たのしいミュージアム
シンプルだけどたのしいミュージアム
シュタイフ社の敷地内には、
シュタイフサマーの期間以外でも見学できる、
「シュタイフミュージアム」があります。
外観は円形のモダンな建物です。
さあ、入ってみましょう。
まずは創業者マルガレーテ・シュタイフさんの生い立ちや、
ぬいぐるみをつくることになったきっかけなどが、
ムードゆたかに語られます。
次の部屋でむかえてくれるのは、
世界で初めてつくられたテディベア「55PB」。
テディベアが世界中で大ヒットするまでのストーリーを、
身ぶりをまじえて話してくれます。
ドアがひらくと、そこには‥‥。
さまざまなぬいぐるみを使った、
シュタイフの世界が展開されていました。
あとで聞いてみると、行方不明になったテディベアを、
海の中を潜り、南極を渡って探しにいくという
オリジナルストーリーになっているんだそう。
なんだか、とてもきれいです。
しろくま、かわいい‥‥。
あ、明るいひらけた場所に出ましたよ。
ここは実物の大きさに近い、
大型動物のぬいぐるみたちがあつまった広場です。
やあ、いらっしゃい。
ドモ、ドモ、イラッシャイ。
みぎ、ひだり、みぎ、ひだり、
よう、こそ、いらっ、しゃーい。
ここでは、たくさんのぬいぐるみたちと、
じかにふれ合えます。
みんな知らないあいだに、
こどもに戻っちゃってますね。
建物の真ん中は吹き抜けになっています。
あ、下の階にも何かあるみたいですね。
1階に向かって、おおきなヘビが横たわっています。
これ、なんだろう?
なんと、すべり台だったのでした。
シンプルな発想だけど、たのしい!
ヘビのすべり台をおりた先には、おおきなくまが。
こーれはおおきい!
作品を通してシュタイフの歴史をたどる
くまの横には、シュタイフの歴史をたどるコーナー。
創業者のマルガレーテ・シュタイフさんが
生まれた年からはじまります。
これがマルガレーテさんです。
1880年はシュタイフ社が創業した年。
1902年、甥のリチャード・シュタイフさんが描いた
スケッチをもとに、はじめてテディベアがつくられました。
その次の年、1903年に製品化されています。
1950年。
このころには、もうこんなにたくさんの
製品が出ていたんですね。
いちばん最新の展示がここです。
あっ、キティちゃん!
くまモンに、これはあのファッション界の重鎮‥‥。
実にいろいろなものが、
シュタイフのぬいぐるみになっているんですねー。
こちらがマルガレーテさんの甥、
リチャード・シュタイフさんです。
この感じ、なんだかいいですね。
伝統と格式がありながら、どこかかろやかな、
シュタイフ社の姿勢をあらわしているような写真でした。
さあ、ここまで来たら、
シュタイフ社の中も、のぞいてみたいですよね。
次回、潜入します!