[ほぼ日酒店 YOI] ハイビスカス酵母でつくった、はじめましての泡盛「hanakara」  [ほぼ日酒店 YOI] ハイビスカス酵母でつくった、はじめましての泡盛「hanakara」






<コラム2>.「hanakara」のよもやまばなし。
「ほらー、沖縄いいでしょう~、
見てこの景色ー」



今回の取材の中で
「せっかく沖縄まで来てくれたんだからサー」
という中里さんに案内いただいた、
蔵や周辺の見どころスポット、
そのほか乗組員たちが訪れた
沖縄のナイスな場所を、
ダイジェストでまとめました。



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はい、まずはこちら「神村酒造」です。
実は神村酒造では前もって予約をすれば、
どなたでも蔵見学が可能なのです。
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泡盛をつくる現場です。
神村酒造ではいまも
昔ながらの手作業が残っています。
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蔵見学のあとには、
神村酒造の泡盛が飲めますよー。
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神村酒造の地下蔵です。
神村酒造ではお客さんから泡盛を預かって、
5年、10年と熟成をさせてから
お返しするサービスがあるのだそうです。
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ボトルにかけられた
メッセージカードをめくると、
「またみんなでこられてよかった」
というお母さんのメモと
家族写真が添えてありました。
毎年、ここにきてらっしゃるんですね。
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「いい景色があるよー」と、
中里さんに連れてきていただいたのは、
蔵のすぐそばにある石川高原展望台です。
けっこうきつい階段をもくもくと登ります。
ぜーはー。
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「ほらほら、これが沖縄のくびれ!」。
このあたりが沖縄本島の東と西の
幅がいちばんせまい場所なのだそうです。



端から端までたった4km!
でも、さすがに写真一枚には
おさまりませんでした。
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お昼には中里さんに教えていただいた和泉食堂へ。
沖縄の「じゅーしー」は
たきこみごはんタイプが知られていますが、
こちらは沖縄の家庭で出てくるような
雑炊タイプです。
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こちら「そば定食A」。
沖縄そば卵焼きと野菜煮つけ、ご飯まで付きます。
ほかにもおいしくて体によさそうなメニューが
並んでいて、かなり悩みながら選びました。
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世界遺産にも登録されている、
うるま市の南にある勝連城(かつれんぐすく)です。
かつて海上交易で栄えた付近の集落を
治めた城(ぐすく)だそうです。
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またまたひたすら登ります。
それにしても沖縄を歩いていると
靴を履いていても地面や階段の石の感触が
ゴツゴツと感じられます。
これは沖縄の土地がサンゴ礁からうまれた
琉球石灰岩からできているからなのだそうです。
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やっと石段を登りきると
「ノド乾いたでしょ」と
中里さんがカップ泡盛を取り出しました。
(車を運転しない乗組員がいただきました)



沖縄はいつも海風が吹いていますが、
風の中で飲む泡盛はとびきりおいしく感じられます。
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「カラカラとちぶぐゎ~」です。
那覇市で最もにぎわう国際通りから
歩いて5分ほどの場所にあります。
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アイゴの稚魚の塩漬けをつかった
「すくがらす豆腐」や、「ちゃんぷるー」など、
伝統的な沖縄料理がそろいます。
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沖縄のおばあが
「かめーかめー(食べなさい)」と言うことから、
食べ物をすすめられることを
「かめかめ攻撃」と呼ぶそうです。
長嶺さんからそんな伝統的な攻撃を
受けているところです。
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川口さん(右)と五十嵐さんのお店
「CONTE(コント)」です。
再建が進む首里城のすぐ近くにあります。
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お店には、お二人が
お世話になっているという方々の
グラスやうつわ、食材も取り扱っています。
沖縄で活動されている若手作家の作品が
ずらりと並んでため息がもれます。
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お店ではお酒も出されていてナチュラルワインや
クラフトビール、そして泡盛がそろいます。



中里さんが手がける神村酒造の「暖流」は、
ソーダ割にして「暖ボール」に。
(一番人気の飲み方で、本当にそういう名前です)



そのほか「CONTE」がある
首里赤里町の酒蔵・識名酒造の泡盛「時雨」も。



お二人とも泡盛を飲むのは大好きなのだそうです。
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取材の最終日。沖縄本島の南端に近い
「浜辺の茶屋」にやってきました。
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こちらは今回の取材チームでただ一人、
泡盛をむかしから好きだった乗組員が
学生時代に訪れたという場所です。



曰く
「沖縄に旅行に来ていたとき、
景色のいい場所があると聞いて
遊びに行ったんです。



最寄りのバス停で降りてから
『こんなところに
ほんとうに店があるのかなという道』
を20分くらい歩くんですよ。



やっとたどり着くと、本当に名前の通り、
浜辺に面した茶屋でした。
海に向かってカウンター席が
つくられていて、すごく格好いいんですよ」
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思い出の席で、パシャリ。
こ、これは恰好いい‥‥。



「そこで泡盛を飲んだんですよね。
グラスに氷を入れて、泡盛を注いで。



窓が南西に向かって開いているので、
夕方には海にオレンジ色の光が反射してきれいで。



波の音を聞きながら、夕日を眺めて、
ときどき泡盛を飲みました。



ぼーっとしすぎて、那覇に戻るバスを
逃しそうになったんですけど。



あの景色を眺めながら泡盛を飲んだことは
ずっと覚えていて、たまに思い出すんです。
僕はあれから泡盛が好きになったと思います」



うーん、たしかに、たしかに!
こんなところで飲めたら
たしかに泡盛が好きになりそうですねー。
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「ああ、そうそう、こんなだったなー」と乗組員が
思い出にひたりながら、てきぱきと。
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南向きの砂浜に面して建つ、
カントリー風の建物です。
軽食からコーヒー、
各種泡盛なども注文できます。
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「浜辺の茶屋」のオープンは25年ほど前。
那覇市内で土木設計師として活躍されていた
オーナーの稲福信吉さんが、
ふるさとであるこの土地にお店をつくろうと、
これまでの知識をフル活用して手作業で
建てられたのがはじまりだそうです。
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それから少しづつ敷地を広げて、
現在は6500坪の土地にいくつかの茶屋や、
宿泊施設もつくられたそうです。



「ときどき『若いころにここに来ました』とか
『ここで今の妻に出会いました』
というお話をお客さんからうかがうんですが、
やっぱりうれしいですね」

(稲福さん)
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稲福さんが
「今も自分の手で石を敷いているんだよ」
と胸を張られたとおり、
ほかの建物や道はきれいに整備されていました。
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「あら。すごく香りがいいわね」。
稲福さんと一緒にいらしてくださった
妻の米子さんが泡盛好きと聞いて、
「hanakara」を飲んでいただきました。
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米子さんが猫好きということで、
あちこちに猫が歩いています。
ここで暮らしているなんてうらやましい。
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「そろそろ飛行機の時間です」
という声も聞こえてきましたが、
いつまでも撮影していたかったです。
(おしまいです)