蜂名人の藤原誠太さんに、
「生活のたのしみ展」で扱うことになった
「もりおかひだまりキイチゴ」の
蜜源の場所を教えてもらっています。
キイチゴは、盛岡の里山の
陽のあたるところに自生しています。
キイチゴのはちみつは、
トチノキの蜜のあと、蜂がクリの蜜を集めはじめるまでの
すきまの期間に巣箱に持ち帰ります。
ですから、キイチゴのはちみつを採るためには、
短いスパンでよく巣箱を見て
「花粉が白くて透明で香りがいい蜜」が
その時期に溜まっているのを見つけたら、
さささっとしぼるのがコツなのだと
誠太さんは教えてくれました。
キイチゴは2~3年にいちどしか
しっかりと巣箱にたまらず、
しかも「1シーズンに2回しぼれたら奇跡」だと
言われているそうです。
また、時期がアカシアの花とも
バッティングしているため、
アカシアのはちみつを優先させて採取することが多く、
それが国産のキイチゴのはちみつが少なめである
理由になっています。
キイチゴのはちみつは、酸味がありながら、
淡くフレッシュな甘みと香りがあって、
誠太さんも好きなはちみつなのだそうです。
キイチゴだけでなく、
みつばちのおかげで実っている作物がたくさんあります。
みつばちを大切にすることは
人間が生きつないでいくことに深く関わっていることを、
私たちは「はちみつ」を通して知ることができました。
私たちはこのたび、
誠太さんの「藤原養蜂場」の
「養蜂百年館 はちみつ村」に遊びにいって、
そこでいろんなはちみつのお料理が
メニューにあることを知りました。
そこで見たさまざまな料理を参考にし、
東京に戻ってきて、
お昼ごはん用にコンビニエンスストアで買った
「盛岡風冷麺」に
日本みつばちドロップをかけて食べてみました。
それではみなさま、
「生活のたのしみ展」でお会いしましょう!
はちみつ探検隊が選んだはちみつは、
「ほぼ日のはちみつ 日本の花」のお店に並びます。
このたび開催される「生活のたのしみ展」では、
4種類のはちみつが並びます。
もちろん、貴重な
在来種「日本みつばち」のはちみつもありますよ!
2018年6月7日(木)~11日(月)
【「日本の花」で扱うはちみつについて】
原則的に非加熱または低温処理の、
国産の100%「生」はちみつのみを扱います。
瓶詰め時などに湯煎して、
結晶しやすい蜜をとかす工程を経たものもありますが、
栄養や酵素をこわさないように
ごく低温で取り扱います。
なお、生食品であるため、
1歳未満のお子さまには与えないでください。
ご家庭で加熱しても1歳未満の方は食べられません。
はちみつが結晶して白く固まった場合、
そのままめしあがってもおいしいのですが、
よく練ってクリーム状にするか、
40度程度のお湯でゆっくりと湯煎して
溶かしてください。
また、結晶したままめしあがる場合には、
「結晶部分」と「液体の部分」の風味が異なるため、
(ブドウ糖と果糖)
スプーンでよく混ぜてすくってください。