腰を据えて食べることを考える。 NHKのドキュメンタリー番組が、人々を動かした。 |
今日、初めてこのページをご覧になった方は まずはここを読んでください。 信じられない一週間でした 「3セットくらしか売れなくても、販売はしようよ」 と、英断したはずの『人間は何を食べてきたか』が、 たくさんの追加発注をして、 お届けが3月14日以後になってしまうと発表されてからも、 まだ売れ続けています。 信じられないことですし、信じたいことです。 今日は、もともとNHKでオンエアされたこの番組を、 「過去に観たことがあるよっ!」 というメールのご紹介もしてみましょう。 かなり昔の番組であったはずなのに 固有名詞についても正確に覚えていらっしゃって、 しかもいろんなシーンが鮮明に 描写された内容なのです。 これにはぼくらも驚きました。 『人間は何を食べてきたか』、なんということでしょう。 同じ気持ちの人が居たんだ。 うれしー。私の心に残る番組です。 「米」とか「小麦」とかあったんですよね。 ずーと私の中にあって、 いつか再放送があったら ビデオに録ろうと思っていたんです。 DVDならベストですね。 なぜ心に残っているかというと 「小麦」の時に砂漠の民ベドウィンが 小麦を水だけで練って、 中華なべを裏返したような 鉄板で焼いているシーンがあったんです。 駱駝の糞の燃料でね。 女の人が手で伸ばして その鉄板の上にパーと広げて焼くんです。 あっという間に焼けて塩入バター茶といっしょに、 皆で食べる。 これがとっても美味しそうでね、 これ見た後で、 夜中だったけど急にこれが食べたくなって、 台所へ行って作って食べました。 もちろん美味しかったです。 それ以来、もう15年ぐらいになるんじゃないかしら これを良く作ります。 本名は忘れたけれど、家ではチャパティと呼んでいます。 カレーと一緒に食べてもおいしいのだけれど 私はチョッとお醤油を掛けるのが好き。 この手の番組が大好きなんで ごっちゃになっているかもしれないけれど 「ジャガイモ」の時に原産地アンデスで、 一回凍らせたジャガイモを干して 保存しておいて煮て食べるのがあったのね 確か「チューニョ」って言ったと思うけど 栗のような甘みが出るらしいんですが。 結婚してから住んだ北海道でも 昔このようにして食べてた人たちがいたんです。 畑に置き去りにされて凍ったジャガイモを集めて 皮などを取り、お団子状にして 天日乾燥させて保存しておくんです。 人間の営みに国境は無く、 とても感動したのを思い出しました。 楽しみにしてます。 (チャパティ) 第2巻「アンデスの贈りもの〜ジャガイモ〜」より 『人間は何を食べてきたか』盛り上がってますね。 今日の「腰を据えて食べることを考える。」の ページに掲載された写真を見て思い出しました。 私もこの番組見たことがあります! おそらく、家庭科の授業で見たんだと思いますが、 豚の解体の回でした。 見事なまでに、血の一滴も あまさず使われている豚を見て、 「なんだか凄い…」と圧倒されたのを覚えています。 他の回も是非見てみたいです。 (かぷるんばー) 第1巻「一滴の血も生かす〜肉〜」より 編集部に届くメールには 「豚の解体」や「ベドウィン」についてのものが 一番、多かったんです。 初めて観た方には それくらい強い衝撃だったんでしょう。 ベドウィンについては斉須さんも こうおっしゃってます。 砂漠のベドウィンたちは、 過酷な環境で生き抜いて、 チーズをつくるのに4日間もかけてるんですねぇ……。 フランス料理は、 それを20分でやってしまう商売。 あれを見ていると、 自分の仕事のフランス料理とは、 この人たちと比べて、 いったいどういう質の職業なのか、 いろいろ、考えさせられました。 編集部内で、一番最初に 「豚の解体」シーンを観たROCK西本は 「とにかく、すごいんだよ。 よく、沖縄や香港の市場で豚の頭を売ってるのを見て 全部、食べるんだぁすげえなぁ って思ったりしたけど、 それどころじゃないんだよ。 