腰を据えて食べることを考える。 NHKのドキュメンタリー番組が、人々を動かした。 |
今日、初めてこのページをご覧になった方は まずはここを読んでください。 スッッッゴイ特典もついてきますよ
『何食べ』販売開始当日の朝、10時。 担当のROCK西本、りか、期待の新人トミタは むちゃくちゃ不安でありました。 りか: 「売れるかなぁ、DVD。」 トミタ: 「いくら良い商品とはいえ、 いきなり4万近くのお金を払うのは ためらいますよねえ。」 69(ROCK): 「食のことを考えるために大金を払って 自分が食っていかれへんかったら 本末転倒やしな。」 りか: 「あんたは飲み代を節約すれば なんとかなるやろ!」 と、不安を打ち消すような 冗談を言い合っているうちに迎えた 『何食べ』販売開始の午前11時。 ぼくらは自分の目を疑いました。 「うっ、うっ!売れてる〜!」 「えっ、うそうそ!」 「ホントだって、ほら、また1セット売れた」 ほぼ日ではグッズの販売数をリアルタイムで 内輪のWEB上で見ることが出来るのですが 購入数がどんどん増えていっているのです。 3人、手を取りあって小躍りまでしてしまいました。 それから恒例の朝会議を終えて 販売数をチェックすると 「げっ、予定数を超えてるっ!」 「え、うそうそ!」 「ホントだって、ほら」(WEBを見せる) 「うわわわっ!大変だ。再発注をかけなくちゃ!」 ということで、 販売元である ブエナビスタホームエンタテイメント セールス担当の原山さんに 再発注の連絡をとったのです。 この同じ頃、darlingも、別の人に このニュースを慣れないケイタイメールで 送信していたようです。 (ほとんどあり得ないくらいの大慶事だったのですね) ほぼ日: 「嬉しいお知らせです。 『何食べ』、売れてるんです! もう、1週間分の予定販売数を超えちゃいました。 で、再発注をお願いします!」 原山さん: 「ええっ、そんなに売れてるんですかっ! こちらも予想を上回る反響で 今、在庫を確保するために奔走中です! できるだけの在庫を『ほぼ日』さんのために 確保します! と、同時に緊急増産を決定しましたっ! …じつは、そんなわけで、 非常に非常に残念なお話なんですが 緊急増産分は3月14日完成予定なので お届け日が3月14日以降になってしまうのです」 ほぼ日: 「それはかなり、厳しいですね。 なんとか、大逆転できませんか? ちょうど、明るいビルに打ちあわせに来られている 御社の代表である塚越さんも 『なんとか、確保!!』とぼくの耳のそばで 叫んでいますよ。」 原山さん: 「社長・・・わかりましたっ!とにかく!」 と、トップからの大号令という すさまじいプレッシャーの中 原山さんには在庫確保に 奔走していただいたのですが、 「すみません、あたれるだけの 流通業者をあたりましたが やっぱり、絶対数が足りません。 本当にすみません。 増産分は確実に入荷できるように 今から動きます」 という連絡が入ったのでした。 「すぐに観たい」という気持ちに ぜひとも応えるために ほぼ日の発送隊は今までにない スピード発送システムまで組み上げたのですが 在庫が切れるという思わぬ事態に 見舞われたのでありました。 まことに申し訳ありません。 これからDVD版の注文をお考えのみなさまは 3月14日の商品完成以降に 商品をお届けすることをご了承ください。 で、ここでいままでの気弱な「ほぼ日」なら、 他の販売店でご購入いただくことも お薦めしたりするのでしょうが。 いまは違います。 ここはあえて、「ほぼ日」で購入することを お薦めします! なぜなら、今日のタイトルにある通り ほぼ日で『何食べ』を購入すると スッッッゴイ特典がついてくるからであります! 急いで他所で買うよりも、絶対に「いい」からです。 まずは『何食べ』をほぼ日から購入すると もれなく、『ほぼ日ブックス・調理場という戦場』を、 著書である、 あのコート・ドールの斉須政雄さん直筆サイン入りで お届けします。 斉須さんに、この企画に共感していただいて、 にっこりと「やりましょう。やらせていただきます」 と言われたときの感動を、ぼくは無駄にしたくありません。 どうですかっ! 特典としてはあまりにも濃すぎる特典。 今や食だけにかかわらず、 世の中のあらゆる仕事人のバイブルとすら言える 『調理場という戦場』。 しかも、その直筆のサインというのが、 サインのレベルを超えているんです。 まるで、見えない友人に手紙を書くように、 一冊ずつ、ていねいに言葉を添えているのを見たのです。 今となっては「ほぼ日」オリジナルプレゼントに 「干物」を候補に考えていた 自分達のバカさ加減を責めるばかりであります。 (却下されましたけどね。 干物も、それはそれでおいしいんです) さらに、ご購入された方から抽選で 1等 1組2名様を『コート・ドール』のディナーにご招待。 (東京ですが、交通費とかは自前でお願いします) 2等 5名様に、『コート・ドール』が、このためにつくった 特製でお手製のお菓子を詰めたボックス。 どうですかっ! 『何食べ』を観て、『調理場』を読んで、 しかも、コート・ドールの味を味わえる、かもしれない!! ちょっとここで、新人トミタが 単独でコート・ドールまで 斉須さんに直筆サインのお願いをしに行った時のことを お伝えしておこうと思います。 まずは斉須さん、特典については 「うれしいです。真剣につくります。」と 力強いお返事をしてくれたのでありますが サインに関しても 「フランスで 『ランブロワジー』というレストランを、 もう一人のシェフと二人で始めた時、 オープンしたてであまりにも暇だったので、 “いつかビッグになった時のために” って二人でサインの練習を していたんですよ。」 と、お茶目な前置きした上で 快諾してくださいました。 ※註 現在、「ランブロワジー」はパリ、 ボージュ広場のそばに 位置し、長年、ミシュランで3つ星、 レストラン評価では 厳しい、 「ゴーミヨ」でも、最高の評価を維持する レストランとなっています。 さらに斉須さんは、 『何食べ』を観た感想を、新人トミタに 語ってくれました。 何回ぶんか、拝見しました。 あんなにも過酷なところでも、 食の現場は動いているし、 人はちゃんと生きているんだなぁと思いました。 「ホコリだらけだ。あんなものを、飲めるのか」 「え、こんな衛生状態でモノが食べられるのか」 そういう場面が、たくさん出てきますけど、 彼らは、何の不自由もなく生きているわけしょう? 月並みですが、ビデオに出てくる彼らと、 文明社会にいるぼくたちの、 どちらがほんとにしあわせなのかなぁ…… とも感じました。 彼らの顔はとてもスッキリしていて、 「こんなところ、もうイヤだ!」 なんてところもなくて、 それがまた、ぼくには、気持ちがよかったものですから。 砂漠のベドウィンたちは、過酷な環境で生き抜いて、 チーズをつくるのに4日間もかけてるんですねぇ……。 フランス料理は、 それを20分でやってしまう商売。 あれを見ていると、 自分の仕事のフランス料理とは、 この人たちと比べて、 いったいどういう質の職業なのか、 いろいろ、考えさせられました。 こういう特集、すごく好きなんです。 何度もじっくり見て、 味わいつくすビデオだなぁと思います。 「うまみ」だけを装飾したドキュメンタリーって、 まず、信じられないし、 何度も見たいと思いませんけど、 このビデオには、 ほんとは見せたくないハズのものも 洗いざらい、すべて出ていますね。 それがいい。 つまり、このドキュメンタリーを見ていると、 テレビの中の作りものを見ているというよりは、 「テレビの向こうがわにある、うまくいかないこと」 を、こちらがその場に立って見ている感じがするんです。 ふつうの番組だったら、 「ここは言いたい内容じゃないからカットする」 というハズのものを、そのまま出している。 それが、見ている側には滋養になるんです。 何かのヒントを常に探しているぼくにとっては、 ヘンに簡単に編集されきっているよりも、 そうやって情報がむきだしのまま 放り出されているというのが、 とてもありがたいんですよね。 だから、いろいろ考えながら、 見ている最中なんです。 どうやら、斉須さんも いきなり『何食べ』の渦に巻かれてしまったようです。 「フランス料理のシェフという現場から、 深く『何食べ』を観ていらっしゃる。 あそこまで『食』を極めた人が 考えさせられる『何食べ』って!」 新人トミタはこれから、 サイン本を受け取りにいくのを 口実に斉須さんのお話をもっと聞きたいと 深く、心に誓ったというわけでありました。 さて、1等及び2等のプレゼントの抽選は、 3月15日に行い、 「ほぼ日」紙上で発表いたします。 応募者が予想を上回り、多数になったので、 当選者を増やすことを検討中です。 「ジブリもので何か特典が作れないかなぁ」 と、darlingも考え始めたようです。 そちらもおたのしみにしてください。 特典にまつわる話も、まだまだつづきます。 それではっ! 商品について詳しくはこちら 商品の注文について詳しくはこちら
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2003-02-25-TUE
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