AUTUMN
and WINTER
and ANYTIME

雨にも負けず、風にも負けず。 冬の寒さにも負けない。 かわいいのに本格スペックの 〈O2〉なアウターができました。

〈O2〉OUTER

予告06

〈O2〉で初となるアウターができました。
ここ数年、秋冬でも日中はあたたかい日が多いから、
ヘヴィデューティなものより、
もっと気軽にはおれるアウターがほしい。
そんなアウターを、「カトー」の加藤博さんと
「グランマ ママ ドーター」の宇和川恵美子さん
(ふたりはご夫婦)にリクエスト。
外見はミリタリーのライナージャケットから
着想を得ていますが、柄もイチから製作したオリジナル。
そして、水をはじいて保温力も高いと機能も極めつき。
アウターとしてはもちろん、
氷点下ではコートのインナーとしても役立ちます。
ぜひたくさん着たおしてください!

宇和川 恵美子(うわがわ えみこ)

セレクトショップの店長、バイヤーを皮切りに、
海外ブランド向け素材の企画・プロデュース、
アパレルブランド製品の企画・生産などの業務を経て、
2010年、
自身のブランド GRANDMA MAMA DAUGHTER を設立。
祖母から母へ、娘へと受け継がれていく
洋服作りをコンセプトに、
ユーザー目線を反映したゆきとどいた製品づくりで
人気を博している。

加藤 博(かとう ひろし)

自身の名前をブランド名にした「KATO’」 の創設デザイナーであり、
株式会社チームキットジャパン代表取締役社長。
これまで様々な国内外の商品の企画開発に携わるだけでなく、
生地開発や、 日本生地の海外輸出の際のディレクションなど
幅広く活躍する。
フランスの 「ET.VOUS」 のメンズライン開設時の
デザイナーとして活躍した後、
アドリアーノ・ ゴールドシュミット氏との仕事や、
RRLの商品企画開発・イタリア「Legra」の生地開発など
世界のブランドで様々な役割を果たしてきた。

――
待ち遠しかった、
〈O2〉はじめてのアウターができあがりました。

〈O2〉レディス オールインワン ジャケット

宇和川
ようやくかたちになりましたね。
――
いいものができたなって本当に思います。
きっと長く愛用していただける冬の自信作になりました。
宇和川
機能やディテール、かたちなど
語りどころがたくさんありますよね。
――
ほんとうに。
機能をざっとあげますと‥‥
・軽量
・水をはじく撥水性
・風を通さない防風性
・汗をかいても湿気を逃してくれる透湿性
・高い保温性・耐久性をもつ中綿を使用
・静電気軽減加工つきの裏地
・ウォッシャブル
‥‥と、盛りだくさんです。
これだけうれしい機能をたくさん詰め込んだので、
名前も「オールインワン ジャケット」と名付けました。
宇和川
オールインワン。
まさに、欲しい機能をすべて詰め込みました。
まずは、とくにこだわった
機能のところからお話ししますね。
――
はい!
宇和川
いま住んでいる京都ではわりと雪が降るんです。
そんな雪が降る日に
中綿入りのかわいいアウターを着ていても、
水が染みて悲しい気持ちになるので、
撥水性が絶対にほしかった。
加藤
完全な防水ではなくても、
ちょっと撥水するくらいのね。
宇和川
ええ。
傘を差しているときに、
ちょっとアウターに雨がかかっちゃっても、
手でサッとはらえば水滴が落ちるくらいの。
――
わかります。
機能を優先すればかわいくなくて、
かわいさをとれば
機能は二の次にならざるをえない。
そんな不満がありました。
でも、理想の生地が見つかったんですね!
宇和川
ふふ、そうなんです。
幸運でした。
表地に使ったのはイタリア・リモンタ社のポリエステル。
――
リモンタ社‥‥聞いたことがあります。
宇和川
ハイブランドにも生地を提供している会社として有名です。
化繊、イコール安っぽいと思われていた時代に、
高級感のある素材として打ち出したのが
リモンタ社でした。
今回採用した生地は
撥水性、防風性、透湿性とすべてが理想的でした。
さらにウォッシャブル機能もついていて、
願ったり叶ったり。
それでいて、マットな質感なので、
アウトドアっぽくなりすぎない。
――
たしかに、まったくテカテカしていないですね。
宇和川
しかも、とにかく軽い。
中綿には軽量で保温性の高い
「クライマシールド」という高機能な素材を使えたので、
真冬もいけちゃう防寒性があるのにもかかわらず、
軽いんです。
加藤
「クライマシールド」を使えたのはラッキーでした。
宇和川
たくさん中綿を入れなくても、じゅうぶんなあたたかさ。
アメリカ軍でも実際に採用されているのもうなずけます。
加藤
うすいので、本当に寒い時期には
お手持ちのコートのインナーとしても、
役立ちます。
――
それは便利ですね!
着た瞬間は軽くてうすいからちょっと不安を感じましたが、
着ているとじんわりあたたかくなってきました。
加藤
メンズでは
本格的なアウトドアブランドなどが使っていますが、
レディスでは使っているところは少ないと思います。
宇和川
素材は納得のいくものがそろいました。
さて、この素材を使って
どんなかたちにしようと考えたときに、
いろいろ動き回れるようなアクティブさがあるといいなって。
それでミリタリーのライナージャケットを
モチーフにデザインして、
短めの丈に調整しました。
加藤
後ろはちょっと長めでね。
宇和川
わたしは近所まわりを自転車で移動するんですが、
そういうときにロングコートだと脚さばきを邪魔するので、
ショート丈だと軽快で動きもさまたげない。
防風性もあるので、向かい風もへっちゃらです。
――
それで袖口にボタンもついているんですね。
宇和川
ご名答です。
スナップボタンをとめてもらうと
袖口がつまって風よけになりますし、
その日の気分で袖のシルエットも変えられます。
――
裏地もついているので、袖を折ってもかわいい。
宇和川
ウール地の当て布をやや広めにつけて、
折ってもポイントになるようにしました。
加藤
こういうミリタリーっぽいデザインのアウターだと、
パイピングはボディと共地だったり
コーデュロイ素材が使われていますが、
ここではウールを選びました。
宇和川
共地のシンプルさもいいですが、
ウールを使うと上品な雰囲気になるので、
ウール巻きを採用しました。
――
ウールで縁取りされていることで、
ちょっと引き締まった感じがありますよね。
着やせ効果というか。
宇和川
そうかも。
ちょっとシャープに見えるかもしれません。
――
クラシックな雰囲気もくわわって、
なつかしさも感じられます。
宇和川
ちなみに裏地は静電気を軽減してくれる素材を使っています。
わたし自身が静電気をさそう体質なんです。
セーターとか着るとバチバチっと。
それで、繊維の細い
マイクロファイバーのポリエステルを使いました。
ピーチスキンのような起毛感もいいなと思い
選んだ素材ですね。
――
ちょっとしっとりした感じもあって
さわっても着ても心地いい。
中がちらっと見えてもかわいいですね。
宇和川
見た目にもマットな印象なので、
落ち着いて見えると思います。
――
よーく見ると表のキルトステッチのデザイン、
見覚えがあるけど
よくある柄とはすこし違うような…。
宇和川
よく気づいてくれました!
じつは柄もオリジナルなんですよ。
加藤
この柄をつくるの正直大変やったな~(笑)。
宇和川
ええ、むずかしかった。
加藤
ひょうたんの形やダイヤ型はよくありますが、
奇をてらわず、丸みがあってほかにない柄を、
と考えて生み出したのがこのかたち。
宇和川
ダイヤ柄にも似ているので安心感があるし、
オリジナルという特別感も。
柄が大きく目立ちすぎず、小さくまとまりすぎず、
いいバランスでできたと思います。
――
かわいいです!
とくべつなものを着てるぞっていう
気持ちがわいてきます。
うれしい機能もたくさんついているので、
これ1着あれば冬は安心ですね。
宇和川
ほんとうに!
うすいのにあたたかく感じるのは保証します。
――
カラーは
淡いベージュがかったフォグ、
ミリタリーらしさを残したオリーブ、
大人っぽいシックなブラックの3色。
宇和川
アウターとして
たくさん使っていただけそうな色でつくりました。
――
安心感のあるブラックもいいし、
マニッシュな感じのオリーブも好きです。
でも、ほかにはないフォグも捨てがたい。
うーん、迷います~!
宇和川
ことしは暖冬予想ですし、
長い目で見てもお役に立つはず。
冬の外套としてぜひ!

〈O2〉レディス
オールインワン ジャケット
各¥33,000(税込)

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