── | ほぼ日刊イトイ新聞では 「ほぼ日手帳」という手帳を、 つくっているんですけれども。 |
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渡部 | ほぼにち、手帳。 |
── | はい。 わりと人気の手帳になっておりまして。 |
渡部 | ほう、そうですかぁ。 |
── | 180度パタンと開く。 |
渡部 | あ、なるほど。 |
── | 1日1ページでたっぷり書ける。 |
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渡部 | へぇー。 |
── | しかも、「ほぼ日」の記事のなかから、 1日ひとつ、言葉が入っている、 という体裁になっております。 |
渡部 | なるほど、180度、パタンと開くこと。 魅力ですねぇ。 |
── | 渡部さんもレンガの手帳をお持ちだと、 うかがったんですけれども。 |
渡部 | はい、そうです。 |
── | それは、どういったものなんですか? |
渡部 | ぼくのレンガの手帳は、米俵日記、といわれる、 肩に担ぐくらい重たい、 ゆうに5キロいってしまうほどの、 ものになってしまったんですね。 戦場で、日記をつけることが、 ぼくの大好きな趣味でもあるんですけれども、 その中に、スケジュールであったり、 現地で撮影した写真や、いただいた絵葉書や、 ビールのラベルを、コラージュのようにして、 一日一日、記録を貼りつけていっていますが、 それが、十数年続くことで、 1冊であったものが、 どんどん分厚くなり、 アコーディオンのようになり、 最後は、5キロ突破してしまったんですね。 |
一同 | (笑) |
渡部 | 表面がレンガであるのは‥‥まず、 戦場のジャングルでは、スコールがありますので、 雨がものすごいんですね。 そうすると紙がやられてしまいますので、 木の皮を、紙の表面にはりつけて 補強してあるんです。 表紙は、岩山を登ったときに、ぶつけても 大丈夫なように、レンガで固めている。 非常にタフな日記帳なんですねぇ。 |
── | ページ数にすると‥‥? |
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渡部 | いやぁ、もう爆発的な数なので、 わからないですねぇ。 |
── | それは持ち歩いてらっしゃるわけじゃ ないですよね? |
渡部 | 持ち歩いているときも、よくあります。 |
── | ええ?! |
渡部 | 持ち歩くときもあれば、 肩に、羽織って、歩くこともあります。 |
── | カメラも持たなきゃいけない、 いろんなもの持たなきゃならない、 大変ですね。 |
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渡部 | はい。 重さが、 ネックになるんです。 |
一同 | (笑) |
渡部 | 「できる限り」ですが、持つようにはしています。 |
(つづきます)