めざせ! みんなで「180度パタン」ほぼ日手帳で開脚部。先生は、“開脚の女王”Eiko先生(ミリオンセラー本『ベターッと開脚』著者)

手帳をきっかけに、ほぼ日の社内に
期間限定の部が発足しました。
その名も「ほぼ日手帳で開脚部」。
ほぼ日手帳の特徴のひとつ
「180度パタンと開く造本」のように
パタンと足が開くことを目指し、
手帳に記録しながら1ヶ月ストレッチを
続けてみる部活動です。
体を柔らかくする方法を教えてくれたのは、
100万部突破の開脚本
『ベターッと開脚』の著者、Eiko先生。
さて、1ヶ月間みんなでストレッチを続けたら、
どんな結果になったでしょうか?
教わったストレッチ方法もご紹介しますので、
よければあなたもやってみてくださいね。


Eiko先生のスパルタワークショップ。

結成された「ほぼ日手帳で開脚部」、
まずはみんなで”開脚の女王”Eiko先生に、
ストレッチ方法を教わります。

2018年12月某日。
午前中にひとつ別の開脚ワークショップを
おこなったあと、ほぼ日の事務所に
颯爽とあらわれたEiko先生。
優しい笑顔に、きびきびとした話しかた。
身のこなしがいちいち美しく、
いかにも俊敏そうなかたです。
年齢も教えていただきましたが(秘密です)、
信じられない感じです。

まずはEiko先生の体の柔らかさを見せていただきました。

足を大きく開脚し、前に倒れます。
両肘はもちろん、らくらく床につきます。
さらに腰を深く入れて、
どんどん上半身を床に近づけていきます。
そのまま自然に前にベターッ。
ただし、まだ180度じゃないかも?
そう思ったかた、正解です。
と、Eiko先生、クイっと骨盤の向きを変えて、
完全に180度パタンの体勢になりました。
す、すごい。
そこから両足をスーッと動かして、
そのまま足をまっすぐにしてしまいます。
自然と拍手が起こります‥‥さすが!

実は、これほど柔らかいEiko先生も、
昔はすごく体がかたかったのだそうです。
なんと、立位体前屈で
床に手がつかないくらいだったとか。
10年以上前にヨガのインストラクターに
なろうと思ったとき、
「こんなにかたくては説得力がない」と
いろいろ試す中で、
柔らかくなる方法を編み出したんだとか。

さて、そのままワークショップスタートです。
まずは開脚部のメンバーの年齢を聞かれ、
だいたい20~40代ということがわかると
「それなら絶対柔らかくなります」とEiko先生。
70代の人でも柔らかくなっているそうで、
なんだかやる気がわいてきます。

続いて、全員の体のかたさをチェックします。
Eiko先生の第2弾の本の「開脚シート」を使い、
「脚がどのくらい開くか」と
「前に倒れたときにどこまで手がつくか」
を調べていきます。

まったく前に倒れないテディベア状態のメンバーも。
これ、本当に柔らかくなるの?

足を開くのが苦手な人、前に倒れるのが苦手な人、
どちらも苦手な人‥‥。
「体がかたい」と言っても、
タイプはいろいろありました。

はじめる前の、みんなの開脚データ。

わかた
脚の角度90 度
手先の位置54 センチ
むっちゃん
脚の角度100 度
手先の位置53 センチ
田中ま
脚の角度100 度
手先の位置54 センチ
かなえ
脚の角度110 度
手先の位置69 センチ
オカムラ
脚の角度110 度
手先の位置84 センチ
あしざわ
脚の角度110 度
手先の位置93 センチ
シブヤ
脚の角度120 度
手先の位置96 センチ
トミタ
脚の角度120 度
手先の位置103 センチ
エイミー
脚の角度140 度
手先の位置69 センチ

※「手先の位置」は、足の付け根からの距離を測っています。
※できる人は開脚しながら床に肘をつけ、
足の付け根から肘までの距離も測っておくと良いそうです。

そしてここからは、いよいよ具体的なストレッチ。
最初にEiko先生から
「ストレッチはたのしいものだと知ってほしい」
というお話があったので安心していたら、
実際のワークショップは相当スパルタ。
あ、れ? あ、れあれ?

ありえない体勢をとったり、
きつい状態をしばらくキープしたり、
そこにさらに揺らしをかけたりという内容が
どんどん続きます。
「イッターーーーー!」「曲がらない‥‥」
「あたたたたたたた」といった声をあげつつ、
なんとかみんなでついていきます。

自分の体を変えるのは、やはり簡単では‥‥ない。
Eiko先生
みなさん、よく
「ストレッチはイタ気持ちいいくらいがいい」と
聞くと思います。
もちろん、健康のためにはそれで充分です。
だけど開脚で、結果を出したいのであれば、
「イタ気持ちいい」と「痛い」の間ぐらいが
いいと思います。
もちろん「結果を出したいのであれば」
なんですけどね。
ただ、同時に、
「痛い」ところまでやると傷めるので、
絶対にそこまでいかないように
注意してください。
みなさんそれぞれが気をつけながら、
自分の体にとってちょうどいい
ギリギリを見つけるようにしてください。

ストレッチで体を伸ばすほか、
膝の内側や太ももがかたい人であれば、
強めの力で揉んで柔らかくするのもいいそうです。

‥‥ということで、かなり強い力で
膝の内側をもまれたりしました。
「アイタタタタタタ!」

強烈な刺激に笑いが出ます。
「柔らかくなれば、痛くないんですけどね」
と触らせてもらったEiko先生の膝の内側、
フワッフワでした。

Eiko先生によると
「こういったワークショップで
わたしが教えている内容は、
『シェイクヨガ』というオリジナルのヨガです。
グーッと伸ばすだけでなく、同時に揺すって、
凝ってるところをほぐすようなイメージ。
揺する動作を入れたほうが、
柔らかくなりやすいんですね」
とのこと。
たしかにEiko先生のワークショップには、
ストレッチをかけながら揺する動作が
たくさん入ってました。

ワークショップはみっちり2時間。
ふだん伸ばさない箇所を思いきり伸ばして、
終わったときにはみんなぐったり。
とはいえ、やるべき開脚ストレッチの方法については、
何がポイントなのかを含め、
しっかり知ることができました。

はあぁー‥‥すごい時間だった。
自分の体が確実に柔らかくなった気がします。

そして、ストレッチのやりかたを
こまかく伝授してくれたEiko先生は
「じゃあみなさん、質問がでてきたら、
メールなどで遠慮なく聞いてくださいね!」
と、颯爽と帰っていきました。
最後まで身のこなしが軽い!
開脚を続けていたら、あの軽やかさになれるのか‥‥?

辛かったけれども、やる気になった我々。

さぁ、あとはここから1ヶ月間、やるだけです。
ストレッチを終えたあと、
「明日からがんばりましょう」
と言い合いながら、解散しました。

せっかくですから次回は、開脚部が
Eiko先生に教わったストレッチの方法を
みっちりご紹介します。
興味が湧いたかたはぜひ一緒に
やってみてはいかがでしょうか。

(つづきます)