シニョーレ! シニョーリ! ホボンジョ〜ルノ!
昨年2007年の7月より、のんびり販売をつづけていた、
「ザンパノさんの紙ぶくろ2」ですが、
4枚セット、単品、底じき、すべての商品が完売しました!
みなさん、ありがごうざいます!
うれしいな、完売記念だ! なにかやろう!
で、ふと思い出したのが、
とってもイタリアンな飲み物「カプチーノ」に
絵を描ける人がいるらしい、という情報です。
これ、「デザインカプチーノ」というんだそうですね。
む? ということは、
あれだって描けるんじゃないかな?
なにって、決まってるじゃない。
ほら、ザンパノさんの顔!
ああ、それがいい、それでいこう。
ザンパノさんとは何の関係もないけど、
いいじゃん、イタリアつながりってことでさ。
やってくれるかどうかわかんないけど、
とにかく行ってみよう!
と、安易に結論に達した、わがザンパノ・チーム。
早春の街に、ひょこひょこと浮かれ出たのでした。
ザンパノ・チームが訪れたのは、
東京都渋谷区代々木上原にある、
すてきな雰囲気のカフェ「LIFE」。
応対してくださったのは、
このお店のバリスタ・山下薫史さんです。
「あのう、イタリアに食料品と本を
いっしょに売るお店があってですね‥‥」
みなさん、「ほぼ日」をぜんぜん知らないひとに、
架空のお店をテーマにした「ザンパノさんの紙ぶくろ」を
一から説明する大変さを、想像してみたことありますか?
いちどやってみるといいと思います。
(そんな必要ないですね)
わけのわからなさに、てっきり断られるかと思ったら、
意外にも山下さんの答えは、
「ああ、いいですよー」
おお、いいひとだ! さすがイタリアつながり!
ところで、バリスタって、
カプチーノをつくる人のことですか?
「バリスタっていうのは、
飲みもの全般を提供する人なので、
基本、お酒もワインも、なんです。
バリスタ(barista)とはイタリア語で
バーで働く人、という意味です。
ぼくはお酒が飲めないんですけど、
やっぱりお酒の勉強もしないといけないんです」
なるほど、そういうお仕事だったんですね。
「バリスタという仕事は、
資格があるわけでもないし、
まだあまり知られていませんが、
人がいるというのはライブ感があって、
あきないし楽しいです」
やっぱり、絵を描くのが
もともとお好きだったんですか?
「ええ、でもやっぱり、
好きと上手はちがうというか(笑)。
あったかい飲みものなので、カプチーノに描いた絵は、
時間がたつと、くずれていくんです。
でも、視覚的にも楽しめるし、
手作り感のあるものだし、個性を出して発信できるのが、
とてもやりがいがありますね」
おお、いいですね。
さっそく、やってみてもらっていいですか?
「ええ、もちろん!」
山下さん、手慣れた手つきで、
エスプレッソマシーンでカプチーノを入れます。
エスプレッソをカップの半分まで注いだら、
ココアパウダーを振りかけます。
次に、あたためたミルクをピッチャーに入れ、
カップに注ぎ、
絵を描くキャンバスにあたる部分をつくります。
さあ、いよいよ顔を描きますよ!
先の細いペンは、山下さんの手作り。
よくあるプラスチックのマドラーの先を
熱で細く伸ばして作ったんだそうです。
ザンパノさんの下絵を見つつ、
まわりのココアパウダーの混ざった部分を
絵の具変わりに描いていきます。
手早く描かないと
じんわり線が動いていくんだそうです。
あ、だんだん、それらしくなってきましたね!
そして、あっというまに、
ザンパノさんの出来上がり!
ザンパノさんも
あたたかいミルクの上では表情がゆるんで見えますね〜!
山下さん、ありがとうございました!
「LIFE」では、山下さんが、季節に合わせて、
毎月新しいイラストを描いてくれるそうです。
たとえば梅雨の時期には「傘と雨」、
夏は「スイカ割り」など。
ほかにも、うさぎやくまなどリクエストがあれば、
なるべくイメージに近いものを描いてくださるそうですよ。
さらに!
なんと「ザンパノさん」のオーダーもOKです!
ぜひ「LIFE」に行ったときには、
ザンパノさんの顔入りで、
デザインカプチーノをおたのしみくださいね!
それではみなさん、
またザンパノさんに会えるときまで、
チャオ!
LIFE(http://www.s-life.jp/)
■Address
東京都渋谷区富ヶ谷1−9−19
TEL:03−3467−3479
■Open
ランチ:11:45〜14:30
ディナー:17:30〜23:00
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