つくっていただきました。
宇和川
気兼ねなく外に出られる機会が増え、
旅行にも行けるようになってきたので、
これからの季節、寒さを感じる日でも気分よく穿けるような
パンツがあったらうれしいなと思って
つくらせてもらいました。
――
その名も「オールラウンドパンツ」。
ほっこりやさしいコーデュロイのパンツですね。

〈O2〉レディス オールラウンドパンツ

宇和川
コーデュロイ、好きなんです。
「冬がやってきたぞ」という季節感が出せる、
あたたかみのある素材だと思います。
――
冬らしいおしゃれ、という感じがしますよね。
宇和川
ね!
ひとくちにコーデュロイといっても
畝(うね)の太さや生地のやわらかさなど、
いろいろな種類があるんですが、
このコーデュロイはハリがあって
すごくきれいにシルエットが出ます。
――
くたくたのコーデュロイもありますが、
これは芯を感じるようにパリっとしています。
加藤
このコーデュロイ、すばらしいですよ。
ハリがあるから、
イメージしたとおりのシルエットが出る。
かといって、かたすぎる感じがしないのは
タンブラー加工で
ちょっとやわらかくしているからでしょうね。
宇和川
少しだけポリウレタンが入っているから、
クッとつまった感じもあるかも。
加藤
ほんのりストレッチが効いているので、
曲げ伸ばしがきついとかはないと思います。
――
機能性があるなんて見えない、
天然素材らしい高級感があります。
加藤
ポリエステルが入っている割合が高かったりとか、
くったりした安っぽい質感のコーデュロイが多いなか、
上質なコットンがメインで、畝がピッと立つ
このコーデュロイを使えてよかったですね。
宇和川
このコーデュロイをいかして、
穿いたときにきれいなシルエットが出るよう
ワイドなかたちに仕立てました。
――
今年の春の“Rain or Shine”パンツにも
近しいシルエットですね。
宇和川
そうですね。
あのシルエットが穿きやすくてきれいだったので、
かたちは“Rain or Shine”パンツを、
デザインはスキッパーパンツをベースに、
コーデュロイに合うようなかたちにアレンジしました。
――
どのようなところに手をくわえたのでしょう?
宇和川
ウエスト部分のタックは
2つにするともこもこしてしまうので、1つにしています。
宇和川
共地のベルトをつけたり、
後ろにゴムが入っていたりといった仕様は
以前のものを踏襲していますが、
生地のハリ感をいかして、そのままストンと
まっすぐ落ちるようなシルエットをめざしました。
――
スキッパーパンツのような
丸みのあるシルエットもかわいかったですが、
これは足が長く見えるのが
うれしいなぁと思っていました!
宇和川
シルエットが本当にきれいに出るところが美点。
人それぞれ、腰やヒップの形が違いますし、
太ももの太さも異なりますが、
そういうのを全部隠してくれますよね。
加藤
後ろに入れたゴムも、
おしりの形が出ないような分量にしています。
シャーリングが入っているぶん
生地がやや浮いた感じになるので、
ピタッと腰やおしりに沿うことはないです。
――
なるほど。
股上もわりとたっぷりあるから、
下半身にコンプレックスがあっても気にならなさそう!
後ろ姿もうつくしいです。
宇和川
裾は折ってもかわいいです。
ひと折りくらいがおすすめ。
ハリがあるから、折り返しもピシッと整いますよ。
そのままでも、折り返しても、
きれいな感じではいていただけるかなと思います。
――
オールラウンドパンツを使って、
宇和川さんならどんなふうに穿くか、
教えてもらいましょう!

オールラウンドパンツ(ローズピンク)

宇和川
甘すぎないピンクは、わたしのイチ押しカラーです。
ピンクは取り入れるのがむずかしい
と思われがちな色ですが、
これはちょっとくすんだ色味なので穿きやすい。
ぜひみなさんにチャレンジしてもらいたい色です。
わたしだったら、ピンクのあたたかみや
かわいらしさを強調するために、
他はダークトーンでまとめてシックに。
裏テーマはチョコレート菓子の「アポロ」です(笑)。
そんなツートーンの色使いで
ピンクが映えるようにしました。
ただ、アポロチョコの“甘さ”を控えめにするために、
装飾が入ったウィングチップシューズや
レザーポシェットでキリリと引き締めて。
革ひもをネックレスがわりにゆるくむすんで、
エフォートレスなアクセントに。
革の小物をいくつか投入すると、
グッとよそいきっぽくなりますね。

冬場って黒いコートとか紺のニットとか
重く暗めな色がメインになりがちなので、
こういう明るい色のパンツが入ると
ふわっと軽くなりますよ。

オールラウンドパンツ(ブラック)

宇和川
黒は黒でも、チャコールに近いスミクロです。
畝の立体感や光沢もあるので
黒といえどベタッとした平板な印象にならず、
品よく穿いていただけます。
たとえば、ネイビーのドレープ感のあるブラウスと
黒のジャカードのダブルジャケットを合わせ、
きれいめなコーディネートはいかがでしょう?
このコーデュロイは程よいハリと上品なツヤがあるので、
きれいにかっこよく穿いていただけます。

靴は黒のプレーントゥを合わせてマニッシュに装い、
パールのアクセサリーをつけることでドレスアップ。
付属のベルトはあえてはずして革ベルトに替えて。
ここもドレス度を上げるポイントです。

ここではドレッシーな装いにしましたが、
スウェットやニットにスニーカーを合わせるような
ラフでカジュアルなスタイルにしても、
パンツのカッコよさがピリッと引き締めてくれます。
さっと合わせてもすてきにまとまる、
本当に便利なパンツだと思います。

オールラウンドパンツ(ビスケット)

宇和川
さいごに、黄みのある
ビスケットカラーのコーデュロイパンツ。
コーデュロイパンツといえば
いちばんイメージしやすい色ですね。
3色のなかでもトラッドで
カジュアル度が高いカラーなので、
デザインがきいた服や
主張のある柄や素材を合わせて、
かっこいい女性らしさを演出しました。
トップスはフリルのついたブラウス。
足元にはアニマル柄のレースアップシューズ。
そして、シボ感が上品なバッグをたずさえて。

もちろん、いっそのこと紺ブレやスウェットなど、
アメリカントラッドに着ていただいても
しっくりくると思います。
カジュアルからシック、
モダンからオーセンティックまで
全方位カバーできるパンツです。
名前のとおり「オールラウンド」ですから。

〈O2〉レディス オールラウンドパンツ
各¥18,700(税込)

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