見事なくらい全部、食べちゃうんだよ。 それが、いまの時代の ドイツの話なんだよ。」 と、熱く語っていました。 続いてのメールは この「腰を据えて食べることを考える」を 読み始めてから考えたという 読者の方からのメールです。 食べることは、生きること。 自分の身体の「素(もと)」が知りたい。 人間が食べている姿に、 もっとも生命の力強さを感じます。 食に並々ならぬ関心(執着?)を 抱いている家庭に育った私は、 自分の身体の感覚を信じています。 例えば、日ごろ軟らかい物ばかりを口にしていると、 たまらなく硬いフランスパンを齧りたくなったり、 きゅうり丸ごと一本 そのままで食べたくなることがあるのですが、 そういう身体自身が訴える欲求を 大切にしたいと思うのです。 小さな子供たちにも、もちろん大人たちにも、 食べることの気持ちよさ・面白さを伝えて 行けたらなぁ考える今日この頃です。 (伊藤安佐奈さん) 「人間は何を食べてきたか」 とても、気になります。 この番組についてほぼ日で初めて知ったのですが、 多くの人の心を、 そこまで動かす番組を見ないでいられるでしょうか! ただ、現在私の生活レベルでは・・・(哀) 洋服、化粧品、広告だらけの雑誌、 目先の欲と、ただただ外側を良く見せたいだけのモノが、 自分の周りに溢れているのでショック。 本当に自分に必要なものが何なのか考えてしまいます。 何となくですが、コレを見たら、 自分の中で面白いことが起きる予感がします。 (ナカジマアキコ) 最後に、早くもDVDが届いたよっ! って方から、速報のようなメールをいただきました。 仕事が急に予想外に飛び込んできて、同時に 本屋さんに頼んでいた資料が大量に届いたので、 「人間は何を食べてきたか」は3月でも4月でも、と かえって遅くなることを期待したのですが、 世の中そんなもんで・・・、 真っ先に送って頂けたのですね。 斉須さんの本まで読み始めてしまいました。 DVDはどんなに頑張っても徹夜しても、 一晩では見られない量である、というのは幸運です。 最近の「親切すぎる」番組と違って、 時間の流れの通りに進んでいく、 一方的に「見所」を押し付けてこない。 いいですね。気持ちがいい。 まず、そう思いました。 (晴さん) ほぼ日からのメッセージ、 そしておまけの本+心のこもったサイン、 これだけで「買ってよかった」という気持ちになりました。 とりあえず、第1巻の「5万キロ…」見ました。 本当にそこに住む人の 日常をありのままに記録しているのですね。 最近のTVにない新鮮さを感じました。 また、現時点で印象に残っているのは、 どの場面にも「子供たちがそこにいる」 という点でした。 当たり前なんだけど、 あんまり見かけなくなった光景だなって思いました。 とにかく、今週末は どっぷりと「何食べ」にのめりこみます!! (hirocom5) 第一巻の最初に始まる 「食のルーツ・5万キロの旅」は この全8巻のプロローグのようなもの。 これからもっと凄くなっていきますよっ! 宮崎駿監督から始まった『何食べ』の渦が 以前に『何食べ』を観た人たちだけでなく、 まだ観たことが無い人たちにも 広がっていくのを、 メールを読みながら感じています。 この『何食べ』販売開始から今日までは ぼくらにとっても考えさせられる1週間でありました。 まだまだ、ぼくらには これから伝えたいことがたくさんあります。 「私はこう思った」ってことがあったら ぜひ、ぼくらにも教えてくださいね。 それではっ! 商品について詳しくはこちら 商品の注文について詳しくはこちら ほぼ日だけのスッッッゴイ特典についてはこちら
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2003-03-02-TUE
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