2匹のねこがやってきて、去ってった。〜牛と海苔の思い出〜あれは4月のことだった。我が家に2匹のねこがやってきた。誰に飼われているのか、名前も、性別も、年齢もわからない。わかっていることは、同じ家で飼われていたっぽいということだけ。5か月間の共同生活の記録を、「文と写真:ゆーないと」でお届けします。
第22回

海苔(ギャオ)は、
つねに、びっくりしている。
「海苔」と、呼ぶと、目をまんまるにしながら振り返る。
おもしろい。

「おい、海苔」


「ん?」

海苔のチャームポイントのひとつである、
口の周りから胸にかけての白い模様。
サンタクロースのひげにしか見えないときがある。

 ▲こういうポーズは「魔女の宅急便」で
  ジジがぬいぐるみのフリをするときを思い出す。


置物のように、かたまって、
かわいいときもあるが、
やっぱり、やんちゃで、
ギャオギャオしている時間のほうが長い。

▲ギャオーーーー!

こらーそれは食べちゃだめだよー。


「ん」

あと、海苔は、小顔だね。

▲首こっちゃうよ。

牛と海苔は、うちでは2匹でセット。
もともとは、9匹で暮らしていたらしい。
そのときから、特に仲が良かったのだろうか。
いいコンビだ。

(つづく)

2011-10-12-WED
前へ はじめのページへ 次へ

感想を送る ツイートする ほぼ日ホームへ