腰を据えて食べることを考える。
NHKのドキュメンタリー番組が、人々を動かした。

これからご注文を
考えている方に、たいせつなお知らせ。


今日、初めてこのページをご覧になった方
まずはここを読んでください。

スッッッゴイ特典が
ふえました!

応募者が予想を上回り、多数になったので、
当選者を増やすことが検討されてますと
お伝えしてきた内容が決まりました!!!

何度もお知らせしている
1等、2等の内容をまずはご確認ください!
こちらも若干ではありますが
グレードアップしました。

まず、ご購入された方から抽選で
1等 1組2名様を『コート・ドール』のディナーにご招待。
の人数が、2組4名様になりました!
(東京ですが、交通費とかは自前でお願いします)
  
2等 5名様には、『コート・ドール』が、
このためにつくった特製でお手製の
お菓子を詰めたボックス、です。

そして、
「ジブリもので何か特典が作れないかなぁ」
と、darlingがつぶやいた、新たな特典!
ジブリに打ち合わせにいったdarlingが
直接鈴木プロデューサーと相談して、
すばらしい特典を決めてきてくれましたっ!
ふたりで考え抜いて決めたそうです。
1等、2等に続き
特別賞を設けました。

さて、その特別賞とは、
買おうと思ってもどこでも買えない!
ジブリ関係者にのみ限定配布されている
月刊誌「熱風」の定期購読権

なのであります。
こちらをなんと、
3名様にプレゼントです!



どうですかっ!
どこにも売っていません!
発行済みの1号と2号とあわせて、
3号目から毎月届きます。


2500名に限定で配布されている雑誌です。
特集あり、読み切りあり。
「スタジオジブリの好奇心」が
いっぱいつまっているのです。

調子にのっているわけではないのですが、
締め切りも1日のばしちゃいます!
もう、決めました。
そうさせてください!


「もう少し考える時間をください」
「すぐに締め切らないでください」


購入お悩み期間延長を求めるメールが
ここ数日、ジワジワとやってきています。
その声になんとかお応えしたいと思い、
darling、乗組員一同、悩みに悩みました。
そして、ほんの少しだけですが、
締め切りを1日、正確には36時間延ばすことにしました!
3月11日24時までご注文を承ります。
まだまだお悩みの方、じっくりギリギリまで
考えてください!

この幸運を手に入れる方は、3月15日に
ほぼ日誌上で発表させていただきます。
どうぞお楽しみにっ!



うれしい悲鳴が
おき続けています

おかげさまで、「人間は何を食べてきたか」を、
予想をはるかに越えて、
たくさんの方にお求めいただいております。
ほぼ日乗組員一同、この広がりの大きさに
毎日、ほんとに目が丸くなってしまいます。

第一弾のうれしい悲鳴は、あっという間に、
確保していた在庫がなくなってしまったことでした。
その点は、みなさまをお待たせすることになって
申し訳ないのですが、3月14日発送予定で
非常識なほど大量に発注をかけたので
なんとかクリアできそうです。

次の悲鳴は、一部の読者の方からも、心配の声を
いただいているのですが、以前にもご紹介をした
『コート・ドール』の斉須政雄さん
書いていただいている
サインのレベルを超えた
『ほぼ日ブックス・調理場という戦場』への
直筆サイン
です。

新人トミタは毎日のように斉須さんのもとへ
本を持って、サインをお願いしているのですが、
日々、心の悲鳴が高まってきていたみたいです。
こんなにたくさんのサインをお願いして、
大きな負担をかけていないだろうか、と。
そんな表情を読み取ってか、
力強い言葉をかけていただいたそうです。

「大丈夫ですよ。
 お約束したことですから、
 ちゃんと最後までやりとげます。
 ただ、最初は、ぼくもそんなに
 たくさんあると思わなかったので、
 みなさんに違う言葉を書こうと思ってました。
 でも、そんなにたくさんはないので、
 同じものもあることは
 ちゃんと伝えてください。
 この言葉は、
 ぼくの体内から生まれてくるものが
 ほとんどですが、
 人の言葉や歌で、ぼくの心に
 深く残っているものも一部あります。
 量産をしはじめると、
 どこかでほころんでくる恐さがあるんですよ。
 そこはちゃんと気をつけないと。
 最後まで一つずつ、しっかり書きますよ。」

 
ということでした。
改めて気持ちを引き締めた
ぼくらであります。
この気持ちを1グラムたりとも減らさずに、
お約束しているスッッッッゴイ特典は、
しっかりお届けしますっ!


サインを読んで
感動し続けています!

斉須さんに書いていただいた
サインはまだまだホントにたくさんあります。
全部をご紹介しきれないのが、非常に
残念なのですが、ほぼ日乗組員の
心に刻まれているサインを
先日に引き続きご紹介しますね。


ほんとうは
叱られる人よりも
叱る人のほうが
悲しいよ。
斉須政雄

 
「気づかなければ、言うしかないんですよ。
 本当は言いたくないけれど、
 言わなければ、
 その人がここにいる意味がないじゃないですか。
 『怒られるくやしさよりも、
  自分のつたなさを考えなさい』って
 思ってます。
 意地悪をしているわけではないんです。
 意地悪と感じる人は、いる必要がないんですよ。
 その人が、望んでここに来ているんですから。
 最初はぼくもわからなかった。
 でも叱られることがどういうことかを知ったら、
 意味がわかってくるんです。
 そこに食らいついていくと、
 相手も心を許してくれる。
 気まずい思いをしたくなくて、叱らないと、
 相手が学べなくなってしまうんですよね。」

