ウゴウゴルーガができたおおもとは、 フジテレビの 夜中の時間帯の開拓が終わったからですよね。 一般的に「見ない」と言われていた時間帯を フジテレビは一生懸命開拓して、 いわば不動産屋さんとしての 土地を作っちゃったわけですよ。 そうやって夜を開拓していったら、 あとは朝しかないぞ、ということになった。 |
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うん。朝は視聴率が取れなかったし、 うまくいかない歴史が長く続いていたから。 |
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ウゴウゴルーガの前は、たしか 高齢者向けの番組だったんじゃないかな? それでも数字が来ないから、 「じゃあ子ども番組」という発想でした。 |
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僕は覚えてるんですよ、 桜井さんが「今度朝なのよ」と 言ってたのを(笑)。 桜井さんは、さんざん夜を開墾して、 開墾しただけじゃなくて プランテーションまで発生させて、 僕なんかもそこに混ぜてもらって 楽しく遊んでいました。 「夜はいいなぁ〜」って言ってたら、 「朝なのよ」(笑)。 |
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「TVブックメーカー」のあとで、 いきなり朝6時10分の番組担当へ。 |
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そう(笑)。 俺はそのとき、 「それはもうつき合えない」と思った。 |
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一方、福原さんも 「アインシュタイン」で夜にいた。 |
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ウゴウゴルーガのCGチームはほとんど 「アインシュタイン」の人たちでした。 森川さんも、そこにいたんです。 |
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そのときのおともだちが 移動したんですね、朝に(笑)。 |
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移動しました。 夜の番組やったまま深ーく、ずーっと行ったら、 なんだか朝になってた(笑)。 |
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それは、「アインシュタイン」や 「カノッサの屈辱」の持っていた 違和感のようなもの、 つまり「いいの? それは」 「いや、いいんじゃない? 夜だから」 というあの感じを さんざん経験してきた人たちだとも言えます。 あの違和感を抱えてたから、 ウゴウゴルーガの乱暴も できるようになったんですね。 |
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おそらくそうでしょうね。 「普通のことはやらない」というのが 基本にありましたね。 せっかくだったら一矢報いるとか よくわかんない気持ちになって(笑)。 |
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そうだね。 | |
当時、屯田兵とか呼んでました。 | |
全部で何人ぐらいが かかわっていたんですか。 |
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制作スタッフは10人と少しです。 | |
あまり多くはないですね。 | |
「まあまあ」といった数じゃないでしょうか。 でも、社員がほとんどでした。 これも、いまのテレビじゃ、めずらしいです。 |
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制作会社のスタッフじゃなくて、 作ってたのは、社員だったんですね。 |
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制作費が少ないから、 社員じゃないと払えないわけです。 |
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でも、トータルに考えると、 社員で作るのがいちばん高いよね。 本当は、すごい贅沢な番組とも言える。 |
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(続きます) | |
2008-05-22-THU |