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Eiko先生のスパルタワークショップ。
結成された「ほぼ日手帳で開脚部」、
まずはみんなで”開脚の女王”Eiko先生に、
ストレッチ方法を教わります。
2018年12月某日。
午前中にひとつ別の開脚ワークショップを
おこなったあと、ほぼ日の事務所に
颯爽とあらわれたEiko先生。
優しい笑顔に、きびきびとした話しかた。
身のこなしがいちいち美しく、
いかにも俊敏そうなかたです。
年齢も教えていただきましたが(秘密です)、
信じられない感じです。
まずはEiko先生の体の柔らかさを見せていただきました。
![](images/ph2_01.jpg)
両肘はもちろん、らくらく床につきます。
![](images/ph2_02.jpg)
どんどん上半身を床に近づけていきます。
![](images/ph2_03.jpg)
ただし、まだ180度じゃないかも?
そう思ったかた、正解です。
![](images/ph2_04.jpg)
完全に180度パタンの体勢になりました。
す、すごい。
![](images/ph2_05.jpg)
そのまま足をまっすぐにしてしまいます。
自然と拍手が起こります‥‥さすが!
実は、これほど柔らかいEiko先生も、
昔はすごく体がかたかったのだそうです。
なんと、立位体前屈で
床に手がつかないくらいだったとか。
10年以上前にヨガのインストラクターに
なろうと思ったとき、
「こんなにかたくては説得力がない」と
いろいろ試す中で、
柔らかくなる方法を編み出したんだとか。
さて、そのままワークショップスタートです。
まずは開脚部のメンバーの年齢を聞かれ、
だいたい20~40代ということがわかると
「それなら絶対柔らかくなります」とEiko先生。
70代の人でも柔らかくなっているそうで、
なんだかやる気がわいてきます。
続いて、全員の体のかたさをチェックします。
Eiko先生の第2弾の本の「開脚シート」を使い、
「脚がどのくらい開くか」と
「前に倒れたときにどこまで手がつくか」
を調べていきます。
![](images/ph2_07.jpg)
これ、本当に柔らかくなるの?
足を開くのが苦手な人、前に倒れるのが苦手な人、
どちらも苦手な人‥‥。
「体がかたい」と言っても、
タイプはいろいろありました。
はじめる前の、みんなの開脚データ。
- 脚の角度90 度
手先の位置54 センチ
- 脚の角度100 度
手先の位置53 センチ
- 脚の角度100 度
手先の位置54 センチ
- 脚の角度110 度
手先の位置69 センチ
- 脚の角度110 度
手先の位置84 センチ
- 脚の角度110 度
手先の位置93 センチ
- 脚の角度120 度
手先の位置96 センチ
- 脚の角度120 度
手先の位置103 センチ
- 脚の角度140 度
手先の位置69 センチ
※「手先の位置」は、足の付け根からの距離を測っています。
※できる人は開脚しながら床に肘をつけ、
足の付け根から肘までの距離も測っておくと良いそうです。
そしてここからは、いよいよ具体的なストレッチ。
最初にEiko先生から
「ストレッチはたのしいものだと知ってほしい」
というお話があったので安心していたら、
実際のワークショップは相当スパルタ。
あ、れ? あ、れあれ?
ありえない体勢をとったり、
きつい状態をしばらくキープしたり、
そこにさらに揺らしをかけたりという内容が
どんどん続きます。
「イッターーーーー!」「曲がらない‥‥」
「あたたたたたたた」といった声をあげつつ、
なんとかみんなでついていきます。
![](images/ph2_08.jpg)
- みなさん、よく
「ストレッチはイタ気持ちいいくらいがいい」と
聞くと思います。
もちろん、健康のためにはそれで充分です。
だけど開脚で、結果を出したいのであれば、
「イタ気持ちいい」と「痛い」の間ぐらいが
いいと思います。
もちろん「結果を出したいのであれば」
なんですけどね。
ただ、同時に、
「痛い」ところまでやると傷めるので、
絶対にそこまでいかないように
注意してください。
みなさんそれぞれが気をつけながら、
自分の体にとってちょうどいい
ギリギリを見つけるようにしてください。
ストレッチで体を伸ばすほか、
膝の内側や太ももがかたい人であれば、
強めの力で揉んで柔らかくするのもいいそうです。
‥‥ということで、かなり強い力で
膝の内側をもまれたりしました。
「アイタタタタタタ!」
![](images/ph2_09.jpg)
「柔らかくなれば、痛くないんですけどね」
と触らせてもらったEiko先生の膝の内側、
フワッフワでした。
Eiko先生によると
「こういったワークショップで
わたしが教えている内容は、
『シェイクヨガ』というオリジナルのヨガです。
グーッと伸ばすだけでなく、同時に揺すって、
凝ってるところをほぐすようなイメージ。
揺する動作を入れたほうが、
柔らかくなりやすいんですね」
とのこと。
たしかにEiko先生のワークショップには、
ストレッチをかけながら揺する動作が
たくさん入ってました。
ワークショップはみっちり2時間。
ふだん伸ばさない箇所を思いきり伸ばして、
終わったときにはみんなぐったり。
とはいえ、やるべき開脚ストレッチの方法については、
何がポイントなのかを含め、
しっかり知ることができました。
![](images/ph2_10.jpg)
自分の体が確実に柔らかくなった気がします。
そして、ストレッチのやりかたを
こまかく伝授してくれたEiko先生は
「じゃあみなさん、質問がでてきたら、
メールなどで遠慮なく聞いてくださいね!」
と、颯爽と帰っていきました。
最後まで身のこなしが軽い!
開脚を続けていたら、あの軽やかさになれるのか‥‥?
![](images/ph2_11.jpg)
さぁ、あとはここから1ヶ月間、やるだけです。
ストレッチを終えたあと、
「明日からがんばりましょう」
と言い合いながら、解散しました。
せっかくですから次回は、開脚部が
Eiko先生に教わったストレッチの方法を
みっちりご紹介します。
興味が湧いたかたはぜひ一緒に
やってみてはいかがでしょうか。
(つづきます)