 
 

失敗から
学ぶのが
最短最良の道だ。
斉須政雄


「自分から出た身のサビを
 改良することで学ぶんです。
 誰かのあら探ししてるんじゃないんだし、
 身の回りのことでしょ。
 それがなんかいいんじゃないかなと思う。
 思い通りにならなかったことを紡ぎだして、
 『何でだったんだろう』ってところから、
 学んでいったことが自分の力になって
 結局は良かったんだ。
 フランスに行ってからは、言葉も
 1、2割ぐらいしかわからなかった。
 だから、失敗の繰り返し。
 相手は失敗していることを説明してくれるんだけど、
 でも、その中身がわからないから、
 また同じ失敗をしちゃたりして。
 すごく時間がかかったけど、
 時間がかかったがゆえに、
 身に付いたんじゃないかって思うんですよね。
 方法論とか、技術ではない、もっと内面的な、
 皮膚感覚のようなもの。
 分量とか手順とかはどこでも学べるわけですよ。
 そうじゃない、その土地にいかないと学べないことを、
 見に行って、意識以前の状態になるまで、
 体得をしてきたんです。」



かき卵を作る時、
泡立てて混ぜる加熱の途中
卵は3回身ぶるいをする
おののきやおびえとかを
打破した後にいいあんばいに固まる
何事かを覚える時も
きっとこんな感じかなあ。
斉須政雄


「最近、調理をしていて感じてたんです。
 卵はかき混ぜると1回ぎゅっと固まって、
 『できたかなぁ。』って思うと
 『クター』っとなるんです。
 これを繰り返して、3度目にようやく
 『ギュー』って固まるんですよ。
 これは、世の中に出たときのぼくと
 すごくダブるんです。
 卵にとっても未知の世界に行くんだろうから、
 すごく恐いんでしょうね。
 『タマゴさんがんばって!』って声をかけるんです。
 この3回目まで、待てなくて、
 生クリームとかを入れてしまう人がいるけれど、
 ぼくは入れません。
 だから卵のすっぴんの様子がよくわかる。
 異物を入れると、実は固まっても、
 固まっていなく思えたり、
 違うものになってしまう。
 『人間社会もそんな感じかなぁ』って思うんです。」

 

おくびょうが
社会とのクッション
大けがをせず
今にいます
斉須政雄

 
「『おくびょう』はぼくの、キーワードだね。
 これがあったから、大きなけがをしなかった。
 親が僕を産み落としたときに、
 体内に『おくびょうさ』を宿してくれたんだね。
 小さいころは、何をやっても埒があかなくてさ。
 『もう、恥ずかしくないのかい?』って、
 よく母親に言われたけど、
 『恥ずかしくないよ』って言ってた。
 おくびょうだから状況をよく見極めてから
 行動をしたんだよね。
 自信がないことは、何回も行ったり来たり逡巡してた。
 『おくびょう』はぼくの勇気だったんだ。
 弱虫じゃない。
 覚悟ができたらね、行くよ。
 ブルドーザーで。
 仕事のアイデアもそうだけど、
 一気呵成にいかないのよ。
 なんか、『ミクロの決死圏』みたいに、
 小さいとこで増殖していって、
 ある程度きてから、『ガンッ!』っていくんだ。」



これしかないのと、おもうか
これだけあれば、とおもうか
月日が経てば
差は歴ぜんとなります。
斉須政雄

 
「いつもぼやいている人は『これしかない』って
 思ってる。
 何も言わない人は『これだけあれば』って
 思ってる。
 ぼくがフランスに行った時は、
 ほんとに何にもなかった。
 最低賃金しかもらっていなかったけど、
 生きられたんだ。
 お金を稼ぎに行ったわけではないんですよ。
 この気持ちの違いが、10年経つと
 全然違う、大きな差が出るんですよね。
 ぼくはこれでやってきた。
 このよさもわかってるんです。」

 

共に働く若者の中に
遠いあの日の自分がいる
俺もこうだった
そう、こうやって生きてたって・・
調理場のそこかしこに
きょうとあの日が
二重映しで降っている。
斉須政雄

 
「これは、ぼくの毎日の心の有り様です。
 若い人たちと会っていると、
 そのしぐさにも、言動にも自分がいる。
 『昔こんなことやったなぁ。あれ俺だ』って
 1968年、18歳の自分が流れが止まって
 見えるんですよ。
 だから、『何十年やっている』とか
 『料理長をやっている』自分にはなれない。
 18歳の自分が、目の前にいるから、
 今、楽しくやっていけます。
 若い人に怒っている当事者は自分だけど、
 怒られている相手に対して、
 『俺も怒られているんだ』って疑似体験してるんです。
 彼らの中にいるのが、毎日のぼく。
 当時のいきがりとか、勘違いっていう熱がさめて、
 やっと、18歳の頃の自分になっているんです。
 今が青春です。」



斉須さんには、毎日、毎日、
本業『コート・ドール』での
真剣勝負を終えた後に、同じ勢いで、
サインを書いていただいています。

くり返しになるかもしれないのですが、
このプレゼント企画、
ほんとうにほんとうにやってよかったと、
ぼくらは思ってしまっています。


食べること意外にも
腰を据えて考えること、
まだまだたくさんあるみたいですね。
それではっ!

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ほぼ日だけのスッッッゴイ特典についてはこちら
※上記のとおり、特典が追加されています。

連動企画
「『人間は何を食べてきたか』は誰がみるのか?
あ、オレか。」

2003-03-07-FRI


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