あんづえのおじいちゃんの、
角館の桜並木の近くの養蜂場で採取した
桜のはちみつは、
これから濾過をくり返して巣などの不純物を取り除き、
成分検査を受けて、
びんづめのため盛岡に運びます。
糖の濃度がきちんと高まって収穫したはちみつは、
これ以上の加工は行いません。
糖度が高いことと、蜂の分泌した抗菌物質のおかげで
そのままではちみつは食用になり
(1歳未満のお子さまは食べられません)、
長期間腐ることなく貯蔵ができるのです。
「収穫を手伝ってくれたお礼に」と、
濾過前の、とれたてのさくらのはちみつを
おじいちゃんから少しだけゆずっていただきました。
私たちはちみつ探検隊はそれを持ち帰り、
ほぼ日のキッチンで、さっそく
今年の「かくのだての桜並木」を
食べてみることにしました。
桜のはちみつは、
ほんのり花のかおりがするので、
基本的にデザートに向いていると思います。
しかし、今年の「かくのだての桜並木」は
秋田の春の気温が低かったため、
熟成度が高いはちみつにしあがっています。
そのため、くせが弱く、とても食べやすい、
わりと何にでも合う味なのではないかと思います。
ですので、まっさきに
ハニーマスタードドレッシングサラダを
作ってみました。
▲オリーブオイル、ワインビネガー、
塩コショウ、粒マスタード、
そして桜のはちみつを入れてまぜる。
これがね、ほんとに、
プレーンなドレッシングより、
酸味がやわらいでおいしいんですよ!
ぜひ試してみてください。
ナッツのはちみつ漬けも、
くせの少ない今年の桜のはちみつに
ぴったりだと思います。
▲ナッツにはちみつをかけただけ。
半分くらいまで量が減ったはちみつのびんに
ナッツを入れて漬け込んでもいい。
ここからは桜のはちみつならではのレシピです。
やっぱり和風のものに合うので、
なんと、醤油にまぜて
即席みたらしを作ってみました。
白玉のおだんごにからめてどうぞ。
▲醤油:はちみつ=1:2くらいにしてください。
とにかくはちみつを多めに。
▲もちろん、きなこ+はちみつは王道です。
おいしいです。
桜のはちみつならではのもの、もうひとつ。
それはなんと、ビールです!
▲発泡酒またはビールを注いで。
▲桜のはちみつをたらします。
マドラーでくるりとまぜてください。
ほんの~~りあまく、味に奥行きが出て、
ほんの~~り、桜の香りがします。
探検隊Tは、
「ふつうに発泡酒だけを飲むより断然おいしい!」
と驚いておりました。
そして、私探検隊Sが
調子の悪い朝にいつも飲んでいる、
豆乳+はちみつドリンクを、みなさんぜひ。
▲無調整の豆乳にはちみつを。
豆乳に合うのは、断然この
「かくのだての桜並木」か、
「日本みつばちドロップ」だと思います。
桜のはちみつをパンと合わせる場合は、
あっさりした「中が白い」パンがおすすめです。
▲バゲットとホットビスケット。
特に、ビスケットやスコーンは、
桜のはちみつとの相性が抜群です。
パサパサした食感が魅力なのですが、
はちみつがしみこんだところのしっとり感、
ほんとうにいいですよ。
イングリッシュマフィンにもピッタリだと思います。
冒険ですが、いつかところてんにもかけてみたいです。
▲ぜひいろいろ試してみてくださいね!
はちみつ探検隊が出会ったはちみつは、
「ほぼ日のはちみつ 日本の花」で
明日2018年9月21日(金)午前11:00より
こちらのページで販売いたします。