オリジナルの「TSブラック」の手帳を鞄に入れて
常に持ち歩いているという柴山さん。
「スケジュール管理と、あとは
思いついたことなどを気ままに書く場として
つかっています」とのこと。
手帳にデザインスケッチを書くこともあるそうですが、
仕事用のデザインノートは別にあって、
思いついたことを書くのが「ほぼ日手帳」だそうです。
「スケジュールといろんなメモが混じり合うのも、
『ほぼ日手帳』の好きなところです」
そうおっしゃる通り、全体に、とても自由に、たのしんで
おつかいになっているのが印象的です。
「『ほぼ日手帳』って実際つかうと
自由度がものすごく高いじゃないですか。
方眼もいろんな書き方ができるし、
ちょうどいい余白もたっぷりあるし。
好き勝手につかって、たのしんでますね」
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柴山さんの手帳に書かれた椅子のデザインの
アイデアスケッチ。
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「銀紙に裏から文字を書いたらどうなるんだろうって。
そういう実験をしてみたページです
いずれ何かの参考になるかも、と思って
貼ってます(笑)」
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時間軸に描かれたりんごは、近所の農家のお手伝いだそう。
「仕事の前とか、仕事帰りとかにちょっと寄るんです。
山形県に暮らしている実感や喜びもあり、たのしいです」
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「月間カレンダー横の余白、好きです。つかいやすい。
展覧会情報などを書くことが多いです」と、柴山さん。
柴山さんの手帳を開くと目に入ってくるのは、
たくさんのスケッチや、
読んだ本や雑誌、見た映画などから
インスピレーションを受けたイラストたち。
そして、柴山さんが「なるほど」と思った言葉の数々。
「『自分のための雑誌』をつくっている
感覚かもしれません。
いつも書きながら、
数年後に見返したときにもたのしいように、
ということを意識しています。
じっさい昔の手帳を見返すことも多いんです」
なるほど、手帳を使いおわったときには、
自分にインスピレーションを与えるものが集まった
1冊の雑誌ができあがるわけですね。
それは、なんだかうらやましい!
このつかいかた、とてもたのしそうです。
手帳を拝見させていただいたときも、
書かれているひとつひとつに思いがこもっていて、
1ページ1ページ、読み込んでしまいました。
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「誰かがぽろっと言った言葉や文章、
自分の考えたことにはフキダシをよく使ってますね。
自分なりの、『日々の言葉』です。」
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「もともと文字が好きなんです。方眼だといろんな書き方が
できるのもたのしいですよね」
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印象深かった「日々の言葉」には、
線を引いて見返せるように。
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「すごいな」と思った広告を図にして記録しておく。
図として書いておくと、
時間が経っても思い出しやすそうです。
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4年がかりでずっと関わってきた組み立て式の椅子
「コシェルチェア」が発売を迎えた日のページ。
「いま開いてもうれしさがよみがえります」と、柴山さん。
ちなみに「コシェルチェア」は「ほぼ日」でも
打ち合わせスペースで愛用させてもらっています。
柴山さんの「ほぼ日手帳」のつかいかたの自由さを、
いちばんあらわしているのは、
黒いインクで塗られた、小口部分かもしれません。
「ぜんぶ真っ黒の手帳がいいなと思って、
黒く塗ってしまいました」
また、ボールペンのつかいかたもおもしろくて、
なんと、トンボの「REPORTER」に
三菱の「JETSTREAM」の芯を
入れていらっしゃいます。
「やってみたら、ぴったりだったんです(笑)。
一番好きな書き味で、一番好きなカタチのペンです」
いやあ、自分好みの手帳にするアイデアって、
まだまだいろいろあるんですねー。
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黒く塗られた小口の部分。
意外な方法で手帳に個性を出せるんだなと、
びっくりさせられたカスタマイズでした。
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柴山さんのカスタマイズペン。
実際に書かせてもらいましたが、
書き味がとてもスムーズでした。
最後に、こんなお話を聞かせてくださいました。
「『ほぼ日手帳』をつかっていると、
ミーティングの場などで初めて会った人から
自分もつかってます、と言われることがあるんですけど、
これも『ほぼ日手帳』ならではですよね。
なんだか仲間に会ったような気がして、
お互いにちょっと、テンションがあがるんです(笑)」
柴山さん、どうもありがとうございました!