カレー研究家の水野仁輔さんと、
「ほんとにだいじなカレー皿」の作者である
土楽の福森道歩さん。
「ほぼ日」でカレーといえば‥‥のふたりですが、
じつはちゃんと話したことが、なかったのです。
ふだんからカレー皿を使ってくださっている、
という水野さんをお招きして、
道歩さんといっしょに、それぞれが料理をつくり、
ふたりで食べながら、おしゃべりをしました。
もちろん使うお皿は、道歩さんのカレー皿です。
「器の色に合わせて、カレーを考えてきました」
という水野さんは、じっくりと、
自作のスパイスを使ったカレー3種。
道歩さんは驚異の手早さで、カレーと副菜を8種。
料理の色と器のことから、カレー文化のこと、
日本のカレーの原点についてなど、
いろいろな話題がとびかいましたよ。
水野さんの思い出の「家のカレー皿」。
※「ほんとにだいじなカレー皿」がうまれた経緯を
糸井重里が語りました。(2009年の記事)
リムの内側のカーブは、手ろくろならではのかたち。底面からの立ち上がりが、まっすぐではなく、ほんのすこし内側に入っている。ろくろをまわしながら、すこしだけ指を押し込むようにして形成しているからだ。スプーンを動かし、底面から皿に沿って動かすと、スプーンに米粒ひとつや、わずかなソースまでもすくうことができる。
(つづきます。)
2017-08-10-THU