[ほぼ日酒店 YOI]今日も乾杯! ほぼ日ペールエール [ほぼ日酒店 YOI]今日も乾杯! ほぼ日ペールエール


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ラガー? エール? IPAってなんのこと?
トムさん

ラガーとエールは使う酵母が違います。
ラガーの酵母は、低い温度でゆっくり発酵します。
なので、仕込みから完成まで3ヵ月くらいかかります。
ラガーは「置いておく、寝かす」という意味です。
ラガーは発酵に時間がかかるので、
経営的に見れば非効率のビールですが、
キリッとすっきりした味わいで美味しいです。



エールの酵母は、高めの温度で短い期間で発酵します。
18〜22℃くらいで発酵させて、
仕込みから完成まで、1〜2ヵ月です。
華やかな香りが特長です。



ちなみに、
ペールエールのペールとは、
英語で色が「薄い」という意味です。
昔のイギリスには、ダーク系や黒系のビールがあって、
それに対して色が薄いものをペールと呼んでました。
でもいまは、さまざまな色のペールエールがあります。

田中さん

ラガーはすっきりした味なので、毎日飲めます。
僕たちもラガーが大好きで、
祭りのときに朝から晩まで飲むならラガーがいい。
つくるのに時間がかかるけど、ずっと作ってます。
「バカラガー」はうちの代表作です。

トムさん

IPAはインディア・ペールエールの略です。
ホップを大量に使うので、
ホップがもつ香りと苦味が強めのビールです。
うちの「ドントヤレIPA」は
麦芽の香ばしさと甘みとホップの苦味が味わえて、
なおかつ軽い仕上がりで飲みやすいです。
もともとのIPA(インディア・ペールエール)は、
イギリスがインドを植民地にしていた時代に、
船でイギリスからインドまで運ぶために、
防腐作用のあるホップを大量に入れて、
常温で長期保存できるようにしたビールです。

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