HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN
やさしいタオル

白いタオルに青い花が咲いた
「sunny garden」。

きらきら光るシャンデリアのような
レースがおどる「race waltz」。

絵本からとびでてきたような森のどうぶつと、
女の子のシルエットが描かれた「She is…」。

ガーリィでかわいい、だけじゃない、
りんとしたつよさと、物語性のあるデザインを
「やさしいタオル」に展開してくださったのは、
ゲストデザイナー、大谷有紀(おおたに・ゆき)さんです。

東京藝術大学在学中に、
デザインユニット「2e」として活動を開始、
高いアート性を日常づかいの「モノ」にそそぎこんだ
さまざまなプロダクトをつくってきた大谷さん。
卒業後は、資生堂の宣伝・デザイン部に在籍しながら、
自身の服ブランド「Ki Noé」をスタートさせたり、
みずからが編集長となっての雑誌
『VACANCES』をたちあげたり、
また、積極的に個展をひらくなど、
アーティストとしても
活動の場をひろげているかたなんです。

「インテリア・ファブリックとしても、すぐれたものを」
と考える「やさしいタオル」ですから、
大谷さんの世界は、ぴったり。

今回の販売では、大谷さんのつくってきたプロダクトも、
「やさしいタオル」といっしょにならびますよ。
そしてTOBICHIでの展覧会も!
(くわしくは、明日以後、お伝えしますね。)

 

大谷有紀さんデザインの「やさしいタオル」は、3つの柄。
それぞれの柄、ハンド(875円)、フェイス(1851円)、
バス(4937円)の3サイズです。
12/16(火)「ほぼ日ストア」で販売スタートです。

*価格は税込・配送手数料別です。

大谷有紀さんのこと。[その1]

グラフィックデザイナー/アートディレクター/
東京藝術大学美術学部教授
松下 計 さん

在学中、仕事量が圧倒的に誰よりも多い学生でした。
毎日まいにち、アトリエにこもって作品をつくっていた。
彼女のつくるものは、
ちょっと静かで落ち着けて、
よく見ると、コンポジションがすごくしっかりしています、
「手のこんだ事をやっているな」とわかる作品です。
たとえば印刷物を提案するのでも、
安易にプリンターを使わず、リトグラフなど
あえて作業の工程の多い方法を使って、
手の感触とインクの匂いが残るような、
「今ここにしかない」ようなものを
常につくろうとしています。

大谷さんは、
抽象的で感覚的な言葉のキャッチボールが出来て
その言葉の中から大事な部分をパパパッと引き出して
すぐに仕事や活かせる人です。
僕にとっては「頭のいい人」という印象です。
そういう人はなかなかいないと思います。

このタオルには、日本らしい、
ちょっと奥ゆかしく細やかなかわいらしさがありますね。
東、東南アジア諸国や、ヨーロッパでも、
こういう感覚はある一定の割合、
受け入れられる市場があると思います。

大谷さんのこういった布系の仕事は、これから、
もっと息遣いが感じれるようなところにも、
手を伸ばしていけると
いいのではないでしょうか。(談)

大谷有紀(おおたに・ゆき)

1981年福井県生まれ。
東京藝術大学に在学中からデザインユニット
「2e」(ニイー)として活動を開始、
高いアート性を日常づかいの「モノ」にそそぎこんだ
さまざまなプロダクトをつくってきた大谷さん。
大学院修了後は、資生堂の宣伝・デザイン部に勤務、
在籍しながら、自身の服ブランド
「Ki Noé」(キノエ)をスタートさせたり、
最近ではみずからが編集長となっての雑誌
『VACANCES』(バカンス)をたちあげたり、
アパレルブランド「アンティパスト」の
カタログのアートディレクションを手がけるなど、
多方面で活動中です。
積極的に個展をひらくなど、
デザイナー、アートディレクターとしての顔のほかに
アーティストとしても活動の場をひろげています。

■大谷さんの公式プロフィール

「ほぼ日」まわりでは
「気仙沼ニッティング」のムービー
「水沢ダウン」
フォト・ディレクションを担当してくださいました。

これまでの予告編        

予告1
大谷有紀さんデザインの
「やさしいタオル」
この冬、デビューです。

2014-12-09-TUE

予告2
大谷有紀さんの
ちいさなお店。
 

2014-12-10-WED

予告3
12/16(tue)〜23(tue)は
HOBONICHIの
TOBICHIにどうぞ。

2014-12-11-THU

予告4
デザインの
ラインナップを
動画でどうぞ。

2014-12-12-FRI

予告5
ボタニカル・ダイは、
“もっとやさしい”
タオルです。

2014-12-13-SAT

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