シックで上品に見える「スモークブルー」に、
気分があかるくなる「ストローイエロー」。

 

スモークブルーはちょっとくすみのある青で、
涼やかでクリーン。
澄んだ空に白い雲が混じったような色合いです。
白の清潔感と、青のはつらつさをあわせもった色で、
チノパンにもデニムにもすんなり馴染みます。

 

一方、ストローは英語で「麦わら」を指す言葉で、
藁（わら）のようなうすいくすんだ黄色です。
イエローのフレッシュさと明るさを持ちながら
落ち着いた印象のストローイエローは、
ベージュ感覚で取り入れやすいカラー。
春の陽気に誘われるように、
浮き立つ気分をあらわした２色です。

レディス ロングプルオーバー
（スモークブルー）

山口

きちんと感を出すために、
中にリネンの軽いシャツを合わせ、
足元にはローファーを持ってきました。
ロングプルオーバーの縦の長さを強調するように、
デニムパンツはくるぶし上くらいの短めの丈をセレクト。
長短のギャップを狙いました。
シャツといっしょに袖をくしゅっとラフにまくれば、
軽快感もぐっと増しますよ。
軽さを出すポイントは手首と足首を見せること。
重心を置くようにブラックシューズで
スタイルをぐっと引き締める効果も。

レディス ロングプルオーバー
（ストローイエロー）

山口

上のスモークブルーは
長さやシルエットでメリハリをつけましたが、
ストローイエローは
いっそのことゆるっとしたシルエットで。
ボリュームがあるぶん、重い色を使ってしまうと
さらに重たい印象になってしまうので、
少しシアーな透け感のあるワイドパンツと白のスリッポンで
軽さと爽やかさを演出しました。
上が無地なので、柄が入っていてもすてきです。
ゆるくてもだらしなく見えないようにしたいですね。

レディス モックネックトップ
（スモークブルー）

山口

スウェットを着たときにきれいに見せたくて
中にシャツを入れたくなりますが、
ふつうのスウェットだともたつきがち。
エア・スウェッツは
身幅も袖幅もゆとりあるシルエットなので、
シャツとのレイヤードもお手のものです。
モックネックも首からほどよく離れているので、
ネックがつまることもありません。
スモークブルーとつなげるように、
ブルー×ホワイトのストライプシャツを入れてかっこよく。
ストライプシャツが外から見える範囲は袖や裾だけですが、
濃い目の色柄がエア・スウェッツと
アイボリーのパンツという淡色の間に入ることで
まとまりやすく、こなれ感が出ます。

レディス モックネックトップ
（ストローイエロー）

山口

明るく目立つ色を手なづけるコツは、
トーンを揃えるか、他を落ち着いた色でまとめること。
なじませるか、引き立てるか、ということですね。
今回は、ストローイエローを映えさせたかったので、
濃いネイビーのスカートと
モノトーンのスニーカーを選びました。
レイヤードもせず、アイテム数も絞ってシンプルに。
上半身と下半身で
１対１の明暗のカラーバランスにも気をくばりました。
かわいい黄色も、きりっとかっこよくなります。