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和柄のつくり方。 2年ぶりに新柄を発表した和柄、 その染め付けの現場に行ってきました!

ほぼにちわ、「やさしいタオル2008」では、
2年ぶりに和柄の新デザインを発表しました。
和柄は「捺染(なせん)」と呼ばれる手法で、
1枚1枚、染料を染め付けて
デザインをほどこしています。
本日は四国・今治(いまばり)のタオル工場の
和柄の製作現場の様子をお伝えしますね。


1枚、1枚染め付けられる和柄は、
たくさんの人の手を介して作られています。

和柄のタオルは、タオルのかたちに織ってから、
「捺染(なせん)」という方法で、
1枚1枚染め付けていきます。
「捺染」は、のりを混ぜた染料を、
直接、布に染め付けていく染色方法のこと。

捺染で作られるデザインは、
自由な曲線を表現でき、
染料のにじみが味わいとなっています。
直線の美しさがあるチェック柄とは、
また別の魅力があるデザインです。

▲ちょっとずつ微妙に違う「豆ゆきだるま」。

糸から染めるチェック柄など「先染め」のタオルとは
染料や製造工程が違うため、
手ざわりや風合いが、若干異なっています。
ほんの少しですが和柄のほうがボリューム感があるんですよ。
この和柄の「やさしいタオル」が
どんなふうに染め上がっていくか、
ごらんになってくださいね。

(1)織り上がったタオルを捺染の機械におきます。

まず、織り上がった「やさしいタオル」を、
捺染の機械の定位置に置きます。
置くときに、曲がったり、ななめになったり、
ずれてしまうと、
染め付けされる柄そのものがずれてしまうので、
ふたりががりで慎重に行います。

(2)染め付ける前に、念入りにチェック。

染め付けの手前で、もう一度、念入りに
ずれやゆがみをチェックします。
ずれやゆがみを見つけたときは、
エアスプレーを使って、
ていねいに1ミリ単位で調整していきます。
長年の経験があってこそできる微妙な作業です。

(3)いよいよ染め付けです

タオルと同じ大きさのデザイン別の型を押しあてて、
型の上から染料をぬって、タオルに染み込ませます。
「町屋格子(うす茶)」があらわれました!

(4)持ち運びは必ずふたりがかりで。

染め付けられたタオルは、この時点では
まだ染料が乾いていません。
手をふれると染料がはげることもあります。
そのため捺染の機械からタオルを取り出すときは、
写真のように、ふたりががりでタオルを持って
移動させます。

(5)熱を加えます。

染め付けの後は、タオルを蒸します。
熱を加えることで、染料を安定させて、
色落ちしないようにしているところです。

(6)乾燥させて、次の工程「洗い」に進みます。

蒸した後、乾燥させた「やさしいタオル」です。
この時点では、染料とのりがそのままなので、
パリッとしています。
この後は四国山脈からわき出る伏流水を使った
「洗い」の工程に進み、余分な染料やのりを落とします。
後日、その様子もお伝えいたしますね。



「やさしいタオル2008」のお申込みは、
26日(水)午前11時まで。
まだ時間がございますので、
どうぞ、ゆっくりたのしみながら、お選びください。
また、そろそろ、
限定販売でご購入いただいた方のお手元に、
「やさしいタオル2008」が届くころかと思います。
届きましたら、ぜひ、ご感想をお寄せくださいね。

「やさしいタオル」へのメールをお待ちしてます!

・今回のお気に入りのデザイン
・お使いになった感想
・「やさしいタオル」にまつわるエピソード
・おすすめのお洗濯方法
・古くなった「やさしいタオル」の活用のしかた

など、ぜひ、postman@1101.comまでお送りくださいね。
お待ちしております。
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2007-12-21-FRI